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定価:2,200円(2,000円+税)
判型:A5
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内容紹介
時代を超えた愛を伝え,見事な相聞を成す作品群
もののふの心と歌の道
文久元(1861)年,立枝子危篤の報に種は旅先より急ぎ帰郷,以後,4人の子を育てつつ,亡き妻の遺稿を編纂・浄書,自身の『果園雑咏百首』を上梓した後,明治25(1892)年に没する──。これまで研究論文で一部しか紹介されていない佐久間種の『果園雑咏百首』と、立枝子の「遺稿 呉機(くれはた)」を初めて翻刻し紹介、その事績を辿る。
佐久間種─ことのはも及ばぬ春の明ぼのにかすみてにほふ山ざくらかな
(『果園雑咏百首』より)
立枝子─いかで君そのふの花にいそがるるこころをくみてはやか減りませ
(「廣江立枝子遺稿 呉機 下」より)
もののふの心と歌の道
文久元(1861)年,立枝子危篤の報に種は旅先より急ぎ帰郷,以後,4人の子を育てつつ,亡き妻の遺稿を編纂・浄書,自身の『果園雑咏百首』を上梓した後,明治25(1892)年に没する──。これまで研究論文で一部しか紹介されていない佐久間種の『果園雑咏百首』と、立枝子の「遺稿 呉機(くれはた)」を初めて翻刻し紹介、その事績を辿る。
佐久間種─ことのはも及ばぬ春の明ぼのにかすみてにほふ山ざくらかな
(『果園雑咏百首』より)
立枝子─いかで君そのふの花にいそがるるこころをくみてはやか減りませ
(「廣江立枝子遺稿 呉機 下」より)
目次
序[山本武弘]
凡 例
果園雜咏百首 全
もののふの心と歌の道 『果園雑咏百首』に寄せて
『果園雑咏百首』との出会い/種先生/種の生い立ち
種の結婚/立枝子の生い立ち/京への舟旅
住まいつぎつぎに/八屋三本松、松岡山へ
「すずしきかたへゆくぞうれしき」/松岡山を去る
小倉戦争の間にも多くの歌を詠む/雪の国分寺(四季の歌)
春の若草/種の曽孫、墓参のため来豊/『歌集 ドッグウッドの花』
廣江立枝子遺稿 呉機(抄録)
小倉六歌仙五十首和歌集(抜粋)
資 料
歌聖 佐久間種の遺蹟[辛島並明]
豊前の国学者佐久間種の和歌を集む
佐久間種の書
「狼の叫ひし聲にゐさむれは…」[釈:棚田看山]/「のがれ来てかくれし艸の…」
篠崎八景/大正時代の歌会(写真)
佐久間種と立枝子の墓所(写真)
青木典則夫妻の墓/松岡翁之墓
佐久間種と立枝子の略家系図
佐久間種と家族の略年譜
参考資料
あとがき
凡 例
果園雜咏百首 全
もののふの心と歌の道 『果園雑咏百首』に寄せて
『果園雑咏百首』との出会い/種先生/種の生い立ち
種の結婚/立枝子の生い立ち/京への舟旅
住まいつぎつぎに/八屋三本松、松岡山へ
「すずしきかたへゆくぞうれしき」/松岡山を去る
小倉戦争の間にも多くの歌を詠む/雪の国分寺(四季の歌)
春の若草/種の曽孫、墓参のため来豊/『歌集 ドッグウッドの花』
廣江立枝子遺稿 呉機(抄録)
小倉六歌仙五十首和歌集(抜粋)
資 料
歌聖 佐久間種の遺蹟[辛島並明]
豊前の国学者佐久間種の和歌を集む
佐久間種の書
「狼の叫ひし聲にゐさむれは…」[釈:棚田看山]/「のがれ来てかくれし艸の…」
篠崎八景/大正時代の歌会(写真)
佐久間種と立枝子の墓所(写真)
青木典則夫妻の墓/松岡翁之墓
佐久間種と立枝子の略家系図
佐久間種と家族の略年譜
参考資料
あとがき
著者略歴
藤井 悦子(フジイ エツコ fujii etsuko)
1942年,福岡県築上郡上毛町に生まれる。1960年,大分県立中津南高等学校卒業。1980年,くろつち短歌会入会。会誌『藍』に作品発表。著書に『豊前国三十三観音札所めぐり─歴史と心の旅路』(花乱社,2014年)がある。福岡県豊前市在住。
タイトルヨミ
カナ:バクマツコクラハンリュウリノカジン サクマタネトタチエコノウタ
ローマ字:bakumatsukokurahanryuurinokajin sakumatanetotachiekonouta
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