木下牧子
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定価:1,870円(1,700円+税)
判型:A4
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内容紹介
合唱曲をはじめ、オペラ・器楽曲など魅力的な作品を生み出し続ける木下牧子による女声合唱とピアノのための曲集。コロナウィルスによる延期の末、2022年8月23日(東京文化会館 大ホール)舫の会 第13回演奏会(指揮:岸信介/ピアノ:五十嵐稔/演奏:浦和女声合唱団、ヴォーチェ アルジェンティーナ、女声合唱団はづき、東京ウィメンズ・コーラル・ソサエティ、ぱ・あ・ぱ)にて委嘱初演された。雑誌『文学界』にて参界し、近代日本浪漫主義詩人として、明治から昭和初期に活躍した島崎藤村の第一詩集『若菜集』より。文語体で書かれているが、現代人にも理解しやすく、感情移入しやすい5つの詩に付曲された。女性心理を格調高くロマンチックに歌う島崎藤村の詩を、女声合唱ならではの自然な響きで描いた。様々な世代の女声合唱でお洒落に歌える魅惑の作品。木下牧子×島崎藤村の合唱作品は『無伴奏女声合唱のための「春二題」』以来20年ぶりの刊行となる。
目次
若水
夏の夜
逃げ水
東西南北
月光 其の三
夏の夜
逃げ水
東西南北
月光 其の三
著者略歴
島崎 藤村(シマザキ トウソン shimazaki touson)
1872年3月25日、筑摩県馬籠村(現岐阜県中津川市馬籠)に生まれる。本名島崎春樹(しまざきはるき)。生家は江戸時代、本陣、庄屋、問屋をかねた旧家。明治学院普通科卒業。卒業後「女学雑誌」に翻訳・エッセイを寄稿しはじめ、明治25年、北村透谷の評論「厭世詩家と女性」に感動し、翌年1月、雑誌「文学界」の創刊に参加。明治女学校、東北学院で教鞭をとるかたわら「文学界」で北村透谷らとともに浪漫派詩人として活躍。明治30年には第一詩集『若菜集』を刊行し、近代日本浪漫主義の代表詩人としてその文学的第一歩を踏み出した。『一葉舟』『夏草』と続刊。第四詩集『落梅集』を刊行。『千曲川旅情のうた』『椰子の実』『惜別のうた』などは一世紀を越えた今も歌い継がれている。詩人として出発した藤村は、徐々に散文に移行。明治38年に上京、翌年『破戒』を自費出版、筆一本の小説家に転身した。日本の自然主義文学を代表する作家となる。
木下 牧子(キノシタ マキコ kinoshita makiko)
作曲家。東京生まれ。管弦楽、吹奏楽、室内楽、器楽、合唱、歌曲とその活動は幅広く、中でもオペラを含むヴァラエティ豊かな声楽作品は抜群の人気を誇る。最近はオーケストラ作品を精力的に発表して注目を集めている。都立芸術高校ピアノ科卒業。東京芸術大学作曲科卒業、同大学院修了。在学中、作曲を石桁真礼生、黛敏郎、浦田健次郎、丸田昭三の各氏に、ピアノを岩崎操氏に師事。芸大卒業記念演奏会において、管弦楽曲「壺天」が作曲科首席卒業作品として演奏される。大学院在学中に合唱組曲「方舟」、吹奏楽曲「序奏とアレグロ」を発表してプロ・デビュー。管弦楽のための「幻想曲」で第51回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽曲の部)入選。管弦楽のための「オーラ」で第9回日本交響楽振興財団作曲賞入選。'03年オペラ「不思議の国のアリス」(モーツアルト劇場創立20周年委嘱)初演で三菱UFJ信託音楽賞奨励賞受賞。出版は100冊を超える。
タイトルヨミ
カナ:ギンノフエ ミドリノツキカゲ
ローマ字:ginnofue midorinotsukikage
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