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2019年9月15日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

多文化社会に生きる子どもの教育

外国人の子ども、海外で学ぶ子どもの現状と課題
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内容紹介
これまでの外国人児童・生徒の教育施策を踏まえ、外国人の子どもたちを文化間移動とそれに伴う異文化適応という視点で捉え直し、学校における多文化共生教育や人権教育を考察し、さらには海外に住む日本人の子どもの教育から国際バカロレアまで、今後の重要な政策課題を論じる。
目次
 はじめに

第1章 文化間移動と教育
 1.外国人の増加と教育
 2.文化間移動をとらえ直す
 3.文化間移動と異文化適応
 4.異文化適応とアイデンティティ
 5.学校と異文化適応
 6.地域と異文化適応

第2章 外国人の子どもの増加と多国籍化の歩み
 1.多文化へのプロローグ
 2.日系人の子どもの増加
 3.リーマンショックによる変化
 4.外国人の子どもの増加と多国籍化
 5.不就学の実態
 6.外国人学校への就学
 7.統計データの整備の必要性

第3章 外国人の子どもの教育はどこまで進んでいるか
 1.子どもにとっての問題は
 2.学校に行くこと――就学の保障
 3.学ぶ力の育成――JSLカリキュラム
 4.正規の授業時間内で日本語が学べる――「特別の教育課程」
 5.子どもたちの進路は――進路保障
 6.外国人の子どもの教育施策の課題

第4章 多文化共生の教育
 1.多文化共生の教育とは
 2.多文化共生の教育の基本的な視点
 3.どのような人間を育成するか
 4.多文化共生の教育の実践の視点
 5.多文化共生の教育の課題

第5章 外国人の子どもと人権の教育
 1.なぜ人権がキーワードになるか
 2.人権教育の位置づけ
 3.外国人の子どもの課題と人権教育
 4.外国人の子どもの人権教育の現状と課題
 5.人権教育の実践の視点

第6章 海外で学ぶ日本の子ども
 1.海外の子どもの就学形態
 2.補習授業校に通う子どもたち
 3.日本語の学習とアイデンティティの再構成
 4.友人関係の重要性
 5.補習授業校の役割の再考

第7章 グローバル人材育成と国際バカロレア
 1.グローバル人材の育成
 2.IB導入の背景
 3.IBの教育の特徴
 4.IBから学べる点は
 5.IBの今後の課題

第8章 「現場生成型研究」の課題
 1.実践との関わり
 2.実践の課題を共に解決するための研究
 3.「現場生成型研究」とは
 4.「現場生成型研究」の方法
 5.「現場生成型」研究の課題
著者略歴
佐藤 郡衛(サトウ グンエイ satou gunei)
東京大学大学院教育学研究科修了、博士(教育学) 東京学芸大学教授、理事・副学長、目白大学学長などを経て、2018年4月より明治大学国際日本学部特任教授。東京学芸大学名誉教授。専門は異文化間教育学。 [主な著書] 『異文化間教育のフロンティア』(横田雅弘・坪井健との共編著、明石書店、2016年) 『異文化間教育』(明石書店、2010年) 『文化間移動をする子どもたちの学び』(齋藤ひろみとの共編著、ひつじ書房、2009年) 『アメリカで育つ日本の子どもたち』(片岡裕子との共編著、明石書店、2008年) 『改訂新版 国際化と教育』(放送大学教育振興会、2003年)
タイトルヨミ
カナ:タブンカシャカイニイキルコドモノキョウイク
ローマ字:tabunkashakainiikirukodomonokyouiku

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