近刊検索 デルタ

2016年6月10日発売

堀之内出版

出版社名ヨミ:ホリノウチシュッパン

マルクスとエコロジー

資本主義批判としての物質代謝論
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内容紹介
マルクスは環境破壊や環境保護についてどのようにとらえていたのであろうか。
若い時には、人間を「自然の一部」としてとらえ、人間的労働は自然からの離反を示すものではなく、自然との一体化の証としてとらえていた。経済学研究、とくにその成果である『資本論』においては、生活を人間と 自然の物質代謝ととらえる視点から、資本の論理による経済活動のなかで、物質代謝が「攪乱」され、「亀裂」をひき起こす事態を環境や人間の健康の破壊として批判した。晩期では、「掠奪」ではない農業のもつ意義の見直しにつながる「抜粋ノート」を残している。本書は、マルクスの思想のうちにあるエコロジー的視点を積極的に展開することを試みたものである。
目次
序文 岩佐茂

第一部 マルクスのエコロジー論
 第一章 マルクスのエコロジー論の意義と射程―物質代謝論の視点から 岩佐茂 
 第二章 マルクスと自然の普遍的な物質代謝の亀裂 ジョン・ベラミー・フォスター
 第三章 持続可能な人間的発展についてのマルクスのヴィジョン ポール・バーケット 

第二部 経済学批判とエコロジー
 第一章 経済学批判体系における物質代謝論の意義 佐々木隆治
 第二章 資本の弾力性とエコロジー危機 明石英人 
 第三章 資本主義的生産様式における「自然の無償性」とは何か? 羽島有紀

第三部 新MEGAとエコロジー
 第一章 「フラース抜粋」と「物質代謝論」の新地平 斎藤幸平 
 第二章 マルクスと発展した資本主義的生産における社会の物質代謝の絶え間ない破壊 カール゠エーリッヒ・フォルグラーフ 

第四部 マルクスのエコロジー論の現代的射程
 第一章 マルクス『資本論』における技術論の射程―原子力技術に関する理論的考察 隅田聡一郎
 第二章 マルクスの資本主義に対するエコロジー的批判と二一世紀の食糧危機―過少生産論に対する批判的検討 權 五範(クォン・オボム)(翻訳 梁英聖)
 

あとがき 佐々木隆治 

参考文献
著者略歴
岩佐茂( )
佐々木隆治( )
明石英人( )
斎藤幸平( )
隅田聡一郎( )
羽島有紀( )
ジョン・ベラミー・フォスター( )
ポール・バーケット( )
カール゠エーリッヒ・フォルグラーフ( )
權五範( )
梁英聖( )
タイトルヨミ
カナ:
ローマ字:

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