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2015年4月10日発売

農林統計出版

出版社名ヨミ:ノウリントウケイシュッパン

ラオスの森はなぜ豊かにならないのか

地域情報の抽出と分析
農村計画学のフロンティア
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内容紹介
初心者でも理解できる平易な言葉で、ラオスの森林を例に、現地調査の手順を概略的に提示するとともに、調査から得た情報を統計解析する手法も解説する。そこから見えてくるものは、経済社会的に脆弱な途上国での持続性の喪失という現実、そして資源保護の限界だった。
目次
はじめに

第1章 出発準備-地域研究における情報
 1.地域情報
 2.事前に得られる情報と現場で得る情報

第2章 調査地に到着-調査対象地ラオス
 1.ラオスへの道のり
 2.ラオスの概要
  (1)成り立ち
  (2)地理 
 3.チャンパサーク県の概要
  (1)地理
  (2)産業

第3章 対象地を俯瞰する-生業と土地利用の関係
 1.生業に関する議論
  (1)生業の自立性
  (2)生業の持続可能性 
 2.チャンパサーク県における生業
  (1)市場にみられる生業
  (2)生業の地域間比較 
 3.土地利用変化
  (1)伝統的な土地利用
  (2)新たな土地利用変化

第4章 農村にて聞き取り調査を行う-土地利用制度はラオスの森をどう変えたのか
 1.ラオスの土地利用制度
  (1)焼畑抑制から土地利用規制へ
  (2)保護区による切り離し
  (3)商業林業の導入 
 2.制度による土地利用変化の構造

第5章 農村にて質問紙調査を行う-農村経済の変化はラオスの森をどう変えたのか
 1.農村経済をとらえる方法
  (1)貨幣経済と資源利用
  (2)分析の方法と枠組み
 2.質問紙調査からみえてきたもの 
  (1)チーク林の所有
  (2)チークの販売にみられる戦略
  (3)森林資源利用の実態 
 3.チーク林業地の拡大過程
 4.チーク林業の持続可能性
  (1)植林が生活を変える
  (2)チーク林業からの生業転換はあるのあ

第6章 統計モデルから広域の傾向をつかむ-土地利用権の移転は農村部の土地利用をどう変えたのか
 1.プランテーションの拡大と土地利用権移転
  (1)プランテーションの拡大
  (2)土地利用権の移転 
 2.面接調査
  (1)対象地
  (2)半構造化面接
  (3)調査項目 
 3.統計モデル
  (1)二項ロジットモデル
  (2)利用権移転モデルと土地利用変化モデル
  (3)分析の準備 
 4.分析結果
  (1)相続か売却かを決める要因 
  (2)収用か接収かを決める要因
  (3)土地利用を変化させる要因 
 5.土地利用権移転の規定要因からみる土地利用変化

第7章 結果をまとめる-地域情報の分析と処方箋

おわりに
解題
 何のために調査を行うか(青柳みどり・国立環境研究所)
 日本の原風景(西前出・京都大学)
著者略歴
農村計画学会( )
淺野 悟史(アサノ サトシ asano satoshi)
1985年生まれ,2013年度京都大学大学院地球環境学舎博士後期課程修了(地球環境学),2014年~京都大学大学院地球環境学堂研究員(現在)。2011~2013年度日本学術振興会特別研究員。
タイトルヨミ
カナ:ラオスノモリハナゼユタカニナラナイノカ
ローマ字:raosunomorihanazeyutakaninaranainoka

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