近刊検索 デルタ

2023年8月9日発売

亜紀書房

出版社名ヨミ:アキショボウ

エディ、あるいはアシュリー

となりの国のものがたり
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内容紹介
「さて、エディ。こう呼ばれたいなって思う名前はあるの?」
「アシュリー」
本当はそんな名前、考えたこともなかった。〈自分は男じゃないらしい〉という認識は、〈どうも女性のようだ〉とは直結していなかったからだ。それなのに訊かれたら口をついて出た。アシュリーは子どもの頃に可愛がって大切にしていたぬいぐるみだ。
(「エディ、あるいはアシュリー」より)

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性の多様性。移民。失われた日々。喪失。再生。暴力……。
どこにでもあるリアルな世界を、時を越え、現実と幻想とを自由に行き来しながら、未来と希望を信じて描いた短編集。

ジェンダー・アイデンティティの不確かさを自らに問いかける表題作「エディ、あるいはアシュリー」、第63回現代文学賞受賞作「相続」など8作品を収録。

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避けようのない過酷な現実と、その先にある柔らかな希望……。
韓国ファンタジー界の旗手が織りなす物語のタペストリー8編。
目次
■レオニー
■エディ、あるいはアシュリー
■海馬と扁桃体
■正常人
■木の追撃者 ドン・サパテロの冒険
■へその唇、嚙みつく歯
■相続
■メイゼル

■あとがき
■訳者あとがき
著者略歴
キム・ソンジュン(キム ソンジュン kimu sonjun)
1975年ソウル生まれ。明知大学文芸創作学科卒業。2008年に短編「わたしの椅子を返してください」で中央新人文学賞を受賞し、デビュー。2010年から3年連続で若い作家賞を受賞し、期待の作家として頭角を現す。2018年に「相続」(本書収録)で第63回現代文学賞を受賞。邦訳された作品に「火星の子」(斎藤真理子訳、『ヒョンナムオッパへ』所収、白水社)、「未来は長く続く」(斎藤真理子訳、『覚醒するシスターフッド』所収、河出書房新社)がある。
古川 綾子(フルカワ アヤコ furukawa ayako)
神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。翻訳家。 神田外語大学非常勤講師。訳書にチェ・ウニョン『わたしに無害なひと』『明るい夜』、キム・エラン『外は夏』『ひこうき雲』、キム・へジン『娘について』『君という生活』、ハン・ガン『そっと静かに』、ユン・イヒョン『小さな心の同好会』、イム・ソルア『最善の人生』などがある。
タイトルヨミ
カナ:エディアルイハアシュリー
ローマ字:ediaruihaashurii

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