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2020年11月10日発売

木立の文庫

みんなのひきこもり

つながり時代の処世術
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内容紹介
コロナ禍で“巣ごもり”が日常的になって、
外に出ない/リアルに会わない“新しい生活”が推奨されるような空気がまだ漂います。

そんな「ひきこもりノーマル」な時代に、
どうすれば、焦げついた「苦しい」コンディションに陥らずに済むか? を考えませんか。 

本書では同時に、社会の“みんな”目線からくる窮屈さの問題や、集団のなかでも“ひとり”で居られるためのコツなども、伝授されます。

――著者は九州大学病院で「ひきこもり外来」を開く精神科医です。当事者や家族の支援活動にも長らく携わっておられます。
目次
〇はじめまして
  みんなのひきこもり/こもる時代の到来/アット・ホームな居心地?/ひとりで居られる 

〇プロローグ: これって、ひきこもり? ひきこもり予備軍?



◇ひきこもりの時代

●1章 そもそも ひきこもりとは? 
  「社会的ひきこもり」の誕生/社会に参加しているか/あたらしいステージに 

●2章 新しい「ひきこもり」の定義
  病的ひきこもりの誕生/巣ごもりと「ひきこもり」は違う?/こんな場合は? 

●3章 ひきこもりではない と言えますか?
  「孤独」と“孤独感"って一緒?/孤独感にフタをしてくれるモノ/フェイス・トゥー・フェスかのように/ひたすら△△ ぼんやり◇◇  

●4章 コロナ禍での病的ひきこもりのリスク 
  ひきこもりの引き金/病的ひきこもりリスク・チェックリスト/巣ごもりと病的ひきこもりを分けるもの/注意のむけどころ/すぐそこにある光景 



◇どうして こもるのだろう

●5章 ひきこもる病い 
  統合失調症/それはあまりにリアルで/うつ病/うつの症状とうつ病/くすりだけでなく… /双極性障害(躁うつ病)/不安障害(とくに社交不安障害)/発達障害/社会のなかで/もうひとつの発達障害/居場所があれば… /うっかり屋さん/PTSD・トラウマ
/パーソナリティ障害

●6章 ひきこもり こもごも
  からだの病気によって/白と黒のあいだに/グレーゾーンの苦しみ/さまざまな支援の活用/新しいタイプの抑うつ症候群/従来のメランコリー気質/ディスチミア気質の台頭/グレーゾーンの早期受診/病気としてとらえるなら/どの程度がこころの病気?/ひきこもりがこころの病気をつくる? 


 
◇あなたも わたしもひきこもり

●7章 ところ変われば? 
  いずこの空の下にも/世界初の国際調査研究/診断上の課題/ 見立て・アプローチの違い/国際的な診断法の開発と実態調査研究/それは世界中に広まりつつ

●8章 ひきこもりをつくる社会 
  源泉としての「恥」/「甘え」というアクション/依存欲求を満たすため/ひきこもりとインターネット/ひきこもりへのゲートウェイ  



◇どうとらえて どう対処するか

●9章 ひきこもりの評価と治療 
  ひきこもり評価の難しさ/独居ひきこもりのこと/多面的評価と治療戦略/生物学的な基盤について

●10章 ひきこもりへの治療的アプローチ 
  ひきこもり支援機関/家庭訪問/カウンセリング サイコセラピー/無意識への眼差し/ひきこもりを知らないわたし/ひきこもりに陥ったわたし

●11章 ひきこもる能力 
  こころのなかの病み/こころのなかの健康/ひとりでいられるということ/ひきこもる能力をとりいれたわたし/適切な対応のための支援/アニマルセラピー

●12章 ほどほどの間をさがして 
  ドラえもんはのび太を救う?/リアルでもバーチャルでもなく ほどほどな関係のために/治療的介入に関するまとめ



◇みんなのひきこもり時代の処世術

●13章 病的なひきこもりに陥らないために 
  「モノへの依存」に対処する/だんだんと手放せるように/こころの病気(とくにうつ病)を予防する/ り・は・あ・さ・る/「巣ごもり生活」でとくに留意すべきこと

●14章 「ひきこもる能力」を身につける
  一緒にいること/みんなに合わせること/ 集団のなかでも独りでいられること 

●15章 みんなの世界 
  わたしはどこ?/そうあってほしいのは誰?/みんなで「みんな」から脱却/みんなってだれ?/変人のすゝめ

●16章 思春期から卒業するコツ 
  ほどよい父性/ 恋すればひきこもっていられない/ 大人だって半人前/ 大人の真実の世界を子どもに伝える



〇エピローグ: ひきこもりという生き方
著者略歴
加藤 隆弘(カトウ タカヒロ katou takahiro)
加藤隆弘(かとう・たかひろ) ◇九州大学病院 精神科神経科 講師。  九州大学病院「気分障害ひきこもり外来」主宰。 ◇1974年:鹿児島県生まれ。  2000年:九州大学医学部卒業。  精神科医・医学博士。 ◇九州大学病院・牧病院・鮫島病院で精神科研修後、ひきこもり臨床に並行して、2005年より精神分析訓練と基礎脳科学研究を開始。2008年:日本学術振興会特別研究員、2011年:米国ジョンズホプキンス大学精神科「日米脳」派遣研究員、2013年:九州大学レドックスナビ研究拠点特任准教授(脳研究ユニット長)を経て、2017年より現職。 ◇専門は精神分析・集団精神療法・精神免疫学・うつ病・自殺予防・ひきこもり。2012年:帰国後に、多様化するうつ病やひきこもりの病態解明と治療法開発のための専門外来(気分障害ひきこもり外来)を立ち上げるとともに、脳と心の橋渡し研究ラボ(九州大学精神科分子細胞研究室)を主宰。 ○共著に『罪の日本語臨床』(創元社,2009年)、『 専門家に相談する前のメンタルヘルスファーストエイド』(創元社,2012年)、『 北山理論の発見:錯覚と脱錯覚を生きる』(創元社,2015年)ほか。 ○ランセット誌・世界精神医学会誌・米国精神医学会誌をはじめと する査読付の国際学術誌に120本を超える研究成果・臨床成果を報告し、特にひきこもり国際化に関する研究領域を牽引。 ○メンタルヘルス・ファーストエイド・ジャパン(MHFA-J)の発起メンバーで、一般住民やひきこもり家族へのMHFAの普及活動を通じて、うつ・自殺予防・ひきこもり打開のための啓蒙活動を展開。
タイトルヨミ
カナ:ミンナノ ヒキコモリ
ローマ字:minnano hikikomori

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加藤隆弘/著
池見陽/著 エディダスワニ/著
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人間関係研究会/監修 伊藤義美/著・編集 松本剛/著・編集 山田俊介/著・編集 坂中正義/著・編集 ほか
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