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内容紹介
私たちは見えているものの奥に「ゆらら」と柔らかく過去と現在が心の中で行き交って自分と向き合う束の間の時がある『遠まわり』 ( 本文より)笑いながらK女子高の制服姿の三人組がポニーテールを揺らし、スターのようにこちらに歩いてくる。俺にはビートルズの She loves you が頭の中で回り出し yeah, yeah, yeah と心が叫んでいた。『紋白蝶』 ( 本文より)ひっそりと閉じた人生だが、きっと親父にも少々の起承転結があり。俺が生まれて多くの人と繋がって、人生を終えゼロとなったのだ。後悔はなかったはず。人は皆同じでこの世に流され誰かの心の中でほんの少し漂って消えて行く。きっと俺だって、それでいいような気がする。枯衰えて永遠に瞼を閉じても人は誰かに幸福を繋げ置いて行く。『幻のグランド』 ( 本文より)「メールでは伝わらないこともあるんだよ」と言いたくても、口には出さずコーヒーカップをじっと見つめた。そして仕事を辞めて真一の赴任先について行こうと思わなかった事に、今も迷いは無いと思った。真理は矛盾している気もしたが、もう少し私的な自分も大事にしたかったことは確かだった。
目次
もくじ
・遠まわり
・踊り場 (一) 夢
・紋白蝶
・踊り場 (二) 風
・幻のグランド
著者略歴
藤村 拓也(フジムラ タクヤ fujimura takuya)
タイトルヨミ
カナ:ユララ
ローマ字:yurara

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