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4月15日発売予定

FORGET BOOKS

今日ここにあって、明日消え去る

崇高の美学とタリア劇場
FORGET ESSAYS叢書
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内容紹介
「メランコリーと建築は<不在の空間>において一つとなり、そこで<事物が精神へ>変換された。」

一八六二年、シャンデリアの幻想的な光に満ちたリスボンの劇場が炎に包まれた。一五〇年後、当時のまま残された廃墟で、建築家は喪失の痕跡そのものを建築言語として昇華させる。暗闇と光が織りなす劇場に「未来の過去」が結晶化する。異なる結構的ニュアンスを持つホワイエ、舞台空間、パビリオンは互いに響き合い、作家性を超越する三位一体のダイアログを生み出す。

十八世紀の美学において重要な位置を占めた崇高の概念は、現代の建築的実践においていかなる可能性を持ちうるのか。『メランコリーと建築:アルド・ロッシ』の著者ディオゴ・セイシャス・ロペスは、自身が設計したリスボンのタリア劇場を手がかりにこの問いに挑む。
著者略歴
ディオゴ・セイシャス・ロペス(ディオゴ セイシャス ロペス diogo seishasu ropesu)
1972年リスボン生まれ。1996年にリスボン大学建築学科卒業。映画制作や批評活動を行った後、2006年にBarbas Lopes Arquitectosを共同設立。2013年にスイス連邦工科大学チューリッヒ校にて博士号取得。カナダのカールトン大学、ポルトガルのコインブラ大学にて客員教授を務めた。代表作に「タリア劇場」(2012)、「FPM41」(2018)などがある。著書に『メランコリーと建築:アルド・ロッシ』(2023)など。
佐伯達也(サエキ タツヤ saeki tatsuya)
1989年愛知生まれ。FORGET BOOKS代表。2018年に東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。大学院在学中にルーヴェン大学シントルーカス・ブリュッセル校留学、Barbas Lopes Arquitectos(リスボン)勤務。2024年までGensler and Associates(東京)勤務。2023年より東京都市大学非常勤講師。共訳書として『メランコリーと建築:アルド・ロッシ』(2023)がある。
タイトルヨミ
カナ:キョウココニアッテ アシタキエサル
ローマ字:kyoukokoniatte ashitakiesaru

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