近刊検索 デルタ

2015年9月29日発売

慶應義塾大学出版会

出版社名ヨミ:ケイオウギジュクダイガクシュッパンカイ

旅の書物/旅する書物

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内容紹介
▼旅 と 書 物 の 緊 密 な 関 係

探書は愛書家を旅に駆り立て、書を携えて旅に出れば、未知との遭遇が旅行記に結実する。
旅と書物の緊密な関係を3つの視点〈探書と旅〉〈旅の記録と旅の実際〉〈フィクションと旅〉から分析する9篇の論考。
目次
前 言   松田 隆美

Ⅰ 探書と旅
 旅と文献情報の収集
 ―― 16世紀コンラート・ゲスナーの場合   雪嶋 宏一

 「よりよいテクスト」探索の旅
 ―― サー・トマス・マロリー『アーサーの死』をめぐる数奇な出版事
 情と編集者たち   不破 有理

Ⅱ 旅の記録と旅の実際
 2つのローマ
 ―― 「旅の書」にアイデンティティの上書き利用を読む
 神崎 忠昭

 旅の書物 / 旅する書物
 ―― 近代イギリスのイタリア旅行記とガイドブック   松田 隆美

 イブン・バットゥータの上エジプト紀行
 ―― 喜捨と歓待をめぐる一考察  長谷部史彦

 「通信使記録」からみた使節団の庶民芸能見物   田代 和生

Ⅲ フィクションと旅
 フィリップ・ド・シャンパーニュ作、通称《煉獄の魂》再考
 ―― 「勝利するキリスト」図像の視点から   木村 三郎

 『ガリヴァー旅行記』をめぐる東西文献交渉史   原田 範行

 中国古典文学に見る雅と俗の「旅」   吉永 壮介


  執筆者紹介
著者略歴
松田 隆美(マツダ タカミ matsuda takami)
慶應義塾大学文学部教授(中世英文学、思想史)。ヨーク大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。 主要業績:『ヴィジュアル・リーディング ―― 西洋中世におけるテクストとパラテクスト』(ありな書房、2010年)、『ロンドン物語 ―― メトロポリスを巡るイギリス文学の700年』(共編著、慶應義塾大学出版会、2011年)。
タイトルヨミ
カナ:タビノショモツ/タビスルショモツ
ローマ字:tabinoshomotsu/tabisurushomotsu

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