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2014年10月10日発売

航思社

出版社名ヨミ:コウシシャ

平等の方法

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内容紹介
ランシエール自身によるランシエール――
世界で最も注目される思想家が、みずからの思想を平易なことばで語るロング・インタビュー。
2012 年までの全著作の自著解説。
「分け前なき者」の分け前をめぐる政治思想と、映画や文学、アートなど「感覚的なものの分割」をめぐる美学思想は、いかに形成され、いかに分けられないものとなったか。
ランシエール思想、待望の入門書。
目次
はじめに

第Ⅰ章 生成過程
幼年時代と青年時代 / 高師時代の教育 / 『資本論を読む』 / 共産党路線との関係 / 六八年五月、ヴァンセンヌ、プロレタリア左派 / 分岐 / 『プロレタリアの夜』のなかで / 方法の誕生: 読み書きの仕方 / ミシェル・フーコー / 『論理的反乱』と「五月」の退潮 / 映画、左翼フィクション、民衆の記憶

第Ⅱ章 いくつもの線
相続と特異性 / 反体系的体系性 / 空間の優先、時間の再考 / 過剰あるいは出来事 / シーンをどう定義するか / 発話による主体化 / 能力あるいは可能性 / 美学革命か民主主義革命か / 哲学的エクリチュールと普通の言説 / 効果としての哲学 / 残りはあなたのもの / 思考の笑い

第Ⅲ章 閾
脱神秘化あるいは脱構築 / コンセンサスと愚鈍 / 支配を払いのける / 無意識を位置づける / 象徴秩序の平等な喪失 / プロレタリアの過去と現在 / 平等/ 不平等 / 〈共〉の動的編成 / 脱アイデンティティと主体化 / 政治と制度 / 社会の場所 / 新しさと歴史性 / イメージの散乱はもう一つの芸術体制であるか / ポピュラーカルチャー

第Ⅳ章 現在
可能なものの地図作成 / 現在の姿、「ポリス」のあり方 / 切断、革命、反乱 / 新たなインターナショナリズム? / 移住する身体、苦しむ身体 / 人間、人間でないもの: 政治的エコロジーについて / 脱現実化した世界: どのように情報を得るか? / 三面記事、ありふれた生、調査 / 不安定で庶民的な生の技法 / 感覚的なものの分割と現代アート / 社会主義の未来 / 政治経済学 / インタビューと対話
著者略歴
ジャック・ランシエール( )
ジャック・ランシエール(Jacques Rancière)1940年、アルジェ生まれ。パリ第8大学名誉教授(哲学、政治思想、美学)。 邦訳された著書に『アルチュセールの教え』(航思社)、『不和あるいは了解なき了解』『民主主義への憎悪』(ともにインスクリプト)、『無知な教師』『解放された観客』『感性的なもののパルタージュ』(ともに法政大学出版局)、『イメージの運命』(平凡社)、『言葉の肉』(せりか書房)、『マラルメ』(水声社)など。
市田 良彦(イチダ ヨシヒコ ichida yoshihiko)
神戸大学大学院国際文化学研究科教授。1957年生まれ。 著書に、『存在論的政治』(航思社)、『ランシエール』(白水社)、『革命論』『アルチュセール ある連結の哲学』『闘争の思考』(以上、平凡社)、訳書にランシエール『アルチュセールの教え』(航思社)、アルチュセール『哲学・政治著作集』全2巻(共訳、藤原書店)、ヴィリリオ『速度と政治』(平凡社)など。
上尾 真道(ウエオ マサミチ ueo masamichi)
立命館大学専門研究員。1979年生まれ。 訳書にジャン=クレ・マルタン『百人の哲学者 百の哲学』(共訳、河出書房新社)、ブルース・フィンク『精神分析技法の基礎』(共訳、誠信書房)など。
信友 建志(ノブトモ ケンシ nobutomo kenshi)
鹿児島大学准教授。1973年生まれ。 訳書にアントニオ・ネグリ『スピノザとわたしたち』、ステファヌ・ナドー『アンチ・オイディプスの使用マニュアル』(以上、水声社)、エリザベート・ルディネスコ『ラカン、すべてに抗って』(河出書房新社)など。
箱田 徹(ハコダ テツ hakoda tetsu)
京都大学人文科学研究所研究員。1976年生まれ。 著書に『フーコーの闘争』(慶應義塾大学出版会)、訳書にジャック・ランシエール『アルチュセールの教え』、クリスティン・ロス『68年5月とその後』(ともに航思社)など。
タイトルヨミ
カナ:ビョウドウノホウホウ
ローマ字:byoudounohouhou

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