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定価:2,640円(2,400円+税)
判型:四六
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内容紹介
資本主義を肯定する思想と否定する思想の両方に貢献し、あまたの数理経済学者をも生んだフランス経済学。なぜ傑出した者たちが登場し、課題解決のための理論と政策を主張するに至ったのか。格差と不平等に満ちた現代社会を読みとくため、今こそ軌跡をたどろう。
目次
序文:なぜフランス経済学史か
第1講 重商主義、重工主義、初期重農主義の経済学
1 はじめに
2 重商主義と重工主義
3 ボワギルベール
4 カンティロン
5 ムロン
第2講 重農主義
1 はじめに
2 ケネーの一生と存在価値
3 ケネーの経済表
4 重農主義の評価と批判
5 自由放任主義
第3講 ポスト重農主義と産業主義
1 はじめに
2 カナールとセー
3 サン=シモン主義
4 ミッシェル・シュヴァリエ
第4講 空想的社会主義
1 はじめに
2 ロバート・オーエン
3 クロード・アンリ・ド・サン=シモン
4 シャルル・フーリエ
第5講 クールノー均衡とゲーム理論の先駆け
1 はじめに
2 クールノー
3 需要曲線
4 独占、寡占
5 ベルトラン均衡
6 ゲーム理論
第6講 一般均衡論者ワルラスの輝き
1 はじめに
2 ワルラスの人となり
3 限界革命
4 一般均衡の世界
5 模索過程
6 均衡の存在と安定
7 ワルラスは社会主義者か
8 パレート
9 ワルラスの総合評価
第7講 エンジニア・エコノミスト
1 はじめに
2 エンジニア・エコノミストとは
3 エコール・ポリテクニク
4 ジュール・デュピュイ
5 公共財の経済学
6 政府の役割
7 現代のエンジニア・エコノミスト
8 ディリジスム
第8講 資本主義(自由経済主義)と社会主義の闘い
1 はじめに
2 バスティア
3 Ce qu'on voit et ce qu'on ne voit pas(見えるものと見えないもの)
4 その他の自由主義経済派の群像
5 ルイ・オーギュスト・ブランキ
6 プルードンとソレル
7 ルシアン・サニエル、アルギリ・エマニュエル、シャルル・ベッテライム
8 レギュラシオン理論の誕生と推移
9 レギュラシオン理論の本質
10 資本主義の類型
第9講 ピケティの格差論
1 はじめに
2 ピケティの衝撃
3 20世紀フランスにおける所得分配
4 『21世紀の資本』の衝撃
5 内容
6 評価
7 ピケティを日本の立場で考える
8 『21世紀の資本』への論者からのコメント
9 資本とイデオロギー
10 エスター・デュフロ
第10講 フランス以外の経済学の特色
1 はじめに
2 イギリス経済学史の素描
3 ドイツ経済学史の素描
4 カール・マルクスとフリードリッヒ・エンゲルス
5 英・独・仏以外の経済学
最終講 フランス経済学の特色
1 はじめに
2 特色①:重農主義と経済自由主義
3 特色②:空想的社会主義
4 特色③:数理経済学
5 特色④:一般均衡理論
6 特色⑤:エンジニアリング経済学
7 特色⑥:フランス語文献の地位低下
8 おわりに
補講 日本におけるフランス経済学研究の系譜
1 はじめに
2 ケネーとワルラス
3 ケネー、ワルラス以外の経済学者
あとがき
参考文献一覧
第1講 重商主義、重工主義、初期重農主義の経済学
1 はじめに
2 重商主義と重工主義
3 ボワギルベール
4 カンティロン
5 ムロン
第2講 重農主義
1 はじめに
2 ケネーの一生と存在価値
3 ケネーの経済表
4 重農主義の評価と批判
5 自由放任主義
第3講 ポスト重農主義と産業主義
1 はじめに
2 カナールとセー
3 サン=シモン主義
4 ミッシェル・シュヴァリエ
第4講 空想的社会主義
1 はじめに
2 ロバート・オーエン
3 クロード・アンリ・ド・サン=シモン
4 シャルル・フーリエ
第5講 クールノー均衡とゲーム理論の先駆け
1 はじめに
2 クールノー
3 需要曲線
4 独占、寡占
5 ベルトラン均衡
6 ゲーム理論
第6講 一般均衡論者ワルラスの輝き
1 はじめに
2 ワルラスの人となり
3 限界革命
4 一般均衡の世界
5 模索過程
6 均衡の存在と安定
7 ワルラスは社会主義者か
8 パレート
9 ワルラスの総合評価
第7講 エンジニア・エコノミスト
1 はじめに
2 エンジニア・エコノミストとは
3 エコール・ポリテクニク
4 ジュール・デュピュイ
5 公共財の経済学
6 政府の役割
7 現代のエンジニア・エコノミスト
8 ディリジスム
第8講 資本主義(自由経済主義)と社会主義の闘い
1 はじめに
2 バスティア
3 Ce qu'on voit et ce qu'on ne voit pas(見えるものと見えないもの)
4 その他の自由主義経済派の群像
5 ルイ・オーギュスト・ブランキ
6 プルードンとソレル
7 ルシアン・サニエル、アルギリ・エマニュエル、シャルル・ベッテライム
8 レギュラシオン理論の誕生と推移
9 レギュラシオン理論の本質
10 資本主義の類型
第9講 ピケティの格差論
1 はじめに
2 ピケティの衝撃
3 20世紀フランスにおける所得分配
4 『21世紀の資本』の衝撃
5 内容
6 評価
7 ピケティを日本の立場で考える
8 『21世紀の資本』への論者からのコメント
9 資本とイデオロギー
10 エスター・デュフロ
第10講 フランス以外の経済学の特色
1 はじめに
2 イギリス経済学史の素描
3 ドイツ経済学史の素描
4 カール・マルクスとフリードリッヒ・エンゲルス
5 英・独・仏以外の経済学
最終講 フランス経済学の特色
1 はじめに
2 特色①:重農主義と経済自由主義
3 特色②:空想的社会主義
4 特色③:数理経済学
5 特色④:一般均衡理論
6 特色⑤:エンジニアリング経済学
7 特色⑥:フランス語文献の地位低下
8 おわりに
補講 日本におけるフランス経済学研究の系譜
1 はじめに
2 ケネーとワルラス
3 ケネー、ワルラス以外の経済学者
あとがき
参考文献一覧
著者略歴
橘木 俊詔(タチバナキ トシアキ tachibanaki toshiaki)
京都女子大学客員教授,京都大学名誉教授
1943年兵庫県生まれ。
小樽商科大学,大阪大学大学院を経て,ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学教授,同志社大学教授を歴任。元日本経済学会会長。
専門は経済学,特に労働経済学。フランス,アメリカ,イギリス,ドイツで研究職・教育職に従事するとともに,日本銀行,経済産業省などで客員研究員を経験。
和文,英文,仏文の著書・論文が多数ある。
〔主要近著〕
『日本の構造:50の統計データで読む国のかたち』(講談社,2021年)
『教育格差の経済学:何が子どもの将来を決めるのか』(NHK出版,2020年)
『“フランスかぶれ”ニッポン』(藤原書店,2019年)
『日本の経済学史』(法律文化社,2019年)
『21世紀日本の格差』(岩波書店,2016年)
『フランス産エリートはなぜ凄いのか』(中央公論新社,2015年)
タイトルヨミ
カナ:フランスケイザイガクシキョウヨウコウギ
ローマ字:furansukeizaigakushikyouyoukougi
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