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定価:1,320円(1,200円+税)
判型:A5
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内容紹介
農村空間の評価に環境心理学的手法である評価グリッド法(レパートリー・グリッド発展手法)を適用するための入門者向け解説書。農村計画学に関連する用水路景観と揚水水車を評価対象とした研究成果・評価手法が具体的に提示されており、評価グリッド法を活用するための格好の入門書。
目次
序 章
1.農村空間を評価する意義
2.環境心理学的手法を用いた農村計画を行う意味
3.本書における評価手法へのアプローチ
第1章 農村空間評価に用いる基礎的知識
1.評価構造を構築するための定性調査(インタビュー調査)
(1)評価グリッド法
①概要
②評価項目の抽出とラダーリング
③農村空間評価への評価グリッド法の応用
(2)その他の評価構造抽出手法
①KJ法
②テキストマイニング
(3)KJ法やテキストマイニングと比較した評価グリッド法の特徴
(4)農村空間評価における評価構造の階層関係
2.評価構造間の関係の軽重を明らかにする定量調査(アンケート調査)
(1)質問項目の設定方法
(2)階層間の関係を解析する多変量解析
①重回帰分析
②パス解析
③構造方程式モデリング
(3)具体的な利用方法
3.実際の調査における留意点
(1)評価グリット法を用いたインタビュー調査における留意点
①謝礼について
②回答率(回答者数)向上について
③調査拒否に対する対応
④現地調査での被験者の特徴
(2)アンケート調査実施における留意点
①質問項目の決定
②個人の特定回避
③回答率向上策
第2章 評価グリッド法を用いた水路景観への選好性の評価構造の構築事例
1.研究目的と研究方法
(1)具体的な手順
2.農村の水路景観の評価構造
(1)写真Aを好ましいとした群(グループAE)の構造
(2)写真Bを好ましいとした群(グループBE)の構造
3.選好性評価を決定する要因
(1)アンケート調査の概要
(2)判断階層と評価階層の関係の定量的評価
4.農村の水路景観に対する選好性評価を決定する要因
(1)写真Aの評価構造
(2)写真Bの評価構造
5.得られた結果の解釈
(1)水路2景の評価構造の相違
(2)水路の択一判断に影響を与えた要素
(3)子供の頃水辺で遊んだ経験の有無が好ましさの評価に及ぼす影響
第3章 評価グリッド法を用いた揚水水車への選好性の評価構造の構築の事例
1.研究目的と研究方法
2.対象地区
3.調査の手順
(1)インタビュー調査
(2)アンケート調査
4.揚水水車の選好性評価の決定要因
(1)揚水水車の選好性評価の決定要因の定性的評価
(2)揚水水車の選好性評価の決定要因の定量的評価
①祐安地区住民の揚水水車の選好性評価の決定要因
②祐安地区と上林地区の比較を通した属性差の検討
5.まとめ
第4章 農村空間に対する選好性評価が保存活動への参加動機に及ぼす影響
1.農業施設の維持管理作業への参加を規定する要因について
(1)環境配慮行動を規定する要因
2.揚水水車に対する選好性評価の決定要因が保存活動への参加動機に及ぼす影響
(1)研究方法
①対象地区
②本研究での使用モデル
③アンケート調査の概要と質問項目
(2)結果
①選好性評価と心理プロセスの関連を考慮したグループ分け
②各グループの特徴
(3)考察
①保存活動への参加動機の決定要因
②揚水水車の活動への非農業者住民の参加促進策
終 章 評価グリッド法を農村計画で利用する利点
解 題 評価グリッド法を組み込んだ農村空間評価の意義と可能性(京都大学・星野敏)
1.農村空間を評価する意義
2.環境心理学的手法を用いた農村計画を行う意味
3.本書における評価手法へのアプローチ
第1章 農村空間評価に用いる基礎的知識
1.評価構造を構築するための定性調査(インタビュー調査)
(1)評価グリッド法
①概要
②評価項目の抽出とラダーリング
③農村空間評価への評価グリッド法の応用
(2)その他の評価構造抽出手法
①KJ法
②テキストマイニング
(3)KJ法やテキストマイニングと比較した評価グリッド法の特徴
(4)農村空間評価における評価構造の階層関係
2.評価構造間の関係の軽重を明らかにする定量調査(アンケート調査)
(1)質問項目の設定方法
(2)階層間の関係を解析する多変量解析
①重回帰分析
②パス解析
③構造方程式モデリング
(3)具体的な利用方法
3.実際の調査における留意点
(1)評価グリット法を用いたインタビュー調査における留意点
①謝礼について
②回答率(回答者数)向上について
③調査拒否に対する対応
④現地調査での被験者の特徴
(2)アンケート調査実施における留意点
①質問項目の決定
②個人の特定回避
③回答率向上策
第2章 評価グリッド法を用いた水路景観への選好性の評価構造の構築事例
1.研究目的と研究方法
(1)具体的な手順
2.農村の水路景観の評価構造
(1)写真Aを好ましいとした群(グループAE)の構造
(2)写真Bを好ましいとした群(グループBE)の構造
3.選好性評価を決定する要因
(1)アンケート調査の概要
(2)判断階層と評価階層の関係の定量的評価
4.農村の水路景観に対する選好性評価を決定する要因
(1)写真Aの評価構造
(2)写真Bの評価構造
5.得られた結果の解釈
(1)水路2景の評価構造の相違
(2)水路の択一判断に影響を与えた要素
(3)子供の頃水辺で遊んだ経験の有無が好ましさの評価に及ぼす影響
第3章 評価グリッド法を用いた揚水水車への選好性の評価構造の構築の事例
1.研究目的と研究方法
2.対象地区
3.調査の手順
(1)インタビュー調査
(2)アンケート調査
4.揚水水車の選好性評価の決定要因
(1)揚水水車の選好性評価の決定要因の定性的評価
(2)揚水水車の選好性評価の決定要因の定量的評価
①祐安地区住民の揚水水車の選好性評価の決定要因
②祐安地区と上林地区の比較を通した属性差の検討
5.まとめ
第4章 農村空間に対する選好性評価が保存活動への参加動機に及ぼす影響
1.農業施設の維持管理作業への参加を規定する要因について
(1)環境配慮行動を規定する要因
2.揚水水車に対する選好性評価の決定要因が保存活動への参加動機に及ぼす影響
(1)研究方法
①対象地区
②本研究での使用モデル
③アンケート調査の概要と質問項目
(2)結果
①選好性評価と心理プロセスの関連を考慮したグループ分け
②各グループの特徴
(3)考察
①保存活動への参加動機の決定要因
②揚水水車の活動への非農業者住民の参加促進策
終 章 評価グリッド法を農村計画で利用する利点
解 題 評価グリッド法を組み込んだ農村空間評価の意義と可能性(京都大学・星野敏)
著者略歴
農村計画学会(ノウソンケイカクガッカイ nousonkeikakugakkai)
廣瀬 裕一(ヒロセ ユウイチ hirose yuuichi)
農研機構農村工学研究所 主任研究員
1979年に兵庫県神戸市に生まれる。農学博士(東京農工大学)。2003年に岡山大学大学院自然科学研究科博士前期課程を修了し独立行政法人農業工学研究所に入所する。その後、2011年には農研機構農村工学研究所資源循環工学研究領域研究員、2012年には同主任研究員となり現在に至る。
タイトルヨミ
カナ:カンキョウシンリガクテキシュホウヲモチイタノウソンクウカンヒョウカ
ローマ字:kankyoushinrigakutekishuhouomochiitanousonkuukanhyouka
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