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2017年4月24日発売

えにし書房

出版社名ヨミ:エニシショボウ

ホロコーストに教訓はあるか

ホロコースト研究の軌跡
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内容紹介
ホロコースト研究に草創期から携わった第一人者ならではの、精確にして誠実な最新のホロコースト研究史。
歴史から得られる「教訓」があるのかという根源的な問いをベースに、ハンナ・アーレントの著作、「アンネの日記」から最近に至る多くの映画や文学作品にも言及し、ホロコーストを多様な視点から取り上げ、これまでの膨大な研究の発展の成果を丁寧に辿り、課題を概観するとともに「ホロコーストの教訓」の濫用の危険を訴える。
研究史としてすぐれて貴重な資料であるばかりでなく、「真っ直ぐに正すこと」という歴史学者としての真摯な姿勢を貫き、気の遠くなる基礎調査を積み重ねてきた著者による直言を含む本書は、歴史を学ぶ者全てにとって一つの指針を示すものである。
目次
序 言 マーガレット・マクミラン
第1章 一般向けの教訓と個人としての教訓 
第2章 歴史の教訓 
第3章 初期の教訓 
第4章 ユダヤ人の教訓 
第5章 イスラエルの教訓 
第6章 普遍的な教訓 
第7章 ホロコーストの教訓
著者略歴
マイケル・R・マラス(マイケル アール マラス maikeru aaru marasu)
1941年2月3日生まれのカナダ出身の歴史学者。ホロコースト、近代ヨーロッパ史(主にフランス史)及びユダヤ史、国際人道法を研究する。トロント大学卒業後、カリフォルニア大学バークレー校で学び1964年にMA、1968年にPhDを取得。2005年にはトロント大学で法学のMA取得。トロント大学歴史学部教授、学部長を務める。その間、パリでの調査研究を行い、さらにオックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ、ヘブライ大学エルサレム校、ケープタウン大学等で研究員となる。アメリカ、ヨーロッパ、イスラエル等世界各地で行われたホロコーストに関する数々の国際会議や調査研究に参加。トロント大学ホロコースト研究チャンセラー・ローズ・アンド・レイ・ウルフ講座教授。 1981年に発表したロバート・パクストンとの共著Vichy France and the Jewsをはじめ、8冊の著書がある。The Holocaust in Historyは邦訳がある(『ホロコーストー歴史的考察』長田浩彰訳、時事通信社、1996年)。
真壁 広道(マカベ ヒロミチ makabe hiromichi)
1957年生まれ。1981年一橋大学社会学部卒業。翻訳者。 訳書:マーガレット・マクミラン『第一次世界大戦ー平和に終止符を打った戦争』(滝田賢治監修、えにし書房、2016年)、同『誘惑する歴史ー誤用・濫用・利用の実例』(えにし書房、2014年)、A.J.P.テイラー『トラブルメイカーズーイギリス外交史に反対した人々』(法政大学出版局、2002年)他。
タイトルヨミ
カナ:ホロコーストニキョウクンハアルカ
ローマ字:horokoosutonikyoukunhaaruka

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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