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2021年11月17日発売

西南学院大学博物館

宣教師とキリシタン

霊性と聖像のかたちを辿って
西南学院大学博物館研究叢書

下園知弥/編集
宮川由衣/編集

定価:1,100円(1,000円+税)

判型:B5変形

※地方・小出版流通センター扱い

openbd

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内容紹介
大航海時代,多くの宣教師たちがヨーロッパからアジアを目指して海を渡った。
16世紀,イエズス会は日本においてもカトリック神学の教育を実践しその霊性を伝えたが,その宣教活動では聖像画(キリストや聖母子の聖像)が重要な役割を果たした。その後,禁教下にキリシタンによって継承された聖像は一様ではなく,各地域固有の信仰のかたちをうつしだしている。
日本にもたらされたキリスト教の霊性と聖像のかたちを辿り,この地に息づく日本のキリスト教信仰を見つめる。
目次
ご挨拶[西南学院大学博物館館長 伊藤慎二]
 開催概要/凡例
第Ⅰ部 キリスト教の東方伝道
 第1章 東方を目指した宣教師たち
  【コラム】東方伝道の先駆者たち[西南学院大学博物館教員 下園知弥]
 第2章 イエズス会:その霊性と教育
  【コラム】イエズス会による南島原における布教,教育活動
    [南島原市教育委員会世界遺産推進室学芸員 中山和子]
第Ⅱ部 聖像の伝来と変容
 第1章 東方伝道と聖像の伝播
  【コラム】《聖霊降臨》(ヘロニモ・ナダル『福音書についての註解と瞑想』より)
   ─霊の満ちる時[西南学院史資料センターアーキビスト・学芸員 宮川由衣]
 第2章 かくれキリシタンの聖像
  【コラム】キリシタンとドソンのオラショ
    [大浦天主堂キリシタン博物館学芸員 島 由季]
第Ⅲ部 再布教 パリ外国宣教会の訪れ
  【コラム】大浦天主堂附属神学校の歴史と役割
    [大浦天主堂キリシタン博物館学芸員 内島美奈子]
論文集
 イエズス会の霊性と教育[筑波大学名誉教授 桑原直己]
 天草の潜伏キリシタンの信仰対象の特質と転化
   [熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授 安高啓明]
 かくれキリシタンの聖像:「マリア観音」と「お掛け絵」をめぐって
   [西南学院史資料センターアーキビスト・学芸員 宮川由衣]
主要参考文献/出品目録
著者略歴
下園 知弥(シモゾノ トモヤ shimozono tomoya)
1987年生まれ。京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻西洋哲学史(中世)専修修士課程修了。現在,西南学院大学博物館教員(助教・学芸員)。専門はキリスト教思想・美術。主な研究論文に「発展する隣人愛─クレルヴォーのベルナルドゥスの神秘神学における『愛の秩序』の一側面─」(日本基督教学会編『日本の神学』第60号,教文館,2021年)がある。
宮川 由衣(ミヤカワ ユイ miyakawa yui)
1990年生まれ。西南学院大学大学院国際文化研究科国際文化専攻修士課程修了。現在,西南学院学院史資料センターアーキビスト・学芸員,西南学院大学非常勤講師。専門は美術史。主な研究論文に「キリシタン伝来のマリア観音の源流をめぐって─中国における聖母像の伝来とその変容─」(『西南学院大学博物館研究紀要』第9号,西南学院大学博物館,2021年)がある。
タイトルヨミ
カナ:センキョウシトキリシタン
ローマ字:senkyoushitokirishitan

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