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2017年11月20日発売

法政大学出版局

出版社名ヨミ:ホウセイダイガクシュッパンキョク

問いと答え ハイデガーについて

ハイデガーについて
叢書・ウニベルシタス
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内容紹介
ドイツのハイデガー協会会長を長らく務め、現象学・解釈学研究の泰斗として知られる著者による、哲学者との「開かれた対決」を示す論集。ハイデガーの肖像論に始まり、フッサールとの対立および緊張関係、アリストテレスやプラトン、ニーチェやユンガーとの思想的対決など数々の主要テーマを論じた、15篇の論考ほかを収録。存在の思考、出来事としての哲学のさらなる理解のために最適の書。
目次
前文
はじめに

【肖像】

オットー・ディクス、マルティン・ハイデガーを素描する

仮面(ペルソナ) ハンス・ヴィンマー、マルティン・ハイデガーを素描する

フッサールとハイデガー

【論文】

ハイデガーと現象学

アリストテレス主義者としてのハイデガー

自己についての気遣い、存在、現象性
 ──ハイデガー『存在と時間』の体系性について

ロゴスを伴う能力(デュナミス・メタ・ログー)
 ──アリストテレス的な文脈におけるハイデガーの言語哲学

対話術を前にしての畏れ

『ソピステス』講義(一九二四/二五年冬学期)におけるハイデガーのプラトン解釈について

宗教的経験の現象学

歴史をめぐるハイデガーとニーチェ
 ──ある未決着の対立に向けて

神の忘却
 ──ハイデガーの『哲学への寄与論稿』の中心について

哲学的な理解はいかにして可能か
 ──ハイデガーにおける解釈学的なるものの概念について

存在の経験と翻訳
 ──ハイデガーについての解釈学的考察

形而上学の耐え抜き
 ──ハイデガーと形而上学的思索

モデルネの形而上学的性格
 ──「線を越えて」と「「線」について」
 エルンスト・ユンガーとマルティン・ハイデガーのモデルネ討議

おわりに
トートナウベルクのハイデガーの山荘

監訳者あとがき
原 注
文献一覧
事項索引
人名索引
著者略歴
ギュンター・フィガール(フィガール ギュンター figaaru gyuntaa)
(Günter Figal) 1949年生。フライブルク大学教授。ハイデルベルク大学で哲学・独文学を学び、ガダマー、トイニッセン、ヘンリッヒなどの指導を受ける。76年にハイデルベルク大学にてアドルノ論で博士号取得、87年にはハイデガー論で教授資格取得。89年にチュービンゲン大学哲学教授、01年以降はフライブルク大学哲学教授。03年から15年までハイデガー協会会長。フンボルト大学、関西学院大学、ローマ・ラ・サピエンツァ大学、オーフス大学などでも客員教授を務め、ドイツ現象学・解釈学研究の泰斗として、国際的にも精力的な活動を展開している。主著に『ハイデガー──自由の現象学』(88)、『ハイデガー入門』(92)[伊藤徹訳、世界思想社(03)]、『対象性』(06)、『現れ出るもの』(10)、『目立たなさ』(15)、その他多くの編著がある。
齋藤 元紀(サイトウ モトキ saitou motoki)
1968年生。高千穂大学教授。著書:『存在の解釈学』(法政大学出版局)、編著:『始まりのハイデガー』(晃洋書房)、『ハイデガーは反ユダヤ主義か』(水声社)、『終わりなきデリダ』(法政大学出版局)。
陶久 明日香(スエヒサ アスカ suehisa asuka)
成城大学准教授。著書:Die Grundstimmung Japans(Peter Lang)、共著:『ハイデガー読本』(法政大学出版局)、論文:「世界の意味喪失の経験は共有できるか?」(『実存思想論集』第32号)。
関口 浩(セキグチ ヒロシ sekiguchi hiroshi)
1958年生。日独文化研究所研究員、早稲田大学非常勤講師。論文:“Shinobu Orikuchi und Heidegger”(Heidegger-Jahrbuch 7)、訳書:ハイデッガー『芸術作品の根源』『技術への問い』平凡社ライブラリー)。
渡辺 和典(ワタナベ カズノリ watanabe kazunori)
学習院大学ほか非常勤講師。著書:『最初期ハイデッガーの意味論』(晃洋書房)、共著:『はじまりのハイデガー』(晃洋書房)、『続・ハイデガー読本』(法政大学出版局)。
タイトルヨミ
カナ:トイトコタエ
ローマ字:toitokotae

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