近刊検索 デルタ

2023年3月28日発売

木立の文庫

出版社名ヨミ:コダチノブンコ

社会のストレスとこころ

パーソナリティ障害と集団ダイナミクス
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
○私たち個人が「社会」という他者と出会って生じる“ストレス”に、こころはどのように相対し、自らを修正して、健康を維持あるいは回復させているのでしょう? 本書が描くのは、そんな無意識のダイナミクスです

○社会という普遍的な視点+パーソナリティという個別の視点、その両眼視で、コロナ情況からウクライナ戦争まで、“集団という生きもの”の無意識が浮かびあがります。なかでも、「ストレス状況へのレスポンス」のキーポイントとして、〈自己愛性障害〉というこころのあり様を、四つの臨床例に基き描出します。
目次
●集団のダイナミクス

第一章 集団のこころの動き
   逃避し依存するグループ
   内的空想がエネルギーになるとき

第二章 もうひとつの集団力動
   こころの危機から護るために
   自他いずれかにむかう攻撃性
   気づけるよう 選択できるように
   援助者が関わることで


●精神分析的心理療法の実際

第三章 こころのあらわれ――言葉や考えが誕生する

第四章 自己愛世界に他者が登場する

第五章 夢想が明らかにしたもの

第六章 「中断すること」によって明示されたこころ

終 章 自己障害患者にどう関わるか
   自己の発達にかかわる苦しみ
   新しい自分を試みるために
   向いている? 向いていない?
   文化にまつわる視点
   自分中心から自他共生に
   おしまいに
著者略歴
手塚 千惠子(テヅカ チエコ tezuka chieko)
○1944年、兵庫県に生まれる。父の転勤で転校を繰り返しながら学生生活を過ごして、転校生のこころの機微をよく感じた。大阪市立大学家政学部児童心理学科(現・大阪公立大学生活科学部)の存在を知り、「子どもの心理を学びたい」と強く思ったのはこの経験からだと思う。 ○卒業後、大阪市立病院精神神経科に就職し、定年後も非常勤で、計47年間、精神疾患に対する臨床心理業務(心理療法・心理テスト)に従事した。 〇他に、小児科患者家族の心理的問題、終末期医療、重大告知による不安への対応など、勤務病院全体のメンタルヘルスに対応する「医療心理相談」の開設で、相談員として務める。 ○大阪市保健所で三歳児健診の発達テスト・テスターを22年間、大阪市こころの健康センター「自死遺族相談」の開設で、相談員を7年間、大阪府保健所および府下の市で「虐待防止母親グループ・セラピー」セラピストを8年間、大阪市南部子ども相談センターで「虐待防止親カウンセリング」カウンセラーを5年間、国立病院機構大阪医療センター臨床心理室で「HIV患者への集団心理療法による心理的援助」に5年間、従事。 ○また、大阪市立大学生活科学部大学院、同医学部、関西福祉科学大学大学院、甲子園大学大学院、大阪医療センター附属看護学校および市立病院付属看護学校にて、非常勤講師。 ○現在は大阪市で“心理室森ノ宮”を開設して、精神疾患への心理療法や専門家の訓練を営む。
タイトルヨミ
カナ:シャカイノ ストレスト ココロ
ローマ字:shakaino sutoresuto kokoro

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
緑の書 リビアのカダフィ大佐の理論
2011年10月20日、カダフィ大佐は殺された

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)
新着:ランダム(5日以内)

>> もっと見る

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。