近刊検索 デルタ

2024年7月13日発売

サンライズ出版

出版社名ヨミ:サンライズシュッパン

明治の旧彦根藩士たち

近代化に尽力した人物史
淡海文庫
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内容紹介
彦根藩は戊辰戦争で「官軍」だった。しかし、明治の社会で果たして勝者らしい扱いを受けていたであろうか。藩政を転換して彦根藩を官軍へと導いたリーダーを始め、明治になってから学問を積み、各種の近代化に尽力した人物を紹介する。
明治維新から150年を過ぎた今、彼らが遺したものは社会の中に溶け込み、意識的に探さないと気がつかないものも多い。しかし、現代につながるインフラ(社会基盤)の数々は彼らによって整備されている。そのような先人の働きを知り、その思いを感じ取れる好著。
目次
はじめに
1 岡本 黄石  幕末の危機を乗り越えるも、漢詩人として生きた家老
2 谷 鉄臣   医者から至誠組のリーダー、藩庁のトップへ
3 武節 貫治(河手主水) 戊辰戦争での大隊長、女学校設立など彦根の発展に尽力
4 外村 省吾  至誠組から彦根学校(現彦根東高校)の開校へ
5 西村 捨三 直憲の近習から大阪府知事、平安神宮創建等数々の事業を推進
6 相馬 永胤  専修大学の創設と横浜正金銀行頭取、井伊直弼の銅像建設に奔走
7 増島 六一郎 英吉利法律学校(現中央大学)を創立、日本弁護士界の草分け
8 弘世 助三郎 彦根初の銀行設立の中核、そして日本生命の創設へ
9 中島 宗達  西洋医学・キリスト教を通じて彦根に欧米文化をもたらす

コラム
  彦根近代化のはじまり――洋学校を設立した鈴木 貫一
  井伊家と家政機関
  女学校での直弼流茶道伝授 ―宇津木 翼
あとがき
著者略歴
野田 浩子(ノダ ヒロコ noda hiroko)
1970年、京都市生まれ。 1995年、立命館大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了。 同年より2017年3月まで、彦根城博物館学芸員。 現在、立命館大学等で非常勤講師。 主な著書 『井伊直政 家康筆頭家臣への軌跡』(戎光祥出版、2017年)、『朝鮮通信使と彦根―記録に残る井伊家のおもてなし―』(サンライズ出版、2019年)、『家からみる江戸大名 井伊家―彦根藩―』(吉川弘文館、2023年)
井上 幸治(イノウエ コウジ inoue kouji)
1971年、京都市生まれ。 2000年、立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。 現在、佛教大学等で非常勤講師、京都市歴史資料館館員(会計年度任用職員) 主な編著書 『古代中世の文書管理と官人』(八木書店、2016年)、『孝明天皇奉祀奉賛会誌』(平安神宮、2017年)、『平安貴族の仕事と昇進―どこまで昇進できるのか―』(吉川弘文館、2023年)
タイトルヨミ
カナ:メイジノキュウヒコネハンシタチ
ローマ字:meijinokyuuhikonehanshitachi

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