近刊検索 デルタ

2019年3月31日発売

サンライズ出版

出版社名ヨミ:サンライズシュッパン

朝鮮通信使と彦根

記録に残る井伊家のおもてなし
別冊淡海文庫
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内容紹介
滋賀県の野洲で中山道と分かれて彦根に至る道は、朝鮮通信使一行が往来した道として、地元では今も「朝鮮人街道」の名で呼ばれている。けれど、「使行録」(朝鮮側の公式の旅行記録)に、くり返し彦根の地に対する称賛の言葉が記されていることは、あまり知られていない。行き届いた“おもてなし”の背景には、徳川将軍家光のブレーンとして朝鮮通信使の成功に向けて尽力した彦根藩主・井伊直孝による、こと細かな指示があった。初紹介の史料も駆使し、「陸路中の第一」と讃えられた彦根における日朝交流の具体像に迫る。
目次
第1章 彦根城と朝鮮人街道の一体的整備
1.幕府に交通政策としての彦根城築城
2.彦根周辺の交通網整備

第2章 朝鮮人街道の成立
1.全国の街道からみた朝鮮人街道
2.天下人の通る街道
3.将軍上洛道を組み込んだ彦根城
4.朝鮮人街道の成立と運用

第3章 朝鮮通信使をもてなした彦根
1.江戸へ向かう挑戦通信使
2.日朝外交の刷新に尽力した井伊直孝
3.通信使の彦根宿泊

第4章 通信使を迎えた彦根
1.彦根城下町に設けられた宿泊所
2.宿泊所の中核・宗安寺
3.街道整備と二つの茶屋

第5章 文華をこのむ地 彦根
1.詩作の交流
2.訳官洪喜男との交流 
著者略歴
野田 浩子(ノダ ヒロコ noda hiroko)
昭和45年(1970)京都市生まれ。 平成7年(1995)立命館大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了。同年より平成29年3月まで、彦根城博物館学芸員。 現在、立命館大学非常勤講師。 著書に、『井伊直政 家康筆頭家臣への軌跡』(戎光祥出版、2017年) 主要論文に、「大名殿席『溜詰』の基礎的考察」(『彦根城博物館研究紀要』12号、2001年)、「江戸幕府初期大老と井伊直孝の役割」(『立命館文学』605号、2008年)、「中世井伊氏系図の形成過程」(『日本歴史』831号、2017年)
タイトルヨミ
カナ:チョウセンツウシンシトヒコネ
ローマ字:chousentsuushinshitohikone

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