近刊検索 デルタ

2023年10月12日発売

共立出版

出版社名ヨミ:キョウリツシュッパン

ソフトクリスタル

化学の要点シリーズ
化学の要点シリーズ
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
 本書の狙いは、ソフトクリスタルの本質を理解しながら、その多様性と可能性を探ることである。 近年、原子や分子が三次元秩序をもって配列した高秩序な結晶でありながら、「蒸気にさらす」「軽く触れる」といったごく弱い刺激や環境変化に対して、色や発光などの目に見える変化を示す物質が続々と見いだされてきた。このような物質群を「ソフトクリスタル」という。本書では、ソフトクリスタルの基本的な概念を解説し、重要かつ最新の研究を紹介する。
目次
第1章 ソフトクリスタルとは
1.1 硬い結晶、柔らかい結晶
1.2 結晶の硬さ、安定性
1.3 ソフトクリスタルの定義:高秩序で柔軟な応答系
第2章 結晶について
2.1 結晶の定義と種類
2.2 分子結晶の成り立ち:分子間力
2.3 分子結晶の多様性:多形
2.4 結晶は変化する:相転移
第3章 結晶の目に見える変化:色変化と形状変化
3.1 ものの色:光吸収、光散乱、発光
3.2 刺激応答性色変化:クロミズム
3.3 ベイポクロミズム
3.4 メカノクロミズム
3.5 形状変化:超弾性、強弾性、超塑性
第4章 ソフトクリスタル最前線
4.1 集積発光性クロミック金属錯体結晶
4.2 ベイポクロミズムと物性との連動
4.3 フレキシブルに変形する分子結晶
4.4 刺激で動く分子結晶
4.5 化学発光する結晶
4.6 結晶構造予測
コラム目次
1. こすると光る結晶:トリボルミネッセンス
2. 固体どうしの反応:メカノケミカル合成
3. Pd···Pd相互作用:弱い金属間相互作用
4. 「ベイポクロミズム」という言葉の発祥
5. アモルファスからの結晶化をクロミズムで見る
6. 置換基のかさ高さが発光色とクロミズムを左右する
7. 計算化学が解き明かすベイポクロミック相転移
8. メカノクロミズムで磁性をON-OFFする
9. 弾性変形と光機能性との協奏
10. 塑性変形した結晶は、それでもなお「単結晶」なのか?
11. 超弾性クロミズム
12. 羽ばたく分子マシン
13. サーモサリエント現象と磁性との連動
14. 自己修復する結晶
著者略歴
日本化学会(ニホンカガクカイ nihonkagakukai)
吉田 将己(ヨシダ マサキ yoshida masaki)
加藤 昌子(カトウ マサコ katou masako)
タイトルヨミ
カナ:ソフトクリスタル
ローマ字:sofutokurisutaru

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
泣くな、わが子よ
ノーベル賞候補であり続ける文学者の代表作

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)
新着:ランダム(5日以内)

>> もっと見る

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。