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2021年10月6日発売

寿郎社

出版社名ヨミ:ジュロウシャ

アイヌモシリ【静かな大地=北海道】に生きて――昭和十年、日高地方に生まれたある高校英語教師の自叙伝

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内容紹介
〈屯田兵〉の孫として生まれ、多くのアイヌの人々が暮らす村で育ち、やがて〈アイヌ民族共有財産裁判〉などのアイヌ民族の権利回復運動に全身全霊で取り組んだ元高校英語教師の「昭和(戦前・戦後)」「平成」「令和」の記録。
目次
第1章 北海道と家族の歴史
   1 アイヌ文化は残っていた
   2 北海道は日本の「内国植民地」であった
   3 私の祖父は屯田兵家族として北海道へ来た
第2章 幼児期から大学卒業まで
   1 動物をたくさん飼う生活
   2 「新冠御料牧場」のど真ん中、戦争に負けてどうなったか
   3 転校して浦河高校へ
   4 大学時代
第3章 教員生活
   1 伸び伸びと教育活動ができた
   2 新年度が始まってから、急遽の依頼で母校・浦河高校へ
   3 教育の総仕上げとなった苫小牧東高校
   4 札幌東商業高等学校
第4章 定年後の旅の記録
   1 地球一周ピースボートの旅〈1〉
   2 地球一周ピースボートの旅〈2〉
   3 地球一周ピースボートの旅〈3〉
   4 古道・様似山道を歩く
   5 芭蕉「おくのほそ道」を辿る旅
   6 知床世界遺産を歩く八〇代の三人旅
第5章 教育外の組織的活動(サークル活動)
   1 札幌浦高会(同窓会)
   2 NMFスキークラブ
   3 ソーシャル・ダンス
   4 プロジェクト・ウエペケレ
   5 ピアニヤン
   6 北海道を歩こう
第6章 「少数民族問題懇談会」とその他のアイヌ民族の課題
   1 少数民族問題懇談会、旗揚げ
   2 先住民族問題と教育
   3 アイヌ民族に関する法律(案)
   4 「アイヌ民族に関する法律」(アイヌ新法)に関する要望書
   5 アイヌ民族の復権運動と差別表現を考える
   6 アイヌ民族の歴史と実態を東北に求めて
   7 外部講師の依頼で、アイヌ民族を語った
   8 作文「差別」 竹内公久枝
第7章 「アイヌ民族共有財産裁判」
   1 共有財産返還問題の本質と経過
   2 アイヌ民族共有財産の発生と歴史的経過
   3 地裁・高裁での取り組みと判決の特徴、課題は何か
第8章 身辺雑記
   1 自宅の新築について
   2 野菜・果樹を育てて
   3 スクラップブック
第9章 英語の教育実践
   1 3分間スピーチの実践
   2 高校1年で、何をどう教えているか
   3 竹内公久枝さんの作文「差別」を英文にして
   4 戦争体験の聞き取り調査を英文にして
   5 北海道での人権教育
   6 アンネ・フランクの実践
   7 英語スピーチコンテスト
著者略歴
大脇徳芳(オオワキ ノリヨシ oowaki noriyoshi)
1935年(昭和10年)、北海道沙流郡平取村に生まれる。 新冠村・元神部小学校、新冠小学校をへて新冠中学校卒業。 静内町・静内高校をへて浦河町・浦河高校卒業。 1955年、北海道学芸大学函館分校1類中学コース文科入学。 57年、北海道学芸大学札幌分校1類中学コース文科(英語科)転入。59年卒業。 様似中学校、浦河高校、苫小牧東高校、札幌東商業高校の英語科教師を務め、96年、定年退職。その間、「少数民族問題懇談会」を立ち上げ、会長としてアイヌ民族の権利回復運動や「アイヌ共有財産裁判」の支援活動などに携わる。 現在、「少数民族懇談会」顧問、「札幌浦高会」顧問、「プロジェクト・ウエペケレ」メンバー。著書に『ポロ リムセ――少数民族懇談会23年の歩み』(アイワード)。 札幌市在住。
タイトルヨミ
カナ:
ローマ字:

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