近刊検索 デルタ

2021年12月27日発売

小鳥遊書房

出版社名ヨミ:タカナシショボウ

いかに終わるか 山野浩一発掘小説集

山野浩一発掘小説集
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内容紹介
単行本未収録の
「死滅世代」「都市は滅亡せず」「嫌悪の公式」はじめ、
思弁小説(スペキュラティヴ・フィクション)を提唱し、
普及させた第一人者による
反−未来思考
解説=岡和田晃
目次
【収録作品】
1 「死滅世代」と一九七〇年代の単行本未収録作
死滅世代/都市は滅亡せず/自殺の翌日/数学SF夢は全たくひらかない/丘の上の白い大きな家/グッドモーニング!/宇宙を飛んでいる/子供の頃ぼくは狼をみていた/廃線/
2 一九六〇年代の単行本未収録作
ブルー・トレイン/麦畑のみえるハイウェイ/ギターと宇宙船/箱の中のX 四百字のX-1/X塔 四百字のX-2/同窓会X 四百字のX-3/
3 21世紀の画家M・C・エッシャーのふしぎ世界
階段の檻/端のない河/鳩に飼われた日/箱の訪問者/船室での進化論の実験/不毛の恋/氷のビルディング/戦場からの電話/など全21編
4 未発表小説、および「地獄八景」
嫌悪の公式/地獄八景

解説=岡和田晃
著者略歴
山野 浩一(ヤマノ コウイチ yamano kouichi)
山野浩一(やまの・こういち) 1939年大阪生まれ。関西学院大学在学中の1960年に映画『△デルタ』を監督。1964年に寺山修司の勧めで書いた戯曲「受付の靴下」と小説「X電車で行こう」で作家デビ ュー。「日本読書新聞」や「読書人」のSF時評をはじめ、ジャンルの垣根を超えた犀利な批評活動で戦後文化史を牽引した。1970年に「NW―SF」誌を立ち上げ、日本にニューウェーヴSFを本格的に紹介。1978年からサンリオSF文庫の監修をつとめ、SFと世界文学を融合させた。血統主義の競馬評論家、『戦え、オスパー!』原作者としても著名。著書に『X電車で行こう』(新書館)、『鳥はいまどこを飛ぶか』(早川書房)、『殺人者の空』(仮面社)、『ザ・クライム』(冬樹社)、『花と機械とゲシタルト』、『レヴォリューション』(以上、NW―SF社)、『山野浩一傑作選』(全二巻、創元SF文庫)ほか。2017年逝去。没後、第38回日本SF大賞功績賞を受けた。
岡和田 晃(オカワダ アキラ okawada akira)
岡和田晃(おかわだ・あきら) 1981年年北海道生まれ。文芸評論家、ゲームデザイナー、現代詩作家、「ナイトランド・クォータリー」編集長、「SF Prologue Wave」編集委員。東海大学講師。大久保そりや論で山野浩一氏に認められる。著書に『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』、『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷 SF・幻想文学・ゲーム論集』、『再着装の記憶 〈エクリプス・フェイズ〉アンソロジー』(編著)(以上、アトリエサード)、『山野浩一全時評(仮題)』(編著、東京創元社近刊)ほか著訳書多数。「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」で「山野浩一とその時代」を連載中。第5回日本SF評論賞優秀賞、第50回北海道新聞文学賞創作・評論部門佳作、2019年度茨城文学賞詩部門受賞、2021年度潮流詩派年間最優秀評論賞受賞。
タイトルヨミ
カナ:イカニオワルカ
ローマ字:ikaniowaruka

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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