近刊検索 デルタ

2021年11月18日発売

素粒社

遠山陽子俳句集成

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内容紹介
既刊句集『弦楽』『黒鍵』『連音』『高きに登る』『弦響』にくわえ、著者第6句集にあたる新作『輪舞曲(ろんど)』を集成。
巻末には、永島靖子・福田若之による「解説」および「自筆年譜」「解題」「初句索引」を付す。

句業60年余、『評伝 三橋敏雄―したたかなダンディズム―』の著者による、ひたすらな俳句の響き。

父ほどの男に逢はず漆の実
白芥子をまはり躰が逢ひにゆく
橋を来る揚羽に双手ひろげたる
卯月浪この子を抱き飽きにけり
呼ぶ声を空は返さず花ぐもり
もう誰の墓でもよくて散る桜
嗅いでから抱く赤ん坊朝ぐもり
雨から雪へ老人ばかりのタンゴ
桃と桃かすかに触れてゐてこはい
謎のないわたしと老いた梟と
花ふぶき花ふぶき机上死こそあらめ
白蛾も来よわが九十の賑ひに
目次
弦楽
黒鍵
連音
高きに登る
弦響
輪舞曲(ろんど)

解説
「ひたすらな響き」永島靖子
「折句と割句、そのうえに立ち現れるもの」福田若之

解題
自筆年譜
あとがき
初句索引
著者略歴
遠山陽子(トオヤマ ヨウコ tooyama youko)
1932年東京生まれ。「馬酔木」「鶴」「鷹」を経て三橋敏雄に師事。2012年、600ページを超える大著『評伝 三橋敏雄―したたかなダンディズム―』(沖積舎)を刊行。句集に『弦楽』『黒鍵』『連音』『高きに登る』『弦響』。茨城文学賞、現代俳句協会賞、桂信子賞など受賞。毎日新聞東京版「文園」選者。
タイトルヨミ
カナ:トオヤマヨウコハイクシュウセイ
ローマ字:tooyamayoukohaikushuusei

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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