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2013年3月1日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

英国の貧困児童家庭の福祉政策

“Sure Start”の実践と評価
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内容紹介
Sure Start(シュア・スタート)は、英国における子どもの貧困と社会的排除を撲滅することを目的とし、貧困地域に住む就学前の子どもとその親を対象とする早期介入施策である。本書はその実践の経緯と評価をまとめたものである。
目次
 はじめに


第1部 歴史的、政治的文脈

第1章 Sure Start の政治的背景
 1.児童サービスの最近の動き
 2.幼児サービスの背景
 3.Sure Start の開始


第2部 Sure Start 地域プログラムの地域的文脈

第2章 不利益地域の特定――Sure Start 地域プログラムの地域特性
 1.SSLP地区の分類方法
 2.不利益と問題の社会人口的指標
 3.児童保健と発達
 4.サービス体制とアクセス
 5.SSLP地区間の違い
 結論

第3章 地域特性の確定
 1.境界の定義と把握
 2.プログラム地区とデータベースの連動
 3.データの抽出と適用
 4.SSLP地区の児童と家族の特定
 5.SSLPと他の地域基盤企画との重複
 6.地理的情報システムの限界――正確性と課題
 7.SSLP地区の比較
 結論


第3部 Sure Start 地域プログラムの実践

第4章 複雑な介入の評価のための方法論――今日的議論から
 1.社会的プログラムの評価の発展
 2.新しいコンセンサスの構築に向けて
 3.複雑な介入─異なるタイプの問題

第5章 Sure Start 地域プログラム――実践課題の概観
 1.プログラム実践の研究
 2.実践測定法
 3.組織と専門職の垣根を越えること
 4.アクセスの段階
 5.児童と親へのサービス提供の新しい方法
 結論

第6章 Sure Start と児童・家庭の生活――早期介入プログラムの経験
 1.政策の背景
 2.テーマ研究
 3.資源
 4.人材の変化
 5.スペース
 6.時間
 7.利用
 結論

第7章 Sure Start 地域プログラムの費用と利益
 1.経済的評価とは何か?
 2.経済的評価はいかにして全国評価の他の要素に関係するか?
 3.人的資源(human capital)論と幼児期介入
 4.分析枠組み
 5.主流のサービスとその費用
 6.SSLPが用いた資源
 7.次の段階の課題


第4部 Sure Start 地域プログラムの影響

第8章 Sure Start 地域プログラムの児童・家庭への影響
 1.調査計画
 2.統計分析
 3.結果と考察
 結論

第9章 Sure Start 地域プログラムの多様性――児童と家庭への影響
 1.プログラム実践の熟達度尺度の開発
 2.プログラムの多様性と児童・家庭への影響に関する4つの問題
 結論

第10章 Sure Start 地域プログラム地区はどう変わったか
 1.地域レベルの変化を記録する際の問題点
 2.コミュニティ・レベルでの変化の調査方法
 3.社会人口学的変化と無秩序の変化
 4.児童の健康と発達に関する変化
 5.サービス活動の変化
 6.変化に関係する要因
 結論


第5部 結論

第11章 Sure Start 地域プログラム――外部者の見解
 1.新しい取り組みの必要性はあったのか?
 2.政府の対応――Sure Start地域プログラムの開始
 3.Sure Start地域プログラムの基盤となる証拠
 4.Sure Start地域プログラム体制の内容
 5.調査の評価
 6.調査計画
 7.まとめ


 監訳者あとがき
 編著者紹介
 監訳者紹介・訳者紹介
著者略歴
ジェイ・ベルスキー(ベルスキー,ジェイ berusukii,jei)
 前London大学Birkbeck児童家庭社会問題研究所所長、Birkbeck校心理学教授。現California大学Davis校人間・コミュニティ開発学部教授。 前Sure Start Sure Start 全国評価(NESS)調査ディレクター。児童の発達と環境(とくに家庭、コミュニティ)との関係を中心に研究している。
ジャクリーン・バーンズ(バーンズ,ジャクリーン baanzu,jakuriin)
 London大学Birkbeck校心理学教授。家庭とコミュニティの問題に関心をもっている。Sure Start 全国評価(NESS)の主要な5つの調査の内、2つの調査を主導した。
エドワード・メルシュ(メルシュ,エドワード merushu,edowaado)
 現London大学Birkbeck児童家庭社会問題研究所長、Birkbeck校発達心理学教授。保育と幼児期介入をとくに研究している。 前Sure Start 全国評価(NESS)ディレクター
清水 隆則(シミズ タカノリ shimizu takanori)
1977年 大阪大学人間科学部卒業 大阪市役所福祉事務所ケースワーカー、保健所職員等を歴任。 1995年 吉備国際大学社会福祉学部助教授 1999年 龍谷大学社会学部地域福祉学科助教授 2007年 英国サウザンプトン大学ソーシャルワーク学科客員研究員 2010~2011年 ロンドン大学バーベック児童家庭社会問題研究所客員研究員 現在 龍谷大学社会学部地域福祉学科教授 著書・訳書 単著:『ソーシャルワーカー論研究─人間学的考察─』、川島書店、2012年 共編著:『社会福祉実践とアドボカシー』、中央法規出版、2002年 『ソーシャルワーカーにおけるバーンアウト』、中央法規出版、2002年 監訳:『援助を求めないクライエントへの対応』、明石書店、2007年 共監訳:『コミュニティ・ソーシャルワーク』、川島書店、1993年 『地域福祉とケアマネジメント』、筒井書店、1998年 共訳:『ソーシャル・ケースワーク─ミルフォード会議報告─』、相川書房、1993年 『障害者と自由』、中央法規出版、1994年   その他
タイトルヨミ
カナ:エイコクノヒンコンジドウカテイノフクシセイサク
ローマ字:eikokunohinkonjidoukateinofukushiseisaku

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