近刊検索 デルタ

2021年7月15日発売

クオン

出版社名ヨミ:クオン

完全版 土地

このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
智異山周辺で独立運動が新たな局面に入ろうとしている
吉祥の帰還で物語はどう動くのか

14巻 あらすじ
吉祥が出獄する直前、西姫は東学の流れを汲む運動の資金として新たな土地を提供した。智異山周辺での活動を再開した寛洙は官憲に居場所を知られる危険が生じ、釜山を離れる前に娘を連れてカンセの家に行く。
緒方次郎、柳仁実、趙燦夏の三人は晋州の崔参判家に吉祥を訪ねた足で、統営郊外の学校に行き、教師となった明姫に会う。悲惨な結婚生活からは逃れたものの、明姫は心の平穏を得られずもがいていた。
仁実と緒方は愛し合っていることを確信しながら、その関係に混乱するばかりだ。金持ちになったが親や本妻を粗末に扱う斗万に、父は意外な通告をする。日本で働いていたヤムはやつれきって平沙里に帰ってきた。
目次
第四部 第二篇 帰去来
 六章 誕生祝い
 七章 寂寥
 八章 母と子 
 九章 二人の女 
 十章 縁のない衆生
 十一章 洗濯場 
 十二章 生き残るには 

第四部 第三篇 明姫の砂漠
 一章 姉妹 
 二章 ヤムの帰郷
 三章 対面
 四章 興味深い人物
 五章 愛 
 六章 汚れなき愛国者 
 七章 父と娘
 八章 晋州への旅
 九章 儒者と農民、武士と商人
 十章 明姫の砂漠

第四部 第四篇 仁実の居場所
 一章 輝の葛藤
 二章 初夜

訳注 
訳者解説
著者略歴
朴景利(パク キョンニ paku kyonni)
1926年、慶尚南道統営市生まれ。 晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。 1955年に短編小説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で 『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受 賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。 1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、韓国現代文学における最も優れた作品の一つと評される。また「国民文学」として韓国で愛されてきたベストセラー小説でもある。 1994年に『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。晩年には環境問題に関心を深め、江原道原州の自宅菜園で有機栽培などしながら、意欲的に執筆を続けた。2008年没。享年81歳。
金正出(キム ジョンチュル kimu jonchuru)
監修:金正出 1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。 現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める。 訳書に『夢と挑戦』(彩流社)などがある。
吉川凪(ヨシカワ ナギ yoshikawa nagi)
翻訳:吉川凪 仁荷大学に留学、博士課程修了。文学博士。 著書『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ』、訳書『申庚林詩選集 ラクダに乗って』『都市は何によってできているのか』『酔うために飲むのではないからマッコリはゆっくり味わう』『アンダー、サンダー、テンダー』『となりのヨンヒさん』『広場』など。 キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。
タイトルヨミ
カナ:カンゼンバン トチ
ローマ字:kanzenban tochi

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
泣くな、わが子よ
ノーベル賞候補であり続ける文学者の代表作

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)
新着:ランダム(5日以内)

>> もっと見る

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。