近刊検索 デルタ

2015年1月13日発売

音楽之友社

出版社名ヨミ:オンガクノトモシャ

ブルーノ・ワルター 音楽に楽園を見た人

音楽に楽園を見た人
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
20世紀を代表する名指揮者、ブルーノ・ワルター(1876-1962)についての、決定版とも言うべき伝記である。多くの資料を緻密に渉猟し、この指揮者を知る人々への丹念な取材をもとに、非常に真摯な態度でワルターという芸術家の本質に迫った大著である。原著は2001年に刊行後、一度改訂されている。目次からもわかるとおり、19世紀末から20世紀初頭のベルリン、ウィーン、ミュンヘンほかドイツの歌劇場の音楽監督を歴任したワルターであったが、その後半生は、戦争中のナチスとの確執、そしてアメリカへの移住といった激動の生涯をたどる。時代に翻弄されたブルーノ・ワルターという一音楽家の姿を通して、人間と時代のあり方を考えさせる名著である。

目次
改訂版へのまえがき

序文

謝辞

第1章 ブルーノ・シュレジンガー

 ベルリン、ケルン、ハンブルク 一八七六-一八九六

第2章 カペルマイスター・ワルター

 ブレスラウ、プレスブルク、リガ、ベルリン 一八九六-一九〇一

第3章 マーラーの副官

 ウィーン 一九〇一-一九〇七

第4章 作曲家として、指揮者として

 ウィーン 一九〇八-一九一〇

第5章 初演続き

 ウィーン、ミュンヘン 一九一一-一九一二

第6章 音楽総監督

 ミュンヘン 一九一三-一九一五

第7章 デリア

 ミュンヘン 一九一五-一九二二

第8章 新世界と旧世界

 アメリカ、ベルリン 一九二三-一九二五

第9章 新しいオペラ・カンパニー

 ベルリン 一九二五-一九二九

第10章 ゲヴァントハウスカペルマイスター

 ライプツィヒ 一九二九-一九三三

第11章 再び放浪の身に

   一九三三-一九三六

第12章 怒りの日

 ウィーン、パリ 一九三六-一九三九

第13章 東西両岸の客演指揮者

 ニューヨーク、ロサンゼルス 一九三九-一九四七

第14章 音楽顧問

 ニューヨーク 一九四七-一九四九

第15章 得たものと失ったもの

 ロサンゼルス、ニューヨーク、ヨーロッパ 一九四九-一九五六

第16章 モーストリー・モーツァルト

   一九五六-一九五七

第17章 コロンビア交響楽団

 ロサンゼルス 一九五七-一九六二

訳者あとがき

ワルターの演奏録音から近年の注目作

ブルーノ・ワルター作曲作品の近年の録音

フィルモグラフィ

推奨ディスコグラフィ



索引
著者略歴
エリック ライディング(エリック ライディング erikku raidingu)
『カレント・ミュージコロジー』『クラシック・レコード・コレクター』『新グローヴ音楽事典』『アメリカ・リュート協会報』『シェイクスピア・クォータリー』等に寄稿。また、ソニー・マスターワークス、ニューヨーク・フィル・スペシャル・エディションズ、アンダンテ、VAIオーディオにライナーを執筆。コロンビア大学で博士号を取得。現在は古楽専門レーベルのクィル・クラシックスの社長。リュート奏者としても活動。
レベッカ ペチェフスキー(レベッカ ペチェフスキー rebekka pechefusukii)
ハープシコード奏者。ジュリアード音楽院プレコレッジ課程卒業、コロンビア大学バーナード校で文学士号取得。続いてニューヨーク市立大学クイーンズ校でハープシコード課程の文学修士号、同大学大学院センターで音楽学の哲学修士号取得。
高橋 宣也(タカハシ ノブヤ takahashi nobuya)
1963年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。1986年ケンブリッジ大学に留学、1999~2001年ロンドン大学訪問研究員。現在慶應大学文学部准教授。専門は近代イギリス文学。訳書にバーナード・ショー『完全なるワーグナー主義者』、エリック・リーヴィー『モーツァルトとナチス:第三帝国による芸術の歪曲』他。
タイトルヨミ
カナ:ブルーノワルター
ローマ字:buruunowarutaa

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
一番やさしい俳句再入門
実は俳句の本をけっこう出しています

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)
新着:ランダム(5日以内)

>> もっと見る

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。