近刊検索 デルタ

2024年7月4日発売

2ndLap

ニーナ・シモンのガム

失われたものと見つかったものをめぐる回想
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内容紹介
稀代のミュージシャンによるフォト・メモワール。

1999年7月1日、ニーナ・シモンは、イギリスで最後となる貴重な公演を行った。感動的なステージの終演後、客席にいたウォーレン・エリスはステージに向かい、ニーナ・シモンが噛んだガムをピアノから取り、彼女のステージタオルに包んで持ち帰った。

それから20年。ガムはずっとウォーレンの手元にあり、彼のクリエーティブな営みを支える力となった。そして2019年、エリスの親友でありコラボレーションパートナーのニック・ケイヴが、自身の「ストレンジャー・ザン・カインドネス(Stranger Than Kindness)」展に何か出品しないかと彼に尋ね、ガムの運命が動き出す。ウォーレンはガムを銀と金で鋳造させる。ガムが、誰も予想できなかった出来事の連鎖を引き起こす。

一見取るに足らないもの、すぐに捨てられてしまうようなものが、人と人とのあいだに美しいつながりを生み出していく。これはものや経験に意味が与えられ、精神性を帯びていくことについての物語であり、創作のプロセス、そこから生まれる作品の力、そして愛と友情とを讃えている。序文:ニック・ケイヴ。
著者略歴
ウォーレン・エリス(ウォーレン エリス wooren erisu)
オーストラリア出身のマルチプレイヤー、作曲家。ニック・ケイヴのコラボレーション・パートナーとして、またバンド、バッド・シーズのメンバーとして知られている。ソロで、およびニック・ケイヴと共同で『プロポジション −血の誓約−(The Proposition)』、『ベルベット・クイーン ユキヒョウを探して(The Velvet Queen)』他多数の映画音楽を手がけ、多くの賞を受賞。自身のバンド、ダーティ・スリーでは1994年以降9枚のスタジオアルバムをリリース。プロデューサー、作曲家としてマリアンヌ・フェイスフル、ジュピター&オクウェス、ティナリウェンなど様々なアーティストを手がけている。2021年、スマトラ島に、保護された野生動物のための終の住処「エリス・パーク」を共同設立した。
佐藤 澄子(サトウ スミコ satou sumiko)
コピーライターなどを経て、翻訳に取り組む。訳書に『波』(新潮クレストブックス、2019) 、『スマック シリアからのレシピと物語』(2ndLap、2023)他。
タイトルヨミ
カナ:ニーナシモンノガム
ローマ字:niinashimonnogamu

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