( )
定価:2,750円(2,500円+税)
判型:四六変形
書店在庫をチェック
内容紹介
「友よ、男に描けない素的な味わいとシャルムを持つタブローを作ろうではありませんか」
--
日本画を鏑木清方、洋画を梅原龍三郎に師事。姉で劇作家の長谷川時雨が創刊した、女による女のための雑誌『女人芸術』で注目されると、戦時下には単身従軍画家としてアジア各地へ赴き、戦後は本音で語るエッセイストとして活躍。そんな女性洋画家の先駈けとして知られる、長谷川春子の初期のみずみずしい随筆や画業を精選して収録する、没後初の選集。
著者が生前に刊行した著作9点より、『長谷川春子小画集』(1929)、『満洲国』(1935)、『戯画漫文』(1937)の初期3作に収録されたエッセイやイラスト、油彩のほか、単行本未収録作、単行本の装幀や新聞連載小説の挿画を収めました。従軍するまでの長谷川春子の仕事が、本書によって見渡せます。カラー図版16頁。
2022年8月27日にNHKで放送された「ETV特集 女たちの戦争画」では、本書に収録した図版も多数紹介されました。
--
日本画を鏑木清方、洋画を梅原龍三郎に師事。姉で劇作家の長谷川時雨が創刊した、女による女のための雑誌『女人芸術』で注目されると、戦時下には単身従軍画家としてアジア各地へ赴き、戦後は本音で語るエッセイストとして活躍。そんな女性洋画家の先駈けとして知られる、長谷川春子の初期のみずみずしい随筆や画業を精選して収録する、没後初の選集。
著者が生前に刊行した著作9点より、『長谷川春子小画集』(1929)、『満洲国』(1935)、『戯画漫文』(1937)の初期3作に収録されたエッセイやイラスト、油彩のほか、単行本未収録作、単行本の装幀や新聞連載小説の挿画を収めました。従軍するまでの長谷川春子の仕事が、本書によって見渡せます。カラー図版16頁。
2022年8月27日にNHKで放送された「ETV特集 女たちの戦争画」では、本書に収録した図版も多数紹介されました。
目次
---
1、戯画漫文
---
時雨女史と私
華くらべ女作家
――長谷川時雨、今井邦子、吉屋信子、岡田禎子、
林芙美子、平林たい子、宇野千代、阿部ツヤ子
文人六景
――内田百閒、室生犀星、芹沢光治良、
柳澤健、廣津和郎、川端康成
当代人気帖
――川端康成、水の江ターキー、夏川静江、
梅原龍三郎、関屋敏子、阿部眞之助
人気者八佳選
――ピストン堀口、原信子、竹久千恵子、エノケン、
藤山一郎、飯田蝶子、岡譲二、水谷八重子
秋天七つ星
――武田麟太郎、林房雄、片岡鉄兵、尾崎士郎、
矢田津世子、窪川稲子、丹羽文雄
---
2、はるこや、はるこや
---
食べるは楽し
淡路の米
台所
残月
鏡が少なすぎる
体は国の手形也
貯蔵
はるこや、はるこや
---
3、サボワ閑日帖
---
船室より
アウ・ルヴオア・巴里
個展
八重桃の花、エッフェル塔
サボワ閑日帖
巴里画商風景
寒中のシベリヤ
---
4、東京の一片
---
浮世画展覧会評
人物画
七彩会のこと
絵の具皿――その三枚
夜泊とりどり
秋影舗道ニ来ル
東京人の新大阪見物
東京の一片
ヘレニズムの微風
解説にかえて――長谷川春子の「花下遊楽」
1、戯画漫文
---
時雨女史と私
華くらべ女作家
――長谷川時雨、今井邦子、吉屋信子、岡田禎子、
林芙美子、平林たい子、宇野千代、阿部ツヤ子
文人六景
――内田百閒、室生犀星、芹沢光治良、
柳澤健、廣津和郎、川端康成
当代人気帖
――川端康成、水の江ターキー、夏川静江、
梅原龍三郎、関屋敏子、阿部眞之助
人気者八佳選
――ピストン堀口、原信子、竹久千恵子、エノケン、
藤山一郎、飯田蝶子、岡譲二、水谷八重子
秋天七つ星
――武田麟太郎、林房雄、片岡鉄兵、尾崎士郎、
矢田津世子、窪川稲子、丹羽文雄
---
2、はるこや、はるこや
---
食べるは楽し
淡路の米
台所
残月
鏡が少なすぎる
体は国の手形也
貯蔵
はるこや、はるこや
---
3、サボワ閑日帖
---
船室より
アウ・ルヴオア・巴里
個展
八重桃の花、エッフェル塔
サボワ閑日帖
巴里画商風景
寒中のシベリヤ
---
4、東京の一片
---
浮世画展覧会評
人物画
七彩会のこと
絵の具皿――その三枚
夜泊とりどり
秋影舗道ニ来ル
東京人の新大阪見物
東京の一片
ヘレニズムの微風
解説にかえて――長谷川春子の「花下遊楽」
著者略歴
長谷川 春子(ハセガワ ハルコ hasegawa haruko)
1895年、東京に生まれ、1967年、東京に没する。洋画家、文筆家。
長姉で劇作家の長谷川時雨の勧めで画家を志し、鏑木清方、梅原龍三郎に師事する。1929年~31年、フランスに遊学。帰国後、満洲事変を契機に画家として従軍。戦後はエッセイスト、挿画家、装幀家としても多くの仕事を残した。
画集に、『長谷川春子小画集』(女人芸術社、1929)、エッセイ集に、『満洲国』(三笠書房、1935)、『戯画漫文』(昭森社、1937)、『北支蒙彊戦線』(暁書房、1939)、『南の処女地』(興亜日本社、1940)、
『東亜ところどころ』(室戸書房、1943)、『大ぶろしき』(大日本雄弁会講談社、1955)、『ニッポンじじい愛すべき』(生活社、1955)、『恐妻塚縁起』(学風書院、1956)がある。
タイトルヨミ
カナ:オドルオンナトヤエモモノハナ
ローマ字:odoruonnatoyaemomonohana
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
もうすぐ発売(1週間以内)
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。