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定価:3,080円(2,800円+税)
判型:四六
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内容紹介
宿敵の趙俊九を追い詰め 西姫は帰郷に向けて大きく踏み出す
波乱含みの旅たちで第二部が完結
<08巻あらすじ>
二人の息子の母親になった西姫は、穏やかさを得たようにも見えるが、内に秘める生来の激しさと誇り高さゆえに、吉祥との間の溝は埋まらない。
崔参判家奪還のため、趙俊九を丸裸にする策謀を西姫に託された孔老人は、この仕事にのめり込む。そこには九泉(環)も一枚かんでいた。
その九泉が龍井に現れ、西姫は母を奪った男の素性を知る。独立運動で重要な役割を担う九泉との再会は、吉祥にも大きな影響を与え、ある行動に導く。彼らの周辺には、密偵・金頭洙の怪しい影が見え隠れしていた。
一方、龍の息子・弘を育ててきた月仙は不治の病の床にあり、龍との長く切ない関係も終わりを告げようとしている。
波乱含みの旅たちで第二部が完結
<08巻あらすじ>
二人の息子の母親になった西姫は、穏やかさを得たようにも見えるが、内に秘める生来の激しさと誇り高さゆえに、吉祥との間の溝は埋まらない。
崔参判家奪還のため、趙俊九を丸裸にする策謀を西姫に託された孔老人は、この仕事にのめり込む。そこには九泉(環)も一枚かんでいた。
その九泉が龍井に現れ、西姫は母を奪った男の素性を知る。独立運動で重要な役割を担う九泉との再会は、吉祥にも大きな影響を与え、ある行動に導く。彼らの周辺には、密偵・金頭洙の怪しい影が見え隠れしていた。
一方、龍の息子・弘を育ててきた月仙は不治の病の床にあり、龍との長く切ない関係も終わりを告げようとしている。
目次
第二部 第四篇 龍井とソウル
十六章 江原道の人参商
十七章 恵観の見聞
十八章 英雄の息子
第二部 第五篇 歳月を越えて
一章 荒れ果てているということ
二章 思春期
三章 貧しい人たち
四章 予感
五章 ハルビン行き
六章 最終報告
七章 きこり小屋
八章 愛
九章 餓鬼地獄
十章 訪ねてきた人
十一章 似た顔の記憶
十二章 追跡
十三章 金頭洙
十四章 老いた虎と若いオオカミ
十五章 矢のごとく
訳注
第一部のあらすじ・主な登場人物
訳者解説
十六章 江原道の人参商
十七章 恵観の見聞
十八章 英雄の息子
第二部 第五篇 歳月を越えて
一章 荒れ果てているということ
二章 思春期
三章 貧しい人たち
四章 予感
五章 ハルビン行き
六章 最終報告
七章 きこり小屋
八章 愛
九章 餓鬼地獄
十章 訪ねてきた人
十一章 似た顔の記憶
十二章 追跡
十三章 金頭洙
十四章 老いた虎と若いオオカミ
十五章 矢のごとく
訳注
第一部のあらすじ・主な登場人物
訳者解説
著者略歴
朴景利(パクキョンニ pakukyonni)
1926年、慶尚南道統営市生まれ。
晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。
1955年に短編小説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で 『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受 賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。
1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、韓国現代文学における最も優れた作品の一つと評される。また「国民文学」として韓国で愛されてきたベストセラー小説でもある。
1994年に『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。晩年には環境問題に関心を深め、江原道原州の自宅菜園で有機栽培などしながら、意欲的に執筆を続けた。2008年没。享年81歳。
金 正出(キム ジョンチュル kimu jonchuru)
1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。
現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める。
訳書に『夢と挑戦』(彩流社)などがある。
清水知佐子(シミズチサコ shimizuchisako)
和歌山生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)朝鮮語学科卒業。在学中に延世大学韓国語学堂に留学。
読売新聞大阪本社に勤務した後、ライターとして活動。
訳書に『原州通信』(イ・ギホ著)。共訳に『朝鮮の女性(1392-1945)─身体、言語、心性』、『銭の戦争』。
タイトルヨミ
カナ:カンゼンバン トチ
ローマ字:kanzenban tochi
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