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2022年9月15日発売

人言洞

探究モードへの挑戦

高度化・自律化をめざすSDGs時代の人づくり
生涯探究社会の創出シリーズ

田村学/編者、シリーズ監修
佐藤真久/編者、シリーズ監修
合田哲雄/共著者
浅野大介/共著者
ほか

定価:3,300円(3,000円+税)

判型:A5変形

※JRC扱い

openbd

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内容紹介
 持続可能な社会をめざすSDGs 時代の人づくりには、既存の制度や枠組みを変容させた学びの仕組みとして「探究モード」への転換が求められる。
 本書は、「探究」の高度化・自律化へ向けて教育政策・学校改革・地域協働・国際研究等の最前線で活躍する6名の著者が、それぞれの研究/実践の成果と課題をふまえてタテ割りの壁を越え、これからの日本における人づくりを「探究モード」をキーワードに積極果敢に論考する。
 さまざまな取り組みを俯瞰することによってめざすべき「生涯探究社会」へ向けて読者を誘い、誰ひとり取り残すことなくすべての人々が生涯にわたり探究する社会の創出への新たな視座や捉え直しを提言する必読の書。
目次
序 章 時代の教育改革,人事改革,地域のおける人づくり
 1 本書の「探究」の位置づけ
 2 「SDGs時代」の意味合い
 3 先行研究におけるSDGsと「探究」の捉え方
 4 多様な分野・領域で求められる[探究の高度化・自律化]

第1章 複雑な問題に向き合い,自律と協働を連動させる探究へ
 1 新しい時代に求められる人材と「探究」
 2 学習指導要領の改訂と探究する総合的な学習の時間
 3 持続可能な社会の創り手に求められる「探究・協働」と「横断・学際」
 4 持続可能な社会の創造に向けて探究する子どもの姿

第2章 教育改革と探究モードへの挑戦
 1 探究モードの「4度目の正直」
 2 学習指導要領の展開と探究的な学び
 3 教育DXのなかで問われる学校の存在意義
 4 探究的な学びの持続可能は発展のために

第3章 社会変容と探究モードへの挑戦
 1 「社会変容」と「自画像の歪み」
 2 「探究モード」の学びへの挑戦
 3 教育政策の勝負どころ

第4章 地域協働と探究モードへの挑戦
 1 今なぜ地域協働が問われるのか
 2 持続可能な地域社会とは
 3 地域協働における教育の役割
 4 地域における探究の実践
 5 地域とともにある探究とは

第5章 OECDにおける「探究」の考え方
 1 「探究」とは何か
 2 「探究」的学習について
 3 OECDにおける「探究」に関連する議論
 4 日本における「探究」への示唆
 5 「探究」の本質

第6章 UNESCOと人づくり
 1 多様な開発アプローチと人づくり
 2 UNESCOにおける人づくり
 3 「国連・ESDの10年」の経験と持続可能な社会に向けた人づくり
 4 VUCA社会における新しい教育の役割と学びのあり方
 5 UNESCO未来共創プラットフォーム・ダイアログに基づく論点と「探究」との接点

終 章 SDGs時代の探究モードの拡充に向けて
 1 各章の論点の整理
 2 時代認識・状況認識に関する指摘の整理
 3 「探究の意味合い」に関する指摘の整理
 4 「探究」に求められる資質・能力・知性
 5 「探究」を機能させる条件
 6 本書でみられる「探究の多義性」
 7 学習と協働を連動させた「探究モードへの挑戦」
著者略歴
田村 学(タムラ マナブ tamura manabu)
國學院大學人間開発学部教授 [第1章執筆] 文部科学省初等中等教育局視学官などを経て2017年より現職。日本生活科・総合的学習教育学会副会長,中央教育審議会架け橋特別部会臨時委員,産業構造審議会臨時委員など。主著に『深い学び』東洋館出版社,『学習評価』東洋館出版社などがある。
佐藤 真久(サトウ マサヒサ satou masahisa)
東京都市大学大学院環境情報学研究科教授 [序章・第6章・終章執筆] 英国サルフォード大学にてPh.D.取得。地球環境戦略研究機関(IGES),ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)を経て現職。UNESCO ESD-Net 2030 フォーカルポイント,SEAMEO-JAPAN ESDアワード 国際審査委員など。主著に『探究×SDGs』朝日新聞社,『協働ガバナンスと中間支援機能』『SDGs時代の評価』筑波書房などがある。
合田 哲雄(ゴウダ テツオ gouda tetsuo)
内閣府科学技術イノベーション推進事務局審議官 [第2章執筆] 文部科学省初等中等教育局教育課程課長,同財務課長等を経て現職。兵庫教育大学客員教授。主著に『学習指導要領の読み方・活かし方』『学校の未来はここから始まる』教育開発研究所,『メディアリテラシー』時事通信などがある。
浅野 大介(アサノ ダイスケ asano daisuke)
経済産業省商務・サービスグループ サービス政策課長(兼)教育産業室長・スポーツ産業室長 [第3章執筆] 経済産業省に教育産業室とスポーツ産業室を発足させ,「未来の教室」「未来のブカツ」などの改革実証プロジェクトや,文部科学省等との協働によるGIGAスクール構想を推進。主著に『教育DXで「未来の教室」をつくろう』学陽書房がある。
田渕 六郎(タブチ ロクロウ tabuchi rokurou)
上智大学総合人間科学部教授 [第4章執筆] 名古屋大学助教授,上智大学准教授を経て現職。主な研究分野は家族,ライフコース,世代の社会学。近年は,日本の離島や山村における家族や人口の変化の多様なあらわれ方を研究。主著に『Changing families in Northeast Asia』Sophia University Press などがある。
白井 俊(シライ シュン shirai shun)
文部科学省文部科学省国際統括官付国際戦略企画官 [第5章執筆] 現在, 文部科学省において国連, ユネスコやG7などに関する業務に携わるほか, 国立教育政策研究所フェロー, 東京学芸大学客員教授も務める。主著に『OECD Education2030プロジェクトが描く教育の未来』ミネルヴァ書房がある。
タイトルヨミ
カナ:タンキュウモードヘノチョウセン
ローマ字:tankyuumoodohenochousen

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