近刊検索 デルタ

2022年4月9日発売

うつつ堂

トーキョーサバイバー

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内容紹介
東京の路上に暮らすホームレスと大学生が出会うことから始まったボランティアプロジェクト「トーキョーサバイバー」。そのささやかな交流を通じて学生メンバーが得た気づきを端緒に、わたしたち「ホーム」の側が無意識に「アタリマエ」だと理解してきたものを問い直す。その意味で本書は、ホームレスの本であって、ホームレスの本ではない。他者から自己の気づきを得るという人類学的な実践を通じて、ホーム/ホームレスの間に横たわる分断を乗り越えていくためのヒントを探る1冊。
目次
はじめに

1 出会い方を変えてみる
   ことのはじまり
   二〇〇七年、 夏
   無力な弱者?
   出会い方の大切さ
   出会い方を変えて、見方を変える
   ホームレスを/と人類学する
   路上で/から

2 ホームレス、かく語りき
   住まば都、新宿
   排除と言えば排除
   歩くのが仕事
   都市のスキマに座る
   あげっぱなしの見返りいらず
   やさしさ、ご自由にお持ちください
   草野球とメジャー
   生きる緊張感を買う
   無駄じゃない無駄ないま
   肩書きなくして自立なし
   つながりに名前はいらない

3 〈ホーム/ホームレス〉のその先へ
   路上の声に耳を澄ます
   惹きよせられ、追いだされ
   歩くこと、住まうこと
   スキマをみつける/つくる
   うけながす、ずらす、はぐらかす
   なんとかなる、なんとかする
   その日その日を生きること
   わかつこと、つながること
   別のかたちで「ある」こと
   共犯者/犠牲者であること
   かけがえのなさへ

おわりに
著者略歴
二文字屋 脩(ニモンジヤ シュウ nimonjiya shuu)
1985年、神奈川県横浜市生まれ。首都大学東京(旧・現 東京都立大学)人文科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(社会人類学)。早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター講師を経て、現在、愛知淑徳大学交流文化学部准教授。共編著書に『人類学者たちのフィールド教育―自己変容に向けた学びのデザイン』(ナカニシヤ出版、2021年)、訳書にアリス・ゴッフマン著『逃亡者の社会学―アメリカの都市に生きる黒人たち』(亜紀書房、2021年)など。
小田 青空(オダ セイラ oda seira)
小泉 勇輔(コイズミ ユウスケ koizumi yuusuke)
佐藤 しおん(サトウ シオン satou shion)
柴田 菜帆(シバタ ナホ shibata naho)
須賀 美和子(スカ ミワコ suka miwako)
高谷 健人(タカヤ ケント takaya kento)
辻本 健治(ツジモト ケンジ tsujimoto kenji)
津田 美優(ツダ ミユ tsuda miyu)
藤賀 樹(トウガ タツキ touga tatsuki)
西村 明(ニシムラ メイ nishimura mei)
タイトルヨミ
カナ:トーキョーサバイバー
ローマ字:tookyoosabaibaa

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