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2023年9月14日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

ソーシャルビジネスで拓く多文化社会

多言語センターFACIL・24年の挑戦
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内容紹介
1995年の阪神・淡路大震災時の外国人支援活動を経て神戸で生まれたNPO法人多言語センターFACILの活動を綴る。医療通訳事業の構築や多言語住民を翻訳・通訳者に起用する仕事づくりに焦点を当て、ソーシャルビジネスによる多文化共生を訴える。
目次
 まえがき

第1部 多言語センターFACILの24年
 はじめに 活動を伝えることの意義
 一.設立までの社会状況――日系人受け入れ政策、阪神・淡路大震災
 二.震災復興の外国人支援からコミュニティビジネスへ
 三.運営形態の模索――任意団体からNPO法人、そしてグループ運営へ
 四.現在の活動状況――二〇一七年以降
 おわりに FACILのミッションと世代交代

第2部 兵庫県の医療通訳システム構築モデル事業
 はじめに コミュニティ通訳の必要性と医療通訳
 一.医療通訳への日本社会の動き
 二.兵庫県の医療通訳関連事業開始の背景
 三.助成金事業として独自で活動展開――二〇〇三~二〇一〇年
 四.医療機関側の経費負担へ――二〇一一~二〇一六年
 五.同行通訳から遠隔通訳へ――二〇一七年以降
 おわりに 制度化に向けて

第3部 外国にルーツを持つ住民のキャリアパス――多文化共生社会の仕事づくり
 ポルトガル語翻訳・通訳者 松原マリナさん
 英語翻訳者 バーナード・ファーレルさん
 タガログ語翻訳・通訳者 林田マリトニさん
 中国語翻訳・通訳者 谢沛睿さん
 ベトナム語翻訳・通訳者 ハー・ティ・タン・ガさん

 参考文献
 これまでの発行物
 事務局メンバー
 NPO法人取得後の役員リスト
 コラム執筆者プロフィール
 編集委員会メンバープロフィール
 編集後記

 コラム
 ①ウォロフ語の通訳をお願いします!?
 ②雨の慕情
 ③大きな樹木につながって
 ④FACILの運営基盤強化へ向けた取り組みについて
 ⑤FACILの翻訳・通訳コーディネーターとして大切なこと
 ⑥活動を通じた人との出会いが私の人生をつくる
 ⑦インタビュー「相談者から支援者へ」
 ⑧多文化な背景を持つ子どもたちによる表現活動「Re:C(レック)」
 ⑨バイリンガル提言
 ⑩新型コロナウイルス関連多言語支援活動(多言語サポート)
 ⑪兵庫・国際協力同志の会(HYOMIC)
 ⑫ウクライナ避難民支援事業
 ⑬「多言語センターFACIL」という団体名に込められた大切な役割――グーグルなんかに負けやしない!
 ⑭NPOの職員になるということ
 ⑮言語の救援者
 ⑯医療通訳コーディネーターあれこれ
 ⑰FACILと東和エンジニアリングのコラボレーション
 ⑱インタビュー「外国ルーツの子どもから医療通訳者へ」
 ⑲医療機関の積極的な関わりへ
 ⑳医療通訳への思いとFACILへの期待
著者略歴
吉富 志津代(ヨシトミ シヅヨ yoshitomi shizuyo)
武庫川女子大学心理・社会福祉学部教授/国際センター長。南米の領事館秘書を経て、1995年の阪神・淡路大震災後は、外国人救援ネットやコミュニティ放送局FMわぃわぃの設立に参加し、多言語環境の促進、外国ルーツの子どもの教育、外国人自助組織の自立などの活動に従事。2011年より、大阪大学大学院、名古屋外国語大学などの教員を経て現職。その他、NPO法人たかとりコミュニティセンター常務理事、兵庫県長期ビジョン審議会委員、兵庫県人権啓発協会人権問題研究アドバイザー、FMわぃわぃ代表理事(2016.3まで)など。神戸大学修士(国際学)、京都大学博士(人間・環境学)。
多言語センターFACIL(タゲンゴセンターファシル tagengosentaafashiru)
タイトルヨミ
カナ:ソーシャルビジネスデヒラクタブンカシャカイ
ローマ字:soosharubijinesudehirakutabunkashakai

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