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定価:4,400円(4,000円+税)
判型:四六
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内容紹介
戦後70年、数多くの組織と人々が日本の「転覆」を想起し、訴求し、夢想し、奔走し、挫折して斃れて、今日に至っている。
敗戦直後の日本共産党に始まり、全学連・全共闘などの学生運動、世界の変革を掲げた運動体諸派、それに右から対抗する三島由紀夫たちや新右翼、「総体革命」教団やオウムの動き、さらには最近のヘイトスピーチ団体の不穏な動向や「イスラム国」対策を理由にした体制変革戦争国家志向まで、トータルな視点で描く「転覆思想」史。
敗戦直後の日本共産党に始まり、全学連・全共闘などの学生運動、世界の変革を掲げた運動体諸派、それに右から対抗する三島由紀夫たちや新右翼、「総体革命」教団やオウムの動き、さらには最近のヘイトスピーチ団体の不穏な動向や「イスラム国」対策を理由にした体制変革戦争国家志向まで、トータルな視点で描く「転覆思想」史。
目次
第一章 二人のヴェルト・ガイスト(世界精神)ー三島由紀夫と高橋和巳・・・1
その(一)三島由紀夫/1
その(二)などてすめらぎは人間となりしか/3
その(三)高橋和巳/9
第二章 国民国家(ネイション・ステイト)の誕生・・・14
その(一)近代への離陸/14
その(二)左右の分裂/18
その(三)非国民の誕生ー宗教の挑戦/25
その(四)アジア主義の系譜/29
その(五)テロリストの風景/39
その(六)日本にとって国民国家とは何であったかーまとめ/43
第三章 国家改造を目指して・・・50
その(一)右翼イデオローグの原像/50
その(二)最後の一撃ー国家改造を目指して/72
その(三)二つの左翼/91
その(四)黒いテロル/99
その(五)「外先内後」の政治状況ーまとめ/105
第四章 戦後の軌跡・・・112
その(一)再度の屈辱/112
その(二)権威の崩壊/122
その(三)異端の台頭/130
その(四)六〇年安保/131
その(五)低迷の中で/142
その(六)戦後の状況ーまとめ/148
第五章 豊穣の叛乱・・・152
その(一)一点突破/152
その(二)反撃の到来/154
その(三)激動の七ヶ月/160
その(四)日大闘争/164
その(五)東大闘争/173
その(六)闘い炎上/184
その(七)三島との対話/197
その(八)実存の叛乱ーまとめ/203
第六章 民族派(新右翼)の軌跡・・・208
その(一)右翼ーそのイメージ/208
その(二)至誠の人/211
その(三)新左翼に触発されてできた右翼/217
その(四)全国学協の台頭/224
その(五)内部抗争/230
その(六)左翼の生と右翼の死ーまとめ/234
第七章 アメリカとイスラームと中国と・・・238
その(一)アメリカ帝国/238
その(二)アメリカの誤算/247
その(三)先住民の異議申立/252
その(四)黒人革命/260
その(五)ブラック・パワー/269
その(六)カウンター・カルチャー運動/283
その(七)中東の雄叫び/292
その(八)パレスチナ革命とアラブ赤軍/295
その(九)宗教原理主義の登場/298
その(十)共産主義国家の消滅/314
その(十一)世界炎上ーまとめ/334
第八章 闘争継続・・・346
その(一)敗北の総括/346
その(二)三島自刃/367
その(三)新右翼の再生/374
その(四)赤軍の飛翔/379
その(五)新右翼の応戦/385
その(六)マイノリティーからの反撃(1)アイヌの場合/390
その(七)マイノリティーからの反撃(2)沖縄の場合/402
その(八)敗北の前兆ーまとめ/417
第九章 滅びの中で・・・421
その(一)連合赤軍の末路/421
その(二)坂口弘/430
その(三)鎮魂の歌/435
その(四)東アジア反日武装戦線/440
その(五)マルクスを超えて/443
その(六)最底辺からの闘い/446
その(七)怨念の憑依/450
その(八)滅亡への道/456
その(九)内ゲバ/460
その(十)終焉/470
その(十一)終戦ーまとめ/475
第一〇章 「パラダイムの転換」と「文明の衝突」・・・479
その(一)左翼概観/479
その(二)新左翼の淵源/490
その(三)破綻/496
その(四)右翼とは何であったか/498
その(五)左右の競合ーその挑戦と応戦/502
その(六)宗教の政治化/509
その(七)パラダイムの転換と文明の衝突/515
その(一)三島由紀夫/1
その(二)などてすめらぎは人間となりしか/3
その(三)高橋和巳/9
第二章 国民国家(ネイション・ステイト)の誕生・・・14
その(一)近代への離陸/14
その(二)左右の分裂/18
その(三)非国民の誕生ー宗教の挑戦/25
その(四)アジア主義の系譜/29
その(五)テロリストの風景/39
その(六)日本にとって国民国家とは何であったかーまとめ/43
第三章 国家改造を目指して・・・50
その(一)右翼イデオローグの原像/50
その(二)最後の一撃ー国家改造を目指して/72
その(三)二つの左翼/91
その(四)黒いテロル/99
その(五)「外先内後」の政治状況ーまとめ/105
第四章 戦後の軌跡・・・112
その(一)再度の屈辱/112
その(二)権威の崩壊/122
その(三)異端の台頭/130
その(四)六〇年安保/131
その(五)低迷の中で/142
その(六)戦後の状況ーまとめ/148
第五章 豊穣の叛乱・・・152
その(一)一点突破/152
その(二)反撃の到来/154
その(三)激動の七ヶ月/160
その(四)日大闘争/164
その(五)東大闘争/173
その(六)闘い炎上/184
その(七)三島との対話/197
その(八)実存の叛乱ーまとめ/203
第六章 民族派(新右翼)の軌跡・・・208
その(一)右翼ーそのイメージ/208
その(二)至誠の人/211
その(三)新左翼に触発されてできた右翼/217
その(四)全国学協の台頭/224
その(五)内部抗争/230
その(六)左翼の生と右翼の死ーまとめ/234
第七章 アメリカとイスラームと中国と・・・238
その(一)アメリカ帝国/238
その(二)アメリカの誤算/247
その(三)先住民の異議申立/252
その(四)黒人革命/260
その(五)ブラック・パワー/269
その(六)カウンター・カルチャー運動/283
その(七)中東の雄叫び/292
その(八)パレスチナ革命とアラブ赤軍/295
その(九)宗教原理主義の登場/298
その(十)共産主義国家の消滅/314
その(十一)世界炎上ーまとめ/334
第八章 闘争継続・・・346
その(一)敗北の総括/346
その(二)三島自刃/367
その(三)新右翼の再生/374
その(四)赤軍の飛翔/379
その(五)新右翼の応戦/385
その(六)マイノリティーからの反撃(1)アイヌの場合/390
その(七)マイノリティーからの反撃(2)沖縄の場合/402
その(八)敗北の前兆ーまとめ/417
第九章 滅びの中で・・・421
その(一)連合赤軍の末路/421
その(二)坂口弘/430
その(三)鎮魂の歌/435
その(四)東アジア反日武装戦線/440
その(五)マルクスを超えて/443
その(六)最底辺からの闘い/446
その(七)怨念の憑依/450
その(八)滅亡への道/456
その(九)内ゲバ/460
その(十)終焉/470
その(十一)終戦ーまとめ/475
第一〇章 「パラダイムの転換」と「文明の衝突」・・・479
その(一)左翼概観/479
その(二)新左翼の淵源/490
その(三)破綻/496
その(四)右翼とは何であったか/498
その(五)左右の競合ーその挑戦と応戦/502
その(六)宗教の政治化/509
その(七)パラダイムの転換と文明の衝突/515
著者略歴
小滝 透(コタキ トオル kotaki tooru)
1948年京都生まれ。ノンフィクション作家。
京都市立紫野高校卒業。金沢大学法文学部中退。
サウジアラビア・リヤード大学文学部アラビック・インスチチュート卒業。
宗教・文化・歴史など幅広い分野で活躍。
『神の世界史(三部作)イスラーム教、キリスト教、ユダヤ教』 河出書房新社
『神々の目覚め』 春秋社
『アメリカの正義病・イスラームの原理病』 春秋社・岸田秀氏との対談
『ヒトはなぜまっすぐ歩けるのか』『親子で語る中東イスラーム世界と日本』 第三書館
など著書多数。
タイトルヨミ
カナ:センゴナナジュウネン ニホンテンプクシソウシ
ローマ字:sengonanajuunen nihontenpukushisoushi
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