近刊検索 デルタ

2月29日発売予定

青弓社

男性性を可視化する

〈男らしさ〉の表象分析
神奈川大学人文学研究叢書
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内容紹介
フェミニズム研究はこれまで、男性優位の社会が女性を抑圧していることを明らかにし、批判してきた。一方で、男性も「男らしさ」という価値観に縛られてきたが、そうした男性をめぐる規範が成り立つなかで、芸術や文学は「男」をどのように描いてきたのか。

この問題意識から、欧米や中国の映画や文学、芸術、演劇などの物語や表現を、男性表象という視点から読み替える。それを通じて、無意識的・意識的に「男性性」に規定されて揺らぐ作家・登場人物や多様な「男らしさ」を、時代や社会に即して析出する。

「#Me too」など女性への抑圧に対する反対運動が話題になるなか、社会のマジョリティであるために、透明人間のように「そこにいる」のに語られない、男性性を次々と明らかにしていく表象分析である。

目次
序 文 マスキュリニティ、二十世紀、表象  熊谷謙介
第1章 表現主義のマチズモとアウトサイダー性  西岡あかね
第2章 新しい男の誕生?――ダダにおける「新しい人間」のマスキュリニティ  小松原由理
第3章 洪深のアメリカ留学体験――自伝における人種差別・恋愛、そして演じること  中村みどり
第4章 カウボーイと家庭と原子爆弾――西部劇小説『シェーン』と核/家族の物語  古屋耕平
第5章 「人間らしさ」への道、「男らしさ」への道――エリソン『見えない人間』  山口ヨシ子
第6章 母、マジョリティ、減退する性――ロマン・ガリと男性性  熊谷謙介
第7章 翔ばなかった王子――マシュー・ボーン版『白鳥の湖』にみる男性性と現代社会  菅沼勝彦
第8章 現代美術にみる狩猟と男性性――おとぎ話研究の視点から  村井まや子
著者略歴
神奈川大学人文学研究所(カナガワダイガクジンブンガクケンキュウショ kanagawadaigakujinbungakukenkyuusho)
熊谷 謙介(クマガイ ケンスケ kumagai kensuke)
神奈川大学外国語学部教授。専攻はフランス文学・文化、表象文化論。編著に『破壊のあとの都市空間』、共著に『〈68 年〉の性』(ともに青弓社)、共訳書に『古典BL小説集』(平凡社)など。
タイトルヨミ
カナ:ダンセイセイヲカシカスル
ローマ字:danseiseiokashikasuru

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