山下祐加
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定価:1,980円(1,800円+税)
判型:A4
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内容紹介
彩り豊かで多才な作風を持つ山下祐加による貴重な男声合唱曲集。川越高等学校音楽部OB会によって、第70回定期演奏会記念事業として委嘱され、2021年7月24日(ウェスタ川越 大ホール)埼玉県立川越高等学校音楽部 第71回定期演奏会(指揮:國弘雅也/ピアノ:大賀美子)にて初演された。知的、清純な作風で、昭和期における抒情詩新風として迎えられた丸山薫の、生物や人間、詩作への愛をうたった3つの詩に、男声合唱ならではのダイナミックさと繊細さを持つ歌とピアノが付曲された。〈さびしい宇宙〉は太古から続くカエルの鳴き声が宇宙へと広がっていく雄大さを、〈ほんのすこしの言葉で〉は言葉に向き合い詩を描くことの美しさを、〈花の空想〉は厳しい冬から喜びの春に移る満ち溢れる期待感を、高らかに歌いあげる。普遍的な詩の内容からコンク―ルを始め、様々な場所で世代や人数を問わずに演奏効果を得られる作品である。〈さびしい宇宙〉は短縮版も掲載。
目次
[曲目]
1. さびしい宇宙
2. ほんのすこしの言葉で
3. 花の空想
1. さびしい宇宙
2. ほんのすこしの言葉で
3. 花の空想
著者略歴
丸山 薫(マルヤマ カオル maruyama kaoru)
詩人。明治32年6月8日大分市に生まれる。1921年(大正10)第三高等学校文科に入学、桑原(くわばら)武夫、三好達治(みよしたつじ)らと親交を結んだ。25年東京帝国大学国文科に入学、本格的に詩作を始めた。33年堀辰雄(たつお)、三好達治と詩誌『四季』を創刊。48年豊橋(とよはし)市に移り、愛知大学文学部講師、59年同教授となった。詩集に『物象詩集』(1941)、『花の芯(しん)』(1946)、『月渡る』(1972)などがある。
山下 祐加(ヤマシタ・ユカ yamashita・yuka)
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、同大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。作曲を尾高惇忠、日野原秀彦の各氏に師事。2011年、大学内にて新作オラトリオ『李陵』を初演、翌年、横浜みなとみらいホールで再演された。2014年、混声合唱組曲『ねむりのもりのはなし』で第25回朝日作曲賞を受賞。『私たちは一人ではない』、『Ten songs ―世界のエレメント―』などの作品がある。その他、都留文科大学愛唱歌、取手市立西小学校校歌を作曲。
タイトルヨミ
カナ:サビシイウチュウ
ローマ字:sabishiiuchuu
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