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2022年3月30日発売

小鳥遊書房

出版社名ヨミ:タカナシショボウ

〈言語社会〉を想像する

一橋大学言語社会研究科25年の歩み
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内容紹介
くにたちの森の片隅で人文学を!
社会科学の総合大学である一橋大学で唯一、人文学の教育と研究の拠点として1996年に設立された言語社会研究科、通称「言社研(ゲンシャケン)」の25年の歴史が一冊に凝縮。
人文学の教育・研究が逆境にさらされる現在こそ、言語、文学、音楽、美術、映像、思想などを通して、人文学的想像力を養うために。世界を記述し、そして自身を知るために。研究室の扉はみなさんに開かれています!
目次
はじめに—くにたちの森の片隅で(中井亜佐子)
第一部 人文学よ、どこへ行く
●「言語社会」を想像する(糟谷啓介)
● ユートピアが実現したら、わたしたちは小説を読むだろうか(中井亜佐子)
●【対談】言社研と音楽と人文学(新野見卓也・小岩信治)
第二部 歴史を学べば
● 言社研のできたころ(尾方一郎)
● マーキュリーのはなし(成相肇)
●【座談会】流れ寄るヤシの実たち—言語社会研究科設立初期のあるゼミの姿
(鵜飼哲・西山雄二・山城雅江・中嶋泉・田浪亜央江・小柳暁子・呉世宗)
第三部 研究室の扉をたたく
● 文化資源としての一橋大学—学芸員養成と美術史研究の視点から(小泉順也)
● 科学の多彩な歴史を読む—西洋の古典から近現代日本の資料まで(有賀暢迪)
● 楽器をとりまく人々をもとめて—ある音楽史研究者が考え続けていること(小岩信治)
● 近代日本言語史のために—自著総まくり(安田敏朗)
● サン=ジェルマン・デ・プレの『百科全書』(小関武史)
● 心のしくみ、しくむ心—認知と物語を考える(川本玲子)
●「冥界を動かさむ」—想像のインタビュー(中山徹)
第四部 キャンパスから飛びたつ
● それはなぜ修士論文になり、そして論文ではない本になったか(堀祥子)
●あなたのお母さんに向けて書いてください(綿野恵太)
● 与話情浮名一橋(よわうきなのひとつばし)(重藤暁)
●研究者という約束—言語社会研究科で歩んだ一〇年(長名大地)
●アフリカ系アメリカ人文学・文化研究とジャズ(佐久間由梨)
●そうできなかったかもしれないけれど……、そうできないかもしれないけれど! 
—一橋大学大学院言語社会研究科での一〇年 (申知瑛/高橋梓訳)
●【座談会】(申知瑛・嶽本新奈・吉田裕・片岡佑介・松田潤・佐喜真彩・佐久本佳奈・君島朋幸・金利真・清水雄大・番園寛也・西亮太)
●【修了生からのメッセージ】
あとがき—Contrbutionを続ける(小岩信治)

一橋大学大学院 言語社会研究科 沿革
著者略歴
中井 亜佐子(ナカイ アサコ nakai asako)
1966年生/一橋大学大学院言語社会研究科教授/英文学、批評理論/オクスフォード大学博士課程修了(D. Phil)/主著『〈わたしたち〉の到来――英語圏モダニズムにおける歴史叙述とマニフェスト』(単著、月曜社、2020年)、『他者の自伝――ポストコロニアル文学を読む』(単著、研究社、2007年)など。翻訳に、ウェンディ・ブラウン『いかにして民主主義は失われていくのか――新自由主義の見えざる攻撃』(みすず書房、2017年)、ポール・ビュール『革命の芸術家――C・L・R・ジェームズの肖像』(共訳、こぶし書房、2014年)など。
小岩 信治(コイワ シンジ koiwa shinji)
1968年生/一橋大学大学院言語社会研究科教授/音楽学/ベルリン芸術大学博士課程修了(Dr. phil.)/主著『ピアノ協奏曲の誕生――19世紀ヴィルトゥオーソ音楽史』(単著、春秋社、2012年)、M. ペッツォルト『バッハの街――音楽と人間を追い求める長い旅へのガイド』(共訳、東京書籍、2005年)、『ピアノを弾く身体』(共著、春秋社、2003年)、Das Klavierkonzert um 1830: Studien zur formalen Disposition (単著、Studio社, 2003年)など。
小泉 順也(コイズミ マサヤ koizumi masaya)
1975年生/一橋大学大学院言語社会研究科教授/美術史、博物館学/東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術)/主著『《悪魔のロベール》とパリ・オペラ座――19世紀グランド・オペラ研究』(共著、上智大学出版、2019年)、『ジェンダーと身体――解放への道のり』(共著、小鳥遊書房、2020年)。翻訳監修に、ギィ・コジュヴァル 『ヴュイヤール——ゆらめく装飾画』(創元社、2017年)。
タイトルヨミ
カナ:ゲンゴシャカイヲソウゾウスル
ローマ字:gengoshakaiosouzousuru

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