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定価:1,980円(1,800円+税)
判型:四六
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内容紹介
「スピリチュアル学」や「スピリチュアリティ」の探求が、理論的にも実践的にも本格化し個性化していく今、「医療」と「健康」さらに「生き方」を10人の論者が提議する。
目次
はじめに──「講座スピリチュアル学」と「スピリチュアリティと医療・健康」 鎌田東二
序 章 統合医療から見た医療・健康とスピリチュアリティ 山本竜隆
──地域医療と養生医療の現場から
一 はじめに
二 統合医療とは2
三 田舎・農村地域における統合医療のかたち
四 統合医療とスピリチュアリティ
五 統合医療と自然
六 最後に
第一部 医療とスピリチュアリティ
からだとスピリチュアリティ──終末期医療と気功実践から 帯津良一
一 はじめに
二 場と階層の原理
三 ホメオパシー
四 医療とは本来ホリスティックなもの
五 養生とは
六 養生のダンディズム
七 最後の晩餐
八 気功
九 おわりに──生と死の統合
代替医療から見たスピリチュアリティ 上野圭一
ビート文学に呼ばれて
AMERIKAのなかのAMERICA
エゴではなくエコを
外辺医療から代替医療へ
ホリスティックヘルスからホリスティック医学へ
『スワノセ・第四世界』
おわりに
アントロポゾフィー医学がとらえたスピリチュアリティ 浦尾弥須子
一 アントロポゾフィー医学とは何か
二 人間とは何か、病気とは?
三 アントロポゾフィーおよびアントロポゾフィー医学の人間観
四 アントロポゾフィー医学の実践
看取りとスピリチュアリティ 大井 玄
はじめに
お迎え現象
目に見えぬ者についての判断
つながりの感覚
主観的判断は自由である
神仏や霊的存在を実感する
記述民族学(ethnography)の見出す事実
見えぬものをイメージする
脳は「世界」を創る
事実は求め方と観測方法により決まる
結び
変わる人生・社会・ケア──研究実験国家日本の挑戦 長谷川敏彦
一 変わる病気の意味
二 変わる社会の型
三 変わる人生の過程
四 変わる人生観、死生観
五 変わる病気の型
六 変わるケアそして医療
七 変わる日本そして世界
第二部 こころとたましいの健康にむけて
喪失のもの語りとスピリチュアリティ やまだようこ
一 息することと生きること──スピリットとは
二 こころと身体
三 もの語り(ナラティヴ)とは
四 喪失のもの語り
五 死別と喪の作業──死の受容と回復の段階説
六 「回復もの語り」と「克服もの語り」
七 「死者と共に生きるもの語り」
八 死とスピリチュアリティ
九 喪失のもの語りとスピリチュアルケア
「魂」の心理臨床 黒木賢一
一 はじめに
二 事例からみる「魂の危機」
三 魂の危機の見立て195
四 自我と自己の折衝
五 セラピストとクライエントの気(=情報)の交流
五 おわりに
緩和医療と「心の治癒力」 黒丸尊治
一 苦痛症状に寄り添う
二 痛みと心の治癒力
三 代替療法が癒しをもたらすのか?
四 予想に反して長生きする患者さん
五 あきらめたくないという思いを大切にする
六 患者さんの思いに寄り添う
七 死から目をそらすのもスピリチュアルケア
終 章スピリチュアリティと日本人のいのち観 鎌田東二
はじめに──医学と仏教、あるいは医師と僧侶
一 「いのち」と「むすひ」──『万葉集』と『古事記』を通して生と死の神話知を考える
二 「いのち」と健康──出雲の力といのち
三 「いのち」の目覚め
おわりに
序 章 統合医療から見た医療・健康とスピリチュアリティ 山本竜隆
──地域医療と養生医療の現場から
一 はじめに
二 統合医療とは2
三 田舎・農村地域における統合医療のかたち
四 統合医療とスピリチュアリティ
五 統合医療と自然
六 最後に
第一部 医療とスピリチュアリティ
からだとスピリチュアリティ──終末期医療と気功実践から 帯津良一
一 はじめに
二 場と階層の原理
三 ホメオパシー
四 医療とは本来ホリスティックなもの
五 養生とは
六 養生のダンディズム
七 最後の晩餐
八 気功
九 おわりに──生と死の統合
代替医療から見たスピリチュアリティ 上野圭一
ビート文学に呼ばれて
AMERIKAのなかのAMERICA
エゴではなくエコを
外辺医療から代替医療へ
ホリスティックヘルスからホリスティック医学へ
『スワノセ・第四世界』
おわりに
アントロポゾフィー医学がとらえたスピリチュアリティ 浦尾弥須子
一 アントロポゾフィー医学とは何か
二 人間とは何か、病気とは?
三 アントロポゾフィーおよびアントロポゾフィー医学の人間観
四 アントロポゾフィー医学の実践
看取りとスピリチュアリティ 大井 玄
はじめに
お迎え現象
目に見えぬ者についての判断
つながりの感覚
主観的判断は自由である
神仏や霊的存在を実感する
記述民族学(ethnography)の見出す事実
見えぬものをイメージする
脳は「世界」を創る
事実は求め方と観測方法により決まる
結び
変わる人生・社会・ケア──研究実験国家日本の挑戦 長谷川敏彦
一 変わる病気の意味
二 変わる社会の型
三 変わる人生の過程
四 変わる人生観、死生観
五 変わる病気の型
六 変わるケアそして医療
七 変わる日本そして世界
第二部 こころとたましいの健康にむけて
喪失のもの語りとスピリチュアリティ やまだようこ
一 息することと生きること──スピリットとは
二 こころと身体
三 もの語り(ナラティヴ)とは
四 喪失のもの語り
五 死別と喪の作業──死の受容と回復の段階説
六 「回復もの語り」と「克服もの語り」
七 「死者と共に生きるもの語り」
八 死とスピリチュアリティ
九 喪失のもの語りとスピリチュアルケア
「魂」の心理臨床 黒木賢一
一 はじめに
二 事例からみる「魂の危機」
三 魂の危機の見立て195
四 自我と自己の折衝
五 セラピストとクライエントの気(=情報)の交流
五 おわりに
緩和医療と「心の治癒力」 黒丸尊治
一 苦痛症状に寄り添う
二 痛みと心の治癒力
三 代替療法が癒しをもたらすのか?
四 予想に反して長生きする患者さん
五 あきらめたくないという思いを大切にする
六 患者さんの思いに寄り添う
七 死から目をそらすのもスピリチュアルケア
終 章スピリチュアリティと日本人のいのち観 鎌田東二
はじめに──医学と仏教、あるいは医師と僧侶
一 「いのち」と「むすひ」──『万葉集』と『古事記』を通して生と死の神話知を考える
二 「いのち」と健康──出雲の力といのち
三 「いのち」の目覚め
おわりに
著者略歴
鎌田 東二(カマタ トウジ kamata touji)
1951年徳島県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学大学院医歯学総合研究科博士課程単位取得退学。現在、京都大学こころの未来研究センター教授。宗教哲学・民俗学・日本思想史・比較文明学などを幅広く研究。文学博士。フリーランス神主、神道ソングライター。NPO法人東京自由大学理事長。『翁童論』四部作、『神界のフィールドワーク』、『宗教と霊性』、『神と仏の出逢う国』、『聖地感覚』、『霊性の文学』、『超訳古事記』、『古事記ワンダーランド』など、著書多数。
山本 竜隆(ヤマモト タツタカ yamamoto tatsutaka)
1966年、神奈川県生まれ。医師・医学博士。朝霧高原診療所院長・富士山静養園園主。聖マリアンナ医科大学、昭和大学医学部大学院卒業。アリゾナ大学医学部統合医療プログラムAssociate Fellow(2000年〜2002年)修了。統合医療ビレッジグループ総院長、中伊豆温泉病院内科医長、(株)小糸製作所静岡工場診療所所長・産業医などを経て現職。日本人間ドック学会認定専門医、日本統合医療学会指導医、日本ホリスティック医学協会理事、日本東洋医学会認定専門医など。
帯津 良一(オビツ リョウイチ obitsu ryouichi)
1936年、埼玉県生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部第三外科、都立駒込病院外科医長などを経て、帯津三敬病院を開設し院長となる。現在は名誉院長。西洋医学に中医学やホメオパシー療法などの代替療法を取り入れ、ホリスティック医学の確立を目指している。医学博士。日本ホリスティック医学協会会長。日本ホメオパシー医学会理事長、帯津良一「場」の養生塾塾頭。著書に『生きる勇気、死ぬ元気』(共著)、『養生という生き方』『ホリスティック養生訓』『60歳からの「攻めの養生」』など多数。
上野 圭一(ウエノ ケイイチ ueno keiichi)
1941年兵庫県宝塚市生まれ。幼児期を旧満州(中国東北部)で過ごす。早稲田大学文学部卒、東京医療専門学校卒。翻訳家。癒しと憩いのライブラリー館長。日本ホリスティック医学協会副会長。訳書に『癒す心、治る力』『ワイル博士のナチュラル・メディスン』『人生は廻る輪のように』『森の旅人』『いのちの輝き」など。著書に『ナチュラル・ハイ』『ヒーリング・ボディ』『補完代替医療入門』『代替医療』『わたしが治る12の力』『スローメディスン』など。
浦尾 弥須子(ウラオ ヤスコ urao yasuko)
東京生まれ。東京女子医科大学卒業後、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科教室に入局。済生会神奈川県病院耳鼻咽喉科部長を経て2006年から09年までドイツ、スイスでアントロポゾフィー医学を学ぶ。帰国後、川崎市立井田病院を経て、現在、日本鋼管病院・こうかんクリニック耳鼻咽喉科部長。慶應義塾大学耳鼻咽喉科非常勤講師。耳鼻咽喉科の中で頭頸部外科、耳鼻咽喉科心身症を専門とする。医学博士。共訳に『内なる治癒力』、共著に『医療心理の為の心身医学』、監修に『ベーシックテキスト補巻・代替医療』等。
大井 玄(オオイ ゲン ooi gen)
1935年生まれ。東京大学医学部卒。77年ハーバード大学公衆衛生大学院修了。東京大学名誉教授。医学博士。79年から長野県佐久市の「認知症老人・寝たきり老人」の宅診に関わるようになる。その後国立環境研究所所長を経て、現在は東京都立松沢病院と桜新町アーバンクリニック非常勤医。著書に『人間の往生』『終末期医療』『痴呆の哲学─ぼけるのが怖い人のために』『「痴呆老人」は何を見ているか』『病から詩がうまれる─看取り医がみた幸せと悲哀』『環境世界と自己の系譜』『いのちをもてなす』など多数。
長谷川 敏彦(ハセガワ トシヒコ hasegawa toshihiko)
1948年山口県生まれ。大阪大学医学部卒。ハーバード大学公衆衛生大学院修士課程卒業。米国ウィスコンシン州ミルウォーキー市聖ヨセフ病院外科レジデント、滋賀医科大学外科助手、厚生労働省老人保健課課長補佐、国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長、国立保健医療科学院政策科学部長、日本医科大学医療管理学主任教授等を経て、現在、文部科学省科学技術・学術政策研究所客員研究官。監修に『病院経営戦略』『医療安全管理事典』など。
やまだ ようこ(ヤマダ ヨウコ yamada youko)
岐阜市生まれ。名古屋大学文学部哲学科心理学専攻卒、同大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程退学。愛知淑徳大学教授、京都大学大学院教育学研究科教授などを歴任。教育学博士。京都大学名誉教授。立命館大学特別招聘教授。専門は、生涯発達心理学、ナラティヴ心理学など。現在『やまだようこ著作集』刊行中。既刊は、第1巻『ことばの前のことば─うたうコミュニケーション』、第8巻『喪失の語り─生成のライフストーリー』、第10巻『世代をむすぶ─生成と継承』。
黒木 賢一(クロキ ケンイチ kuroki kenichi)
1951年兵庫県生まれ。桃山学院大学社会学部卒業。カリフォルニア州立大学ヘイワード校大学院教育心理学専攻修士課程(M.S. in Counseling)修了。帰国後、大阪の高石クリニック(心理士)、芦屋心療オフィス(所長)を歴任。現在、大阪経済大学人間科学部教授。臨床心理士。専門は、心理臨床学(治療論,心身論)。著書に『〈気〉の心理臨床入門』、『心理臨床におけるからだ─心身一如からの視座』『日本の心理療法─その特質と実際』(共著)など。
黒丸 尊治(クロマル タカハル kuromaru takaharu)
1959年東京都生まれ。87年信州大学医学部卒。洛和会音羽病院心療内科等を経て、2002年11月より彦根市立病院緩和ケア科部長となり現在に至る。「希望」が持てる緩和医療をモットーに日々の臨床に取り組む一方、一般のがん患者を対象とした「がんストレス外来」も行っている。日本死の臨床研究会世話人、日本サイコオンコロジー学会代議員。著書に『緩和医療と心の治癒力』『心の治癒力をうまく引きだす』『がんばらず、あきらめないがんの緩和医療』などがある。
タイトルヨミ
カナ:コウザ スピリチュアルガク ダイニカン スピリチュアリティ ト イリョウ ケンコウ
ローマ字:kouza supirichuarugaku dainikan supirichuariti to iryou kenkou
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鎌田 東二 最近の著作
山本 竜隆 最近の著作
帯津 良一 最近の著作
上野 圭一 最近の著作
長谷川 敏彦 最近の著作
やまだ ようこ 最近の著作
黒木 賢一 最近の著作
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