近刊検索 デルタ

2023年3月23日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

PISA2018年調査 評価の枠組み

OECD生徒の学習到達度調査
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
常に変化する世界を生きるための知識と技能とは何か? PISA2018年調査の概念枠組みや評価基準を問題例とともに紹介。読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー、ファイナンシャル・リテラシー、グローバル・コンピテンス、ウェルビーイングの合計6分野。
目次
 日本語版 序
 序文

第1章 PISA調査とは?
 はじめに
 第1節 PISA調査の独自性
 第2節 PISA2018年調査
 第3節 各分野における調査内容の概要
 第4節 PISA調査における生徒の到達度報告の変遷
 第5節 質問調査
 第6節 協同的なプロジェクト

第2章 読解リテラシー
 はじめに
  0.1 中心分野としての読解
  0.2 読解リテラシーの性質の変化
  0.3 2000年から2015年までの枠組みにおける継続性と変更点
  0.4 PISA2018年調査に向けた枠組みの改定
  0.5 デジタル読解リテラシーの重要性
  0.6 読みの動機づけ,実践及びメタ認知
  0.7 読解リテラシーの枠組みの構造
 第1節 読解リテラシーの定義
 第2節 読解分野の構成
  2.1 プロセス
   2.1.1 テキスト処理
   2.1.2 課題管理プロセス
   2.1.3 読解プロセスのまとめ
  2.2 テキスト
   2.2.1 情報源
   2.2.2 組織的かつナビゲーション的構成
   2.2.3 テキストの形式
 第3節 読解リテラシーの評価
  3.1 シナリオ
  3.2 課題
   3.2.1 課題の分布
  3.3 問題の難易度に影響を与える要因
  3.4 分野の網羅性を高める要因
   3.4.1 状況
   3.4.2 テキストタイプ
  3.5 出題形式
  3.6 読みの容易さと効率性の評価
  3.7 生徒の読みの動機づけ,実践及び読解方略の認識の評価
   3.7.1 読むことへの内発的動機づけと興味関心
   3.7.2 読みの実践
   3.7.3 読解方略の認識
   3.7.4 読みの発達と取り組みに向けた授業の実践と教室支援
  3.8 適応型テストの検討
 第4節 読解リテラシーにおける習熟度の報告
  4.1 報告尺度
  4.2 尺度の解釈と利用
  4.3 読解リテラシーの習熟度レベルの定義
 付録2.A 2000年~15年の読解の枠組みの主な変化
 付録2.B 課題のサンプル

第3章 数学的リテラシー
 はじめに
 第1節 数学的リテラシーの定義
 第2節 数学的リテラシー分野の構成
  2.1 数学的なプロセスとその基盤となる数学の能力
   2.1.1 数学的なプロセス
   2.1.2 数学的に状況を定式化する
   2.1.3 数学的概念・事実・手続・推論を活用する
   2.1.4 数学的な結果を解釈し,適用し,評価する
   2.1.5 数学的なプロセス別に見た問題の望ましい配分
   2.1.6 数学的なプロセスの基盤となる基本的な数学の能力
   2.1.7 数学的な内容知識
   2.1.8 変化と関係
   2.1.9 空間と形
   2.1.10 量
   2.1.11 不確実性とデータ
   2.1.12 内容別に見た問題の望ましい配分
   2.1.13 数学的リテラシー調査を方向付ける内容項目
   2.1.14 文脈
   2.1.15 文脈別に見た問題の望ましい配分
 第3節 数学的リテラシーの評価
  3.1 調査手段の構成
  3.2 出題形式
  3.3 問題の採点
  3.4 数学のコンピュータ使用型調査
  3.5 数学における習熟度の報告

第4章 科学的リテラシー
 はじめに:科学的リテラシーとその重要性
 第1節 科学的リテラシーの定義
  1.1 科学的リテラシーに必要な能力(コンピテンシー)
   1.1.1 コンピテンシー1:現象を科学的に説明する
   1.1.2 コンピテンシー2:科学的探究を評価して計画する
   1.1.3 コンピテンシー3:データと証拠を科学的に解釈する
 第2節 科学的リテラシー分野の構成
  2.1 科学的能力(コンピテンシー)
  2.2 科学的知識
   2.2.1 内容に関する知識
   2.2.2 手続に関する知識
   2.2.3 認識に関する知識
 第3節 領域の評価
  3.1 認知的要求
  3.2 調査の特徴
   3.2.1 出題形式
  3.3 評価の構造
  3.4 習熟度の尺度

第5章 ファイナンシャル・リテラシー
 はじめに
  0.1 ファイナンシャル・リテラシーにおける政策的関心
   0.1.1 人口統計学的及び文化的な変化
   0.1.2 リスクの移転と増大する個人の責任
   0.1.3 増加した広範なファイナンス商品・サービス供給
   0.1.4 増加したファイナンス商品・サービス需要
   0.1.5 ファイナンシャル商品・サービスからの新たなリスク
  0.2 期待されるファイナンス教育の利点とファイナンシャル・リテラシーレベルの向上
   0.2.1 若者に焦点を当てる
   0.2.2 ファイナンス教育を学校で提供する効率性
  0.3 データの必要性
  0.4 PISA調査におけるファイナンシャル・リテラシーの測定
 第1節 ファイナンシャル・リテラシーの定義
 第2節 ファイナンシャル・リテラシー分野の構成
  2.1 内容
   2.1.1 金銭と取引
   2.1.2 ファイナンスに関する計画と管理
   2.1.3 リスクと報酬
   2.1.4 ファイナンスに関する情勢
  2.2 プロセス
   2.2.1 ファイナンスに関する情報の識別
   2.2.2 ファイナンスに関する文脈における情報の分析
   2.2.3 ファイナンスに関する論点の評価
   2.2.4 ファイナンスに関する知識と理解の適用
  2.3 文脈
   2.3.1 教育と労働
   2.3.2 家庭と家族
   2.3.3 個人的
   2.3.4 社会的
  2.4 非認知的要因
   2.4.1 情報と教育への接続
   2.4.2 金銭とファイナンス商品への接続
   2.4.3 ファイナンス上の論点に関する態度と自信
   2.4.4 消費行動と貯蓄行動
 第3節 ファイナンシャル・リテラシーの評価
  3.1 評価の構成
  3.2 出題形式と採点
  3.3 配点
 第4節 ファイナンシャル・リテラシーにおける他の分野の知識と技能の影響
 第5節 ファイナンシャル・リテラシーの報告

第6章 グローバル・コンピテンス
 はじめに:国際的なグローバル・コンピテンス調査の重要性
  0.1 グローバル・コンピテンスとは?
  0.2 学校はグローバル・コンピテンスを促進することができるか
  0.3 グローバル・コンピテンスを必要とする理由
   0.3.1 多文化な共同体の中で調和のとれた生活を送る
   0.3.2 絶えず変化する労働市場の中で成長する
   0.3.3 メディアプラットフォームを効果的かつ責任を持って利用する
   0.3.4 持続可能な開発目標を支援する
  0.4 グローバル・コンピテンスを調査すべきか
  0.5 グローバル・コンピテンスをどのように評価すればよいか
  0.6 グローバル・コンピテンスの基礎的要素―知識,スキル,態度,価値観
   0.6.1 世界及び異文化に関する知識
   0.6.2 世界を理解し,行動するスキル
   0.6.3 開放的な態度,文化的背景が異なる人々に対する敬意,グローバルな志向
   0.6.4 人間の尊厳と多様性を尊重する
 第1節 PISA調査におけるグローバル・コンピテンス調査
  1.1 調査方法
  1.2 グローバルな理解に関する認知テスト
   1.2.1 この領域における認知アセスメントの簡約なレビュー
   1.2.2 グローバルな理解の構成概念を定義する
   1.2.3 グローバルな理解を支える認知プロセス
   1.2.4 問題ユニットの内容
   1.2.5 問題ユニットの複雑さ
   1.2.6 シナリオの形式
   1.2.7 出題形式
   1.2.8 成績を調整する要因―読解,態度及び価値観
  1.3 生徒質問調査における自己申告情報
   1.3.1 自己申告による知識とスキル
   1.3.2 自己申告による態度
   1.3.3 グローバル・コンピテンス教育に向けた方略,教育方法及び態度に関する質問調査の項目
 結び
 付録6.A グローバルな理解に関する認知アセスメント用シナリオの例
 付録6.B 認知テストのシナリオに採用される可能性のあるテーマ

第7章 質問調査
 はじめに:本枠組みの概要
 第1節 PISA2018年調査における質問調査の中核の定義
  1.1 質問調査で取り上げられる内容の概要
  1.2 中心分野としての読解
  1.3 グローバル・コンピテンス
  1.4 質問調査で取り上げる構成概念
   1.4.1 非認知的/メタ認知的構成概念
   1.4.2 生徒の背景
   1.4.3 指導と学習
   1.4.4 学校の方針とガバナンス
  1.5 これまでのPISA調査における文脈データの活用―分析と報告のために重要であるとされた測定値
   1.5.1 比較可能性と継続質問項目
   1.5.2 PISA2009年調査報告書
   1.5.3 研究関連刊行物
 第2節 PISA2018年調査で扱う政策上の課題
  2.1 非認知的/メタ認知的構成概念の調査
   2.1.1 読解関連のアウトカム(モジュール4)
   2.1.2 メタ認知
   2.1.3 心理的特性と学校に焦点を当てた変数(モジュール9)
   2.1.4 心理的特性に関連する変数
   2.1.5 学校に焦点を当てた変数
   2.1.6 グローバル・コンピテンスの心理的特性(モジュール10)
  2.2 生徒の背景の調査
  2.3 指導と学習のプロセスの評価
   2.3.1 読解の指導実践(モジュール2)及び学習時間とカリキュラム(モジュール11)
   2.3.2 学校外での読解の経験(モジュール5)
   2.3.3 教員資格と研修(モジュール1)
  2.4 学校の方針とガバナンスの評価
   2.4.1 学校の方針と教育ガバナンスへのアプローチ
  2.5 回答バイアスへの対処

第8章 ウェルビーイング
 要旨
 はじめに
 第1節 多面的構成概念のウェルビーイング
 第2節 測定上の難題への対処
  2.1 単一項目の指標と複数項目の指標のバランス
  2.2 有意義な尺度の段階数及び明確化された尺度ラベルの使用
  2.3 文化横断的比較可能性を最大限に高める尺度の選択
  2.4 伝統的な自己申告を超える項目形式の検討
  2.5 回答者の負担を低減する代替的質問調査の設計の検討
 第3節 生活の質の指標案
  3.1 生活全般の質
   3.1.1 生活評価と生活満足度
   3.1.2 情動/感情的ウェルビーイング
  3.2 自己関連のウェルビーイング
   3.2.1 健康
   3.2.2 教育とスキル
   3.2.3 心理的な働き
  3.3 学校環境に関するウェルビーイング
   3.3.1 学校での社会的繋がり
   3.3.2 学業
   3.3.3 その他の潜在的指標
  3.4 校外環境に関するウェルビーイング
   3.4.1 校外での社会的繋がり
   3.4.2 物質的生活条件
   3.4.3 余暇時間
   3.4.4 他の潜在的指標
  3.5 可能な複合指標

付録A PISA2018年質問調査
付録B PISA2018年調査分野別国際専門委員会


コラム・図・表の一覧

――第1章 PISA調査とは?
 コラム1.1 PISA2018年調査の主な特徴
 コラム1.2 各分野の定義

――第2章 読解リテラシー
 コラム2.1 これまでのPISA調査における読解リテラシーの定義
 コラム2.2 PISA2018年調査における読解リテラシーの定義
 コラム2.3 PISA2009年調査,2012年調査,及び2015年調査の読解の枠組みでテキストの分類に用いられた特徴
 コラム2.4 テキストの可用性とその読解への影響
 コラム2.5 状況の分類
 コラム2.6 テキストタイプの分類
 コラム2.7 PISA2018年調査の読解リテラシー評価における作文スキルについて
 図2.1 読解リテラシーに寄与する要因
 図2.2 PISA2018年調査における読解の枠組みのプロセス
 付録2.A 2000年~2015年の読解の枠組みの主な変化
 付図2.B.1 課題1 読みの容易さと効率性の課題のサンプル
 付図2.B.2 課題2 ざっと読んで探し出す(単一テキスト)
 付図2.B.3 課題3 複数テキストからの推論
 付図2.B.4 課題4 評価と熟考
 表2.1 2018年プロセス類型の2018年調査結果の報告尺度及び2009―2015年認知的側面へのマッピング
 表2.2 対象プロセス及びテキスト源ごとの大まかな課題の割り当て
 表2.3 課題と情報源の要素に応じた問題の難易度
 表2.4 PISA2015年調査から翻案した読解習熟度レベルの概説

――第3章 数学的リテラシー
 コラム3.1 2012年調査における数学的リテラシーの定義
 図3.1 実際の数学的リテラシーのモデル
 図3.2 数学的なプロセスと基本的な数学の能力との関係
 図3.3 PISA2018年調査における数学の六つの習熟度レベルの概説
 表3.1 プロセス別に見た数学の問題の望ましい配分
 表3.2 内容別に見た数学の問題の望ましい配分
 表3.3 文脈別に見た数学の問題の望ましい配分

――第4章 科学的リテラシー
 コラム4.1 科学的知識:PISA2015/2018年調査における用語
 コラム4.2 PISA2015/2018年調査における科学的リテラシーの定義
 図4.1 三つの要素における相互関係
 図4.2 PISA2015/2018年調査の認知的要求
 図4.3 大問及び問いを構築し分析するためのツール
 表4.1 PISA2015/2018年調査の科学的リテラシーの評価の枠組みにおける要素
 表4.2 PISA2018年科学的リテラシー調査における文脈
 表4.3 PISA2018年調査における科学的能力(コンピテンシー):現象を科学的に説明する
 表4.4 PISA2018年調査における科学的能力(コンピテンシー):科学的探究を評価して計画する
 表4.5 PISA2018年調査における科学的能力(コンピテンシー):データと証拠を科学的に解釈する
 表4.6 PISA2018年調査における科学の内容に関する知識
 表4.7 PISA2018年調査における手続に関する知識
 表4.8 PISA2018年調査における認識に関する知識
 表4.9 知識別に見た問題の望ましい配分
 表4.10 能力(コンピテンシー)別に見た問題の望ましい配分
 表4.11 PISA2015年調査における科学的リテラシーの七つの習熟度尺度の概要説明

――第5章 ファイナンシャル・リテラシー
 コラム5.1 ファイナンス教育に関連するOECDの活動
 図5.1 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 1―銀行取引明細書
 図5.2 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 2―音楽システム
 図5.3 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 3―Zサイクル
 図5.4 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 3―Zサイクル(問)
 図5.5 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 4―自動二輪車保険
 図5.6 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 5―携帯電話契約
 図5.7 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 6―給与明細
 図5.8 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 7―電話料金プラン
 図5.9 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 8―オンラインショッピング
 図5.10 (例)PISA調査ファイナンシャル・リテラシー調査問題 9―着信音
 図5.11 PISA調査におけるファイナンシャル・リテラシーと数学的リテラシーの内容との関係
 表5.1 内容別のファイナンシャル・リテラシーにおける配点率
 表5.2 プロセス別のファイナンシャル・リテラシーにおける配点率
 表5.3 状況別のファイナンシャル・リテラシーにおける配点率

――第6章 グローバル・コンピテンス
 コラム6.1 地球規模的及び異文化間の問題をカリキュラムに組み入れる
 コラム6.2 グローバル・コンピテンスを促進するための教育方法
 コラム6.3 異なる文化から見たグローバル・コンピテンスに関する視点
 コラム6.4 グローバル・コンピテンスに関連する態度と価値観を教える
 図6.1 グローバル・コンピテンスを構成する側面
 図6.2 PISA調査におけるグローバル・コンピテンスの評価のアプローチ
 図6.3 PISA2018年調査の典型的なグローバル・コンピテンス調査の問題ユニットの要素
 図6.4 グローバルな理解に関する認知テストとグローバル・コンピテンスの様々な側面間の関係
 付図6.A.1 地球の気温
 付図6.A.2 地球の気温
 表6.1 PISA2018年調査のグローバル・コンピテンス調査におけるレベル別の認知プロセスの分類
 表6.2 シナリオの内容領域及び下位領域
 表6.3 シナリオの側面及び複雑度

――第7章 質問調査
 図7.1 PISA2018年調査の質問調査モジュール

――第8章 ウェルビーイング
 図8.1 枠組みの概要
 表8.1 他の枠組みにおけるウェルビーイングの側面
著者略歴
経済協力開発機構(OECD)(ケイザイキョウリョクカイハツキコウオーイーシーディー keizaikyouryokukaihatsukikouooiishiidii)
国立教育政策研究所(コクリツキョウイクセイサクケンキュウジョ kokuritsukyouikuseisakukenkyuujo)
タイトルヨミ
カナ:ピザニセンジュウハチネンチョウサヒョウカノワクグミ
ローマ字:pizanisenjuuhachinenchousahyoukanowakugumi

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
泣くな、わが子よ
ノーベル賞候補であり続ける文学者の代表作

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。