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2020年4月28日発売

苦楽堂

芝居小屋戦記

神戸三宮シアター・エートーの奇跡と軌跡
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内容紹介
その名の由来は1980年代の大阪芸大、劇団☆新感線と南河内万歳一座を生んだ伝説のプレハブ建屋「A棟」。支配人は大阪芸大OGにして千葉真一直系のアクション女優兼理事長夫人。こけら落としはつかこうへい「熱海殺人事件 売春捜査官」。小さいけれど設備は豪華。本物の檜舞台、宙づり演出可能な天井高、シャワー完備の広い楽屋、舞台と同じ広さの練習スタジオ、高級クルーザー用の椅子を使った観客席。路地裏50坪のコインパーキングを潰して生まれた奇跡の純民間劇場は、何人もの地元演劇人を正社員として雇用し、コロナ禍で劇場受難のこの時代に笑顔で立ち向かう。なぜそんなことが可能なのか? この劇場の芸術監督=読売文学賞受賞の脚本家が描く勇気の記録。
目次
芝居小屋戦記──目次
●はじめに
●第1章 可能性のない街で──「自前で劇場を建てて、それを運営していくんです」
東京から地元に戻った日
奇跡を呼ぶ白フンドシ──「そんな話、この世にあるか」
提案書という名の陳情書
●第2章 劇場のハードウエア──ほんものの檜舞台のつくり方
シャワー完備のありえない楽屋
50坪弱の狭小地を活かす
天井をなぜここまで高くしたのか
客席は客船のように
機材のことなど何もわからなかった
専門外のコーディネーター
やらなくていいことまでやっています
●第3章 劇場のソフトウエア──自主興行とおカネの話
貸館で稼ぐだけで楽しいか?
立ち上げ時に4本の自主プロデュース興行
炎上コメディから落語会まで
そして村上事務長、ドローン講師になる
公営ハコモノのエラそうな人々
実際のおカネで見る「芝居のバランスシート」
利用者を「もてなす」劇場でありたい
はじめてオーナーに訊いてみる
 人生の博打を打つ人
 「朝日ホールを売ってくれ」
 年間経費2400万円
 みんな「どうしたらいいんですか」って訊いてくる
 ファミリーがすこやかに過ごすために
●第4章 劇場のトラブルシュート──毎日何かの事件は起きる
ほうきとチリトリ──スタッフの雇い方
少人数熱中症寸前行列整理
遭難続出の駅前ダンジョン
演劇人よりフリーダムな方々
「落語は自分の好きな場所で観るもんや」
ナグリ事件──善意が裏目に出る時
砂漠に水を撒く
本番直前の中止命令──少女たちが教えてくれたこと
●第5章 目の前の可能性──「もしかしたら自分もここで」
父たちの街への嫉妬
神戸の不動産屋さんに訊いてみる
 東急ハンズと山に歩いて行ける街
 今、家賃がめちゃ安くなってる
 神戸は「騒ぎ」が起こらない
 変なもんは路地にしかない!
雑居ビルオーナー(の息子さん)に訊いてみる
 頑張るの嫌なんですよ
 作為じゃなく、目の前の何かを
●おわりに
●関連年表
●索引
著者略歴
菱田信也(ヒシダシンヤ hishidashinya)
1966(昭和41)年、神戸市生まれ。劇作家・脚本家・演出家。神戸三宮シアター・エートー芸術監督。劇場付属劇団「hishidas」「Jr.ミュージカル劇団 ミュージェルKobe」主宰。よしもとライターズアカデミーウエスト総合学科長。主なテレビドラマ脚本作品に「再生の町」(NHK、2009)、「ジウ〜警視庁特殊班捜査係」(誉田哲也原作、テレビ朝日、2011)ほか。2001(平成13)年、戯曲『いつも煙が目にしみる』で第1回近松門左衛門賞優秀賞受賞。2006(平成18)年、戯曲『パウダア〜おしろい〜』で、第57回読売文学賞(戯曲シナリオ部門)受賞。2019(令和元)年、神戸市文化奨励賞受賞。著作に『再生の町』(TAC出版、2010)、『震災脚本家 菱田シンヤ』(エピック、2015)。
タイトルヨミ
カナ:シバイゴヤセンキ
ローマ字:shibaigoyasenki

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苦楽堂の既刊から
菱田信也/著
神戸新聞「次の本へ」取材班/著
久禮亮太/著
本日のピックアップ
シーエムシー出版:杉山成 
大蔵財務協会:樫田明 増尾裕之 
みすず書房:ロラン・バルト 三好郁朗 
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