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2017年1月20日発売

芙蓉書房出版

出版社名ヨミ:フヨウショボウシュッパン

クラウゼヴィッツの「正しい読み方」

『戦争論』入門
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内容紹介
『戦争論』解釈に一石を投じた話題の入門書Reading Clausewitzの日本語版

戦略論の古典的名著『戦争論』は正しく読まれてきたのか?
★従来の誤まった読まれ方を徹底検証し、正しい読み方のポイントを教える
★21世紀の国際情勢を理解するために、クラウゼヴィッツがなぜ有効なのかを論ずる
目次
第1章 クラウゼヴィッツの生涯と『戦争論』の誕生
クラウゼヴィッツの幼年期/『戦争論』の執筆/『戦争論』の受け取られ方
第2章 観念主義者のクラウゼヴィッツvs現実主義者のクラウゼヴィッツ
観念主義者のクラウゼヴィッツ/クラウゼヴィッツの考えはいつ変わったのか/現実主義者のクラウゼヴィッツ/二人のクラウゼヴィッツ
第3章 政治、三位一体、政軍関係
政治の一つの「ツール」としての戦争/クラウゼヴィッツの後継者たちにとっての政治の重要性/クラウゼヴィッツの世界観/クラウゼヴィッツの社会像/三位一体―暴力/チャンス/政治目的/最高指揮官と戦時内閣―優先するのは政治か軍事戦略か/文民・軍による指揮―ビスマルクとモルトケの衝突/軍事計画の作成と民間人による指導の不足/第一次世界大戦―将軍たちの戦争
第4章 数字の先にあるもの
軍事的天才―指揮官の性格/重心/兵力の集中/精神力と意志の力/戦力の経済/摩擦とチャンス
第5章 防御・攻撃論、殲滅戦、そして総力戦
クラウゼヴィッツ―防御の優位/プロイセン~ドイツにおける防御と攻撃/フランスと「徹底攻勢」/その他の国における攻撃/「観念主義者としてのクラウゼヴィッツ」と彼の同時代の人々/決戦・殲滅戦についてのドイツ側の反応/デルブリュックと消耗戦略/英語圏におけるクラウゼヴィッツ/フランスにおける殲滅戦略/クラウゼヴィッツの亡霊/クラウゼヴィッツと総力戦
第6章 クラウゼヴィッツのさらなる応用
――コーベットと海洋戦、毛沢東とゲリラ
海に出るクラウゼヴィッツ―ジュリアン・コーベット卿/クラウゼヴィッツと「小規模戦争」、もしくはゲリラ/毛沢東とクラウゼヴィッツ
第7章 核時代のクラウゼヴィッツ
ソ連の戦略―戦争の必然性とクラウゼヴィッツ/クラウゼヴィッツと冷戦期の西洋の戦略/西洋の冷戦期の戦略家とクラウゼヴィッツの遺産/クラウゼヴィッツとエスカレーション/政策処方か、深淵な理論か/限定戦争と西洋の新クラウゼヴィッツ学派/ベトナム戦争―クラウゼヴィッツ派からの批判/ベトナム戦争から湾岸戦争
第8章 二一世紀におけるクラウゼヴィッツの有効性
クラウゼヴィッツの問題点/不変の戦争、あるいは永遠の変化/永遠なるクラウゼヴィッツ
原書注
【解説】
著者略歴
ベアトリス・ホイザー(ホイザー ベアトリス hoizaa beatorisu)
英国レディング大学政治・国際関係学科教授。専門は戦略論や欧州の安全保障体制など。フランスのランス大学で教鞭をとった後に英国ロンドン大学キングス・カレッジの戦争学科で長年教授を務める。ポツダム大学やドイツ国防大学などで教授を歴任した後に現職。オックスフォード大学で博士号(D.Phil)を修了。1961年タイ生まれのドイツ系イギリス人。多言語を操るマルチリンガル。本書の他に北大西洋条約機構の核戦略や冷戦時代の旧ユーゴスラビアの外交史、戦略論の歴史についての本や論文が多数。本書はすでに数カ国後に翻訳されている。
奥山 真司(オクヤマ マサシ okuyama masashi)
国際地政学研究所上席研究員。
中谷 寛士(ナカタニ ヒロシ nakatani hiroshi)
英国レディング大学大学院。
タイトルヨミ
カナ:クラウゼヴィッツノタダシイヨミカタ
ローマ字:kurauzevittsunotadashiiyomikata

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