パブリブ 我が社の一冊 2020
- 旧ドイツ領全史
- 衣笠太朗/著
- パブリブ
- 978-4-908468-44-5
出版社からのおすすめコメント
カール・レーフラー事件、池内紀、舛添要一のヒトラー本検証などで、以前にも増して監視の目が厳しくなってきているドイツ史研究界。一般向けの概説書及び準学術啓蒙書として、本書を出すにあたって緊張感はいつになく高まった。告知後、Twitterでは数千RTされ、期待が高まると同時にその緊張感もピークへ。そして恐る恐る出版。否定的な声は聞こえず、むしろ賞賛の嵐。発売後一ヶ月もしない内に在庫がなくなり、重版へ。そしてそれもすぐに無くなり、3刷りまで到達した。「安過ぎるのではないか?」とのコメントを多数頂く。出版助成金などは一切得ておらず、市場の売上だけで勝負。もう少し値段を上げておけば良かった悔やんでいる。内容紹介
そこはなぜドイツになり、そしてなぜドイツではなくなったのか?
周辺各国の地理・歴史だけでなく、多文化主義・地域統合
安全保障・複合国家論・国民国家論・エスニシティ等
あらゆる現代社会科学の研究テーマに波及する
●カラーで紋章・旗・歴史観光ガイド ●膨大な量のドイツ時代の古写真
●時代ごとの境界・国境変遷地図 ●現統治国言語名とドイツ名を必ず併記
■オストプロイセン 歴代君主の戴冠地ケーニヒスベルクを擁すプロイセンの中核
■ヴェストプロイセン ポーランド分割後にプロイセンと一体化させられた係争地
■シュレージエン ピァスト朝・ハプスブルクを経て、工業化を果たした言語境界地域
■ポーゼン プロイセンによって「ドイツ化」の対象となった「ポーランド揺籃の地」
■ヒンターポンメルン スウェーデン支配を経て保守派の牙城となったバルト海の要衝
■北シュレースヴィヒ 普墺戦争からドイツ統一、デンマーク国民国家化への足掛かり
■エルザス=ロートリンゲン 独仏対立の舞台から和解の象徴、欧州連合の中心地に
■オイペン・マルメディ ベルギーの中のドイツ語共同体と、線路で分断された飛び地
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