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定価:3,520円(3,200円+税)
判型:A5
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内容紹介
移民がホスト国定着するために必須と考えられる教育の現状を考える。現在の公教育、高校・大学での外国につながる子ども・若者の受け入れはどのように、どの程度進んでいるか。子ども・若者の居場所づくりや学びの場にかかわる執筆者たちが多様な視点から考える。
目次
「移民・ディアスポラ研究」12の刊行にあたって[駒井洋]
はじめに[田巻松雄]
第1部 高校・大学入試における特別定員枠の意義と課題
第1章 「外国人の子どもが社会で自立していくため」の高校での「適切な教育」の在り方[小島祥美]
第2章 大阪における特別定員枠について[榎井縁]
第3章 神奈川の特別枠「在県外国人等特別募集」――継続調査を踏まえた行政とNPOの協働による拡充のプロセス[吉田美穂]
第4章 私立大学における「外国にルーツを持つ生徒対象入試」――東洋大学社会学部国際社会学科の事例から[村上一基]
第5章 宇都宮大学国際学部の実践――国立大初めての外国人生徒入試[田巻松雄]
第2部 学校――公立夜間中学、高等学校定時制・通信制課程
第6章 外国人生徒が学ぶ学校――公立夜間中学と定時制高校を中心に[田巻松雄]
第7章 東京における定時制高校――多文化共生とインクルーシブな学校へ[角田仁]
第8章 北関東(栃木・茨城・群馬県)における定時制課程[田巻松雄・井田綾]
第9章 通信制課程――もう一つの可能性[小綿剛]
第10章 日系ブラジル人大学進学者の就学歴とキャリア形成についてのケーススタディ――全日制、通信制、私立大学、チャーチスクール[鄭安君]
第3部 学校以外の多様な学びの場
第11章 外国人学習者の学びの場としての自主夜間中学[田巻松雄]
第12章 「多文化共生センター東京」の活動[枦木典子]
第13章 移民子弟の多様な学びの場――言語教育と制度的生活文化としてのAMAUTA[小波津ホセ]
第14章 在日コリアンから外国につながるこどもの人権保障&共に学ぶ場――だれもが夢を持ち、いきいきと生きていくために[原千代子・鈴木健]
第15章 西和自主夜間中学の取り組みから[山本直子]
第16章 NPO法人たかとりコミュニティセンターの取り組みから[吉富志津代]
第17章 学び続けるための支援――あーすぷらざ外国人教育相談の取り組み[加藤佳代]
コラム1 教育組織における真の教育の理念の重要性[駒井洋]
コラム2 高校進学を振り返る[石雯漢]
コラム3 AMAUTAの元学習者――二郎[小波津ホセ]
コラム4 たぶんかフリースクールの卒業生として[徐緒隆]
コラム5 イラン大使館内の高校から日本の大学へ[ルヒナ・マヘルプーナ]
コラム6 学習支援の経験を生かして公務員になった[白聖瞾/佐々木聖瞾]
書評[駒井洋]
おわりに[吉富志津代]
はじめに[田巻松雄]
第1部 高校・大学入試における特別定員枠の意義と課題
第1章 「外国人の子どもが社会で自立していくため」の高校での「適切な教育」の在り方[小島祥美]
第2章 大阪における特別定員枠について[榎井縁]
第3章 神奈川の特別枠「在県外国人等特別募集」――継続調査を踏まえた行政とNPOの協働による拡充のプロセス[吉田美穂]
第4章 私立大学における「外国にルーツを持つ生徒対象入試」――東洋大学社会学部国際社会学科の事例から[村上一基]
第5章 宇都宮大学国際学部の実践――国立大初めての外国人生徒入試[田巻松雄]
第2部 学校――公立夜間中学、高等学校定時制・通信制課程
第6章 外国人生徒が学ぶ学校――公立夜間中学と定時制高校を中心に[田巻松雄]
第7章 東京における定時制高校――多文化共生とインクルーシブな学校へ[角田仁]
第8章 北関東(栃木・茨城・群馬県)における定時制課程[田巻松雄・井田綾]
第9章 通信制課程――もう一つの可能性[小綿剛]
第10章 日系ブラジル人大学進学者の就学歴とキャリア形成についてのケーススタディ――全日制、通信制、私立大学、チャーチスクール[鄭安君]
第3部 学校以外の多様な学びの場
第11章 外国人学習者の学びの場としての自主夜間中学[田巻松雄]
第12章 「多文化共生センター東京」の活動[枦木典子]
第13章 移民子弟の多様な学びの場――言語教育と制度的生活文化としてのAMAUTA[小波津ホセ]
第14章 在日コリアンから外国につながるこどもの人権保障&共に学ぶ場――だれもが夢を持ち、いきいきと生きていくために[原千代子・鈴木健]
第15章 西和自主夜間中学の取り組みから[山本直子]
第16章 NPO法人たかとりコミュニティセンターの取り組みから[吉富志津代]
第17章 学び続けるための支援――あーすぷらざ外国人教育相談の取り組み[加藤佳代]
コラム1 教育組織における真の教育の理念の重要性[駒井洋]
コラム2 高校進学を振り返る[石雯漢]
コラム3 AMAUTAの元学習者――二郎[小波津ホセ]
コラム4 たぶんかフリースクールの卒業生として[徐緒隆]
コラム5 イラン大使館内の高校から日本の大学へ[ルヒナ・マヘルプーナ]
コラム6 学習支援の経験を生かして公務員になった[白聖瞾/佐々木聖瞾]
書評[駒井洋]
おわりに[吉富志津代]
著者略歴
駒井 洋(コマイ ヒロシ komai hiroshi)
筑波大学名誉教授。移民政策学会元会長。東京大学大学院社会研究科博士課程修了。博士(社会学)。
主な著書に『国際社会学研究』(日本評論社、1989年)、『移民社会学研究――実態分析と政策提言1987-2016』(明石書店、2016年)、監修書に『移民・ディアスポラ研究1~11』(明石書店、2011~2023年)などがある。
田巻 松雄(タマキ マツオ tamaki matsuo)
宇都宮大学名誉教授。「とちぎに夜間中学校をつくり育てる会」代表。
2010年度から2021年度まで、宇都宮大学HANDS事業代表者として、外国人児童生徒教育支援活動に従事。現在は主に夜間中学など多様な学び(場)に関する研究と活動を進めている。主な著書に、『夕張は何を語るか』(編、吉田書店、2014年)、『未来を拓くあなたへ』(下野新聞新書、2017年)、『ある外国人の日本での20年』(下野新聞、2019年、英語版2021)などがある。
吉富 志津代(ヨシトミ シヅヨ yoshitomi shizuyo)
武庫川女子大学心理・社会福祉学部教授/国際センター長。南米の領事館秘書を経て、1995年の阪神・淡路大震災後は、外国人救援ネットやコミュニティ放送局FMわぃわぃの設立に参加し、多言語環境の促進、外国ルーツの子どもの教育、外国人自助組織の自立などの活動に従事。2011年より、大阪大学大学院、名古屋外国語大学などの教員を経て現職。その他、NPO法人たかとりコミュニティセンター常務理事、兵庫県長期ビジョン審議会委員、兵庫県人権啓発協会人権問題研究アドバイザー、FMわぃわぃ代表理事(2016.3まで)など。NPO法人多言語センターFACIL理事長(2023年6月まで)。
主な著書に、『ソーシャルビジネスで拓く多文化社会――多言語センターFACIL・24年の挑戦』(監修、明石書店、2023年)、『Colonia Okinawa - Personas que sobrevivieron a epidemias, desastres y discriminación コロニアオキナワ 疫病・災害・差別を生き抜いた人々』(翻訳、明石書店、2023年)、『グローバル社会のコミュニティ防災――多文化共生のさきに』(大阪大学出版会、2013)などがある。
タイトルヨミ
カナ:タヨウナマナビノバヲツクル
ローマ字:tayounamanabinobaotsukuru
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