近刊検索 デルタ

2021年2月4日発売

航思社

出版社名ヨミ:コウシシャ

NAM総括 運動の未来のために

運動の未来のために
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内容紹介
「資本と国家への対抗運動」は何に行き詰まったのか

20世紀最後の、そして21世紀最初の日本の社会運動体、
NAM(New Associationist Movement)。
思想家・柄谷行人が提唱し、
浅田彰、坂本龍一、小森陽一、岡﨑乾二郎、絓秀実など
著名な知識人や若者が多数参加した
「資本と国家への対抗運動」はなぜ、わずか2年半の短期間で解散したのか。
解散から20年、運動の最初期に加入して末期には組織中枢で実務を担当した著者が、
運動の「現場」の視角から総括、問題提起する。
新たな社会運動の礎となるために――。
目次
はじめに 

第Ⅰ章 過去と未来の間で
 1 NAM発起人、柄谷行人
 2 NAMの組織機構
 3 NAM解散時の批判への応答
 4 どういう形でNAM総括をすすめるか

第Ⅱ章 運動への模索と『批評空間』
 1 批評空間シンポジウムからアソシエ21関西設立集会まで
 2 スペースAKの創設と組織問題の原型
 3 NAM結成へ

第Ⅲ章 NAM結成
 1 どうNAMを構築するのか
 2 センター評議会の発足
 3 二〇〇〇年一二月二三日第二回全国集会まで
 4 第二回全国集会とセンター事務局の東京への移転

第Ⅳ章 NAM生成
 1 高瀬幸途事務局長時代
 2 株式会社批評空間の設立――NAMのプロジェクトのひな型

第Ⅴ章 市民通貨Q
 1 Qとは何か?
 2 QとNAM
 3 Q‐hiveの組織論的問題

第Ⅵ章 くじ引きによる代表選出
 1 第四回NAM全国集会
 2 NAMの改革
 3 Q会費、QでNAM内「労働」をどう評価していくか

第Ⅶ章 解散
 1 私のスタンス
 2 筆者吉永の経験
 3 NAM解散の時系列
 4 NAM解散直後
 5 プロジェクトとNAMとの関係性

第Ⅷ章 未完の抜本改革
 1 抜本的改革委員会
 2 NAMの理念の具体的な方向性
 3 NAMメディア

第Ⅸ章 NAM再考
 1 問題の所在
 2 階層系
 3 関心系とプロジェクト
 4 地域系
 5 事務局

補論 『トランスクリティーク』、その実践への転形
 1 『トランスクリティーク』および実践理性の困難
 2 もともと理解できないものとしての定言命法
 3 マクベス
 4 カントとサド
 5 実践主体への生成

おわりに
NAM関連年表
著者略歴
吉永 剛志(ヨシナガ タケシ yoshinaga takeshi)
吉永剛志(よしなが・たけし) 「使い捨て時代を考える会/安全農産供給センター」事務局。 元NAM関心系LETS連絡責任者・センター評議会実務案件議事進行。 1969年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。 論考に「日本唯一の楕円的な運動体」(『社会運動』414号)、 「高瀬幸途という“歴史”」(『大失敗』2号)など。
タイトルヨミ
カナ:ナムソウカツ
ローマ字:namusoukatsu

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