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2013年1月14日発売

草風館

出版社名ヨミ:ソウフウカン

タマラカウ物語(上)巫女ディーグワン

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内容紹介
台東平原の西端、中央山脈の麓にある集落タマラカウは、戸数四十余のプユマ族の村である。思慮深く勇敢な指導者たちや、有能な女巫たちによって、村の平穏は長く保たれていた。しかし、原住民族を完全に掌握しようとする日本総督府の役人たちは、ある事件をきっかけに、彼らへの干渉を強めてくる。村の将来を担う指導者たちの苦悩と決断。台湾原住民文学初の長編歴史小説。2008年台湾文学賞受賞作品。
目次
台東平原/タオリウをつけた少年/パラクワンの警鐘/パラクワンの炉辺会議/阿水の憂慮/アヤワンの決定/マワルの恐怖治療/巫術の結界/三井少佐の報告/軍事演習計画/阿水の家の葬儀/遠征浄山隊/野営地/銃の盗難/銃を探す巫術/アワ収穫祭/台東庁の企み/クマと蜂蜜
著者略歴
巴代(パタイ patai)
パタイ(巴代)。1962年台東県卑南郷泰安村タマラカウ(大巴六九)生まれ。プユマ族。本名は林二郎。卑南国民中学卒業後、中正預校、陸軍官校で学び、職業軍人になる。教官を務めたのち、2006年退役。2002年「薑路」で原住民報導文学賞を、2008年『笛鸛』で台湾文学賞を受賞。また、巫術についての研究書や、集落に伝わる祭儀の記録も出版している。台湾原住民族文学ペンクラブ副会長。
魚住 悦子(ウオズミ エツコ uozumi etsuko)
1954年兵庫県相生市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士。現在、国際交流基金関西国際センター日本語教育専門員。訳書に『抗日霧社事件の歴史』、『植民地台湾の原住民と日本人警察官の家族たち』、『抗日霧社事件をめぐる人々』(以上、日本機関紙出版センター)、『台湾原住民文学選2故郷に生きる』、『同7海人・猟人』(草風館)ほかがある。
タイトルヨミ
カナ:タマラカウモノガタリジョウミコディーグワン
ローマ字:tamarakaumonogatarijoumikodiiguwan

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