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2023年9月28日発売

くま書店

杉本博司 本歌取り 東下り

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内容紹介
昨秋、西国の姫路で始まった杉本博司の本歌取り展は、東国である東京の地で「本歌取り 東下り」展と題され、新たな展開を迎える(2023年9月より、渋谷区立松濤美術館にて開催)。この間一年、杉本は数多くの新作を制作し、本来は和歌の作成技法である本歌取りについてもさらなる拡大解釈を進めていった。人類の歴史そのものが本歌取りの繰り返しであると捉えた杉本は、6つの章それぞれのテーマから、その歴史を遡行しながら考察を深めていく。
本書では、前著『本歌取り——日本文化の伝統と飛翔』から一層の展開をみせた杉本流本歌取り論を100点以上の新作や蒐集品とともに集成し、人類の意識の本歌とは何かを探求するに至った、現代美術作家・杉本博司の思索の道程を辿る。
目次
序章 人類の曙
第一章 書における本歌取り
第二章 芸能における本歌取り
第三章 写真における本歌取り
第四章 富士山における本歌取り
第五章 記憶喪失的本歌の無意識的集合による本歌取り
第六章 海景から宙景へ
著者略歴
杉本博司(スギモトヒロシ sugimotohiroshi)
1948年東京生まれ。1974年よりNY在住。活動分野は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理と多岐にわたる。2008年建築設計事務所「新素材研究所」、2009年公益財団法人小田原文化財団を設立。日本の伝統芸能振興に努め、国内を始めパリ・オペラ座、ニューヨーク・グッゲンハイム美術館、ニューヨーク・リンカーンセンター、マドリード・エスパニョール劇場など世界各地で公演を手掛ける。主な著書に『苔のむすまで』『現な像』『アートの起源』『江之浦奇譚』『杉本博司自伝 影老日記』『杉本博司 本歌取り』など。1988年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞。2010年秋の紫綬褒章受章。2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲、2017年文化功労者。2023年日本芸術院会員に選出される。
タイトルヨミ
カナ:スギモトヒロシ ホンカドリ アズマクダリ
ローマ字:sugimotohiroshi honkadori azumakudari

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