近刊検索 デルタ

2016年10月19日発売

中西出版

出版社名ヨミ:ナカニシシュッパン

北海道の海辺を歩く

ビーチコーミング学入門
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
「ビーチコーミングって何?」
ビーチコーミングとは浜辺に落ちている漂着物を拾い集める知的な遊びのことです。
ビーチコーミングの「コーム」というのは、髪の毛をとくのに使う櫛、「コーム(comb)」が語源だそうです。浜辺を手の櫛でとくようにして漂着物を拾う事から、「ビーチコーミング」と名付けられました。
ビーチコーミングに特別なルールはありません。人それぞれ、いろいろな遊び方、楽しみ方があります。
自分流のスタイルで、気軽に始めてみましょう。きっと海の自然や文化について、たくさん学ぶ事ができますよ。
目次
まえがき

第1章 ビーチコーミング学への誘い
1.漂着物とは
2.ビーチコーミングとは
3.ビーチコーミングと海岸地形
4.科学としてのビーチコーミング
5.ビーチコーミングに出かけよう
  BCコラム1.海上の道

第2章 漂着物の自然史
1.軟体動物(貝類)
2.棘皮動物
3.節足動物・甲殻類
4.様々な無脊椎動物
5.海生哺乳類
6.様々な脊椎動物
7.海藻
8.果実・種子
9.鉱物・岩石
10.化石
  BCコラム2.オウムガイ

第3章 漂着物の文化史
1.ガラス浮き
2.色々な浮き
3.漁業用具
4.おもちゃ
5.危険な漂着物
6.外国からの漂着物
  BCコラム3.ベントス浮き

第4章 自然史学的アプローチ
1.暖流系漂着物の意義
2.アオイガイの生態を探る
3.打ち上げ貝の海洋生物地理
4.南方系の漂着果実・種子
5.鳴き砂の特徴との起源
  BCコラム4.カプリ島

第5章 アウトリーチ活動
1.「海辺の宝さがし」(2001~2005)
2.「とましんビーチコーミング」(2008~)
3.「化石と漂着物から読む自然誌」(2008~)
4.リーフレットからハンドブックへ
5.博物館における漂着物展示
  BCコラム5.ドーヴァー海岸

第6章 ビーチコーミング学の展望と課題
1.漂着物の多様性
2.学際科学としてのビーチコーミング学
3.シームレスなビーチコーミング学へ
  BCコラム6.漂着物学会

参考文献
あとがき
著者略歴
鈴木 明彦(スズキ アキヒコ suzuki akihiko)
北海道教育大学札幌校教授。理学博士。専門は地質学・古生物学。 北海道大学大学院理学研究科地質学鉱物学専攻博士課程修了。 漂着物学会編集委員長(2010年~)。 1996年ロシア科学アカデミー海洋生物学研究所(ウラジオストク)留学。 1999年北海道大学水産学部海洋生物学講座(函館)国内留学。 主要著書に『北海道の漂着物―ビーチコーミングガイド』(道新マイブック)、『北海道ビーチコーマーズガイド』(共著、北海道海岸生物研究会)、『漂着物考―浜辺のミュージアム』(共著、INAX出版)、『札幌の自然を歩く―道央地域の地質あんない』(共著、北海道大学出版会)。 若宮明彦の筆名で、詩作を続ける。詩集『掌の中の小石』、『貝殻幻想』、『海のエスキス』、詩論集『北方抒情』、アンソロジー『海の詩集』など。北海道詩人協会賞(1998年)、札幌文化奨励賞(2012年)受賞。北海道詩人協会会長(2016年~)。
タイトルヨミ
カナ:ホッカイドウノウミベヲアルク
ローマ字:hokkaidounoumibeoaruku

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
一番やさしい俳句再入門
実は俳句の本をけっこう出しています

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。