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定価:2,750円(2,500円+税)
判型:A5
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内容紹介
精神障がいのある親に育てられた子どもの存在はようやく知られるようになってきたが、その生活の実態はほとんど知られていない。本書では、子どものリアルな体験を通し、当事者の困難さを知るともに、支援の可能性と関係機関の連携の必要性を探っていく。
目次
はじめに
第1章 精神障がいのある親に育てられた子どもの体験
第1節 精神科治療につながらない親に育てられた子ども
1.千葉あき 45歳
子:OL経験あり、現在は夫と二人の子と暮らす
親:母が妄想性障害で精神科治療中断、現在一人暮らし
2.石井百合 48歳
子:デザイン関係の仕事に従事、現在は夫と二人暮らし
親:母が精神科未治療で統合失調症疑い、昨年他界
3.川口麻美 50歳
子:会社員、現在は夫と二人の子と暮らす
親:母が統合失調症、現在老人ホーム入所中
TOPIC*家族による家族学習会とは
第2節 精神科治療につながった親に育てられた子ども
1.川内みなみ 25歳
子:対人援助職を志し大学院に進学、現在は一人暮らし
親:母が統合失調症、現在は実父母と暮らす
2.かないはな 28歳
子:対人援助職、現在は障がい者支援施設で就労、一人暮らし
親:父がアルコール依存症、双極性障害、現在一人暮らし
3.城所まい 23歳
子:大学で精神保健福祉を専攻、現在一般企業で就労・一人暮らし
親:母が統合失調症、現在一人暮らし
4.伊藤奏汰 29歳
子:対人援助職、現在は一人暮らし
親:母がパーソナリティ障害、現在母は父(夫)と二人で暮らす
5.たまきまゆみ 38歳
子:対人援助職、現在は障がい者支援施設で就労、シングルマザーで育児中
親:母が統合失調症、現在は父(夫)と二人で暮らす
6.林あおい 26歳
子:看護師、現在は精神科病院で働く、一人暮らし
親:母が統合失調症、現在は父(夫)と二人で暮らす
第3節 ライフサイクルに基づく子どもの体験の整理[埼玉県立大学:横山恵子]
1.乳幼児期
2.小学生
3.中学生
4.高校生
5.青年期 自立
6.成人期 結婚
7.成人期 子育て
8.親の介護
第4節 大人になった子どもの困難とリカバリー[埼玉県立大学:横山恵子]
1.大人になっても残る子どもの後遺症
2.親子関係の修復
3.仲間との出会い
4.子どもにとってのリカバリー
第2章 精神障がいのある親をもつ子どもへの支援のあり方
第1節 母子保健[大阪大学:蔭山正子]
1.妊娠そして出産
2.出産から3・4か月
3.3・4か月以降小学校入学まで
4.小学校以降
5.今後の支援のあり方
第2節 児童相談所[北海道・東北ブロック児童相談所:ウエムラカナタ]
1.家庭で暮らす児童への支援
2.一時保護に至った場合
3.児童相談所からの支援の難しさ
第3節 精神科医療[埼玉県立大学:横山恵子]
1.精神科医療と精神障がい者の結婚・出産の現状
2.医療における子どもへの対応
第4節 保育園[埼玉県精神障害者家族会連合会:岡田久実子]
1.保育園に勤務していた頃に出会った人たち
2.保育園を利用し始めて経験したこと
3.保育園でできることを考える
第5節 学校[埼玉県立大学:上原美子]
1.学校における児童生徒を取り巻く現状
2.学校教職員等の役割
3.養護教諭の役割及び保健室の位置づけ
4.子どものサインに気づく大人の存在
第6節 生活保護[神奈川県厚木児童相談所:長谷部慶章(前神奈川県保健福祉局生活援護課)]
1.子どもの貧困と生活保護
2.福祉事務所とケースワーカー
3.生活保護世帯の子どもたちとその支援
4.福祉事務所における子ども支援のあり方
終章 これからの展望[埼玉県立大学:横山恵子]
1.小さい子どもたちへの支援
2.大人になった子どもたちへの支援
3.大人になった子どもたちによる新たな活動
おわりに
精神疾患の親をもつ子どもの会(愛称:こどもぴあ)
第1章 精神障がいのある親に育てられた子どもの体験
第1節 精神科治療につながらない親に育てられた子ども
1.千葉あき 45歳
子:OL経験あり、現在は夫と二人の子と暮らす
親:母が妄想性障害で精神科治療中断、現在一人暮らし
2.石井百合 48歳
子:デザイン関係の仕事に従事、現在は夫と二人暮らし
親:母が精神科未治療で統合失調症疑い、昨年他界
3.川口麻美 50歳
子:会社員、現在は夫と二人の子と暮らす
親:母が統合失調症、現在老人ホーム入所中
TOPIC*家族による家族学習会とは
第2節 精神科治療につながった親に育てられた子ども
1.川内みなみ 25歳
子:対人援助職を志し大学院に進学、現在は一人暮らし
親:母が統合失調症、現在は実父母と暮らす
2.かないはな 28歳
子:対人援助職、現在は障がい者支援施設で就労、一人暮らし
親:父がアルコール依存症、双極性障害、現在一人暮らし
3.城所まい 23歳
子:大学で精神保健福祉を専攻、現在一般企業で就労・一人暮らし
親:母が統合失調症、現在一人暮らし
4.伊藤奏汰 29歳
子:対人援助職、現在は一人暮らし
親:母がパーソナリティ障害、現在母は父(夫)と二人で暮らす
5.たまきまゆみ 38歳
子:対人援助職、現在は障がい者支援施設で就労、シングルマザーで育児中
親:母が統合失調症、現在は父(夫)と二人で暮らす
6.林あおい 26歳
子:看護師、現在は精神科病院で働く、一人暮らし
親:母が統合失調症、現在は父(夫)と二人で暮らす
第3節 ライフサイクルに基づく子どもの体験の整理[埼玉県立大学:横山恵子]
1.乳幼児期
2.小学生
3.中学生
4.高校生
5.青年期 自立
6.成人期 結婚
7.成人期 子育て
8.親の介護
第4節 大人になった子どもの困難とリカバリー[埼玉県立大学:横山恵子]
1.大人になっても残る子どもの後遺症
2.親子関係の修復
3.仲間との出会い
4.子どもにとってのリカバリー
第2章 精神障がいのある親をもつ子どもへの支援のあり方
第1節 母子保健[大阪大学:蔭山正子]
1.妊娠そして出産
2.出産から3・4か月
3.3・4か月以降小学校入学まで
4.小学校以降
5.今後の支援のあり方
第2節 児童相談所[北海道・東北ブロック児童相談所:ウエムラカナタ]
1.家庭で暮らす児童への支援
2.一時保護に至った場合
3.児童相談所からの支援の難しさ
第3節 精神科医療[埼玉県立大学:横山恵子]
1.精神科医療と精神障がい者の結婚・出産の現状
2.医療における子どもへの対応
第4節 保育園[埼玉県精神障害者家族会連合会:岡田久実子]
1.保育園に勤務していた頃に出会った人たち
2.保育園を利用し始めて経験したこと
3.保育園でできることを考える
第5節 学校[埼玉県立大学:上原美子]
1.学校における児童生徒を取り巻く現状
2.学校教職員等の役割
3.養護教諭の役割及び保健室の位置づけ
4.子どものサインに気づく大人の存在
第6節 生活保護[神奈川県厚木児童相談所:長谷部慶章(前神奈川県保健福祉局生活援護課)]
1.子どもの貧困と生活保護
2.福祉事務所とケースワーカー
3.生活保護世帯の子どもたちとその支援
4.福祉事務所における子ども支援のあり方
終章 これからの展望[埼玉県立大学:横山恵子]
1.小さい子どもたちへの支援
2.大人になった子どもたちへの支援
3.大人になった子どもたちによる新たな活動
おわりに
精神疾患の親をもつ子どもの会(愛称:こどもぴあ)
著者略歴
横山 恵子(ヨコヤマ ケイコ yokoyama keiko)
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科・保健医療福祉研究科看護学専修/教授/看護師
【略歴】埼玉県立衛生短期大学第一看護科卒業。埼玉県立がんセンター、埼玉県立北高等看護学院、埼玉県立精神保健総合センター(現、県立精神医療センター)準備室を経て、看護師長として勤務。急性期病棟にて精神科看護を経験。その後、埼玉県立大学短期大学部看護学科講師、埼玉県立大学准教授から現職。その間、日本社会事業大学社会福祉学研究科博士前期課程、東京女子医科大学大学院看護学研究科博士後期課程修了。主な研究テーマは、精神障がい者の家族支援・家族会活動・アウトリーチサービス・看護師のキャリア支援。
蔭山 正子(カゲヤマ マサコ kageyama masako)
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻公衆衛生看護学教室/准教授/保健師
【略歴】大阪大学医療技術短期大学部看護学科、大阪府立公衆衛生専門学校を卒業。病院看護師を経験した後、東京大学医学部健康科学・看護学科3年次編入学。同大学大学院地域看護学分野で修士課程と博士課程を修了。保健所精神保健担当(児童相談所兼務あり)・保健センターで保健師としての勤務、東京大学大学院地域看護学分野助教などを経て現職。主な研究テーマは、精神障がい者の家族支援・育児支援、保健師の支援技術。
タイトルヨミ
カナ:セイシンショウガイノアルオヤニソダテラレタコドモノカタリ
ローマ字:seishinshougainoaruoyanisodateraretakodomonokatari
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