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2015年2月7日発売

コモンズ

出版社名ヨミ:コモンズ

有機農業・自然農法の技術

農業生物学者からの提言
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内容紹介
化学肥料はもちろん、堆肥にも頼らない持続的農業のあり方を現場と理論から追求。一貫して自給と農業生物学にこだわり、急逝した在野の研究者の渾身の作品!
目次
序 章 有機農業、自然農法、そして「ただの農業」へ
   解説                          中島紀一

第1章 植物成長の原理――植物が植物を育てる
   解説                         三浦和彦
   1 農業の歴史――持続的農耕の4つのタイプ
   2 遷  移
   3 植物体(植物群落)の成長の仕組み――物質生産と物質循環
   4 進化論からみた植物の光合成と微生物の窒素固定
   5 窒素固定と光合成の共役
   6 有機炭素の意義
   7 農業の原理

第2章 低投入・持続型農業の作物栽培論
   解説                         中島紀一
   1 省エネルギー農業への回帰
   2 省力農業の展開へ――なるべく手間をかけない
   3 畑作農業の特質
   4 輪作の仕組みと意義
   5 作型の選択
   6 水田農業
   7 有畜農業

第3章 植物の環境への適応
   解説                         中島紀一
   1 植物は「不動」の存在か?――止まりつつ動く植物の二面性
   2 農耕の二面性
   3 植物の受粉(受精)の様式
   4 自殖と他殖の違い――生殖の二面性
   5 自然交雑・自家採種による系統育成
   6 植物の生存戦略――脱出・資源探索・遺伝的多様性・適応
   7 連作ということ
   8 植物の環境適応――もうひとつの力

第4章 希望の地としての北海道
   解説                         三浦和彦
   1 私と北海道
   2 北海道は日本か
   3 北海道の開拓と農業
   4 北方稲作――極早生種という技術開拓
   5 畑作――輪作と有畜という課題
   6 デンマーク農法――小規模有畜複合の可能性
   7 少年の希望としての北海道
   8 北海道「再開拓」の時代――北海道文化の再創造

第5章 農業生物学を志して
   1 幻想としての「農業生物学」
   2 わが「農業生物学」――ひとりの生活者、そして科学者として
   3 生産と暮らしの一体化・「耕す市民」――技術を人びとの手に
   4 振り返って 124
   解説                         三浦和彦

鼎 談 ぼくたちの時代、ぼくたちの歩み
    明峯哲夫・三浦和彦・中島紀一

   有機農業技術会議 有機農業技術原論研究会 開催一覧
   秀明自然農法とは
   秀明自然農法調査研究委員会 名簿
   調査研究委員会事務局
   調査対象農家
著者略歴
明峯哲夫(アケミネ・テツオ akemine・tetsuo)
1946年、埼玉県生まれ。北海道大学農学部卒業、同大学院農学研究科博士課程中途退学。専攻は農業生物学(植物生理学)。 1970年代初頭から「たまごの会」「やぼ耕作団」など都市住民による自給農場運動に参加しながら、人間と自然、人間と生物との関係、農の本源性、暮らしのあり方などについて論究を重ねてきた。また、農業生物学研究室を主宰し、NPO法人有機農業技術会議の代表理事を務めるなど、多くの仲間と共に有機農業技術の理論化・体系化の作業に取り組んだ。2014年9月15日逝去。 主著=『やぼ耕作団』(風濤社、1985年)、『ぼく達は、なぜ街で耕すか』(風濤社、1990年)、『都市の再生と農の力』(学陽書房、1992年)、『街人たちの楽農宣言』(共編著、コモンズ、1996年)、『有機農業の技術と考え方』(共著、コモンズ、2010年)、『原発事故と農の復興』(共著、コモンズ、2013年)など。
タイトルヨミ
カナ:ユウキノウホウ・シゼンノウホウノギジュツ
ローマ字:yuukinouhou・shizennouhounogijutsu

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