近刊検索 デルタ

2022年9月7日発売

サンライズ出版

出版社名ヨミ:サンライズシュッパン

琵琶湖の森の40万年史

花粉が語るものがたり
琵琶湖博物館ブックレット
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
 樹種によって形が異なる花粉は、化石として地中に残されると、太古の植生の証言者となる。40万年余りほぼ同じ位置に存在する琵琶湖の湖底堆積物にふくまれる花粉化石の分析により、気候変動と人の営みによる植生のうつり変わりが明らかとなってきた。
 鎌倉時代以降、アカマツ林や草山が増加して現在よりも木が少なかった江戸時代、多くのカシ類が人々の暮らしを支えた縄文時代、およそ10万年周期で到来したロシア極東地域のような針葉樹林が広がる氷期など、琵琶湖周辺で見られた森の姿を紹介。
目次
はじめに
プロローグ 花粉が語る森のものがたり
1 森のものがたりを語る花粉化石
2 花粉化石を調べる
3 花粉の形
コラム にくまれる花粉・役に立つ花粉
びわ博展示の花粉を見にいこう

第1章 琵琶湖の森の100年史
1 花粉化石が語る100年前の森
2 森と人の100年史
3 描かれた森・記録された森
4 “人新世”の森と人
コラム 一本杉
100年前の森を歩く
びわ博展示の森を見にいこう①

第2章 琵琶湖の森の1万年史
1 琵琶湖の森と人の1万年史
2 縄文時代の森
3 縄文人の森の暮らし
4 弥生時代以降の森のうつり変わり
コラム 縄文のスギの巨木
1万年前の森を歩く
びわ博展示の森を見にいこう②

第3章 琵琶湖の森の40万年史
1 変動する気候と森
2 氷期の森
3 森とモンスーンと海
4 生き続けてきた日本の樹木たち
コラム 太古の森
40万年前の森を歩く
びわ博展示の森を見にいこう③

エピローグ 琵琶湖の森のいまとこれから
1 琵琶湖の森のいま
2 変わるいまの森とこれからの森
いまの森を歩く
びわ博展示の森を見にいこう④

おわりに.
著者略歴
林 竜馬(ハヤシ リョウマ hayashi ryouma)
滋賀県立琵琶湖博物館 専門学芸員 1981年生まれ。専門は古生態学。琵琶湖をはじめとした湖沼・陸上・海洋堆積物の花粉分析により、過去の気候変動や人間活動に対する森林生態系の応答を研究している。主な著書に『湖沼近過去調査法(共立出版)』(分担執筆)がある。
タイトルヨミ
カナ:ビワコノモリノヨンジュウマンネンシ
ローマ字:biwakonomorinoyonjuumannenshi

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
ハイリスク・ノーリターン
公安のスパイ、山口祐二郎とは何者か

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)
新着:ランダム(5日以内)

>> もっと見る

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。