近刊検索 デルタ

2014年3月7日発売

ありな書房

出版社名ヨミ:アリナショボウ

絵画と受容 クーザンからダヴィッドへ

クーザンからダヴィッドへ
フランス近世美術叢書
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内容紹介
頭脳的て観念的、しなやかに弧を描く曲線への愛着、異教の女神たちの官能的な姿態、イタリア人文主義に色濃く染められた難解な寓意表現、これらのフォンテーヌブロー派が切り拓いたフランス近世美術の誕生と展開の道程、クーザンからプッサンへ、ロランからヴァトーへ、シャルダンからフラゴナールへ、グルーズからダヴィッドへ、フランス近世美術の発展と精華を明らかにする。
目次
プロローグ フランス精神の輝き──古典主義絵画の誕生  大野芳材
第1章 ジャン・クーザン《エヴァ・プリマ・パンドラ》  田中久美子
第2章 技芸が自然を助ける(Ars naturam adiuvans)──ニコラ・プッサン《エリエゼルとリベカ》  望月典子
第3章 ニコラ・プッサン〈四季〉連作──その意味構造をめぐって  栗田秀法
第4章 クロード・ロランとタッソ──《エルミニアと羊飼い》を考える  小針由紀隆
第5章 雅宴画の変容──ヴァトーからフラゴナールへ  大野芳材
第6章 シャルダン《オリーヴの壜詰め》──光と色彩の知性、静物画の革新  船岡美穂子
第7章 フラゴナール《サン・クルーの祭》  吉田朋子
第8章 グルーズ事件──グルーズ《息子カラカラを叱責するセプティミウス・セウェルス帝》  伊藤已令
第9章 ダヴィッドの歴史画──《ホラティウス兄弟の誓い》の造形を中心に  矢野陽子

エピローグ フランス近世の絵画と受容──解説にかえて  大野芳材
人名索引
著者略歴
大野芳材(オオノヨシキ oonoyoshiki)
青山学院短期大学教授 フランス近世美術の第一人者
田中久美子(タナカクミコ tanakakumiko)
文星芸術大学美術学部准教授 フランス中世近世美術の専門家 とくにフォンテーヌブロー派
栗田秀法(クリタヒデノリ kuritahidenori)
名古屋大学教授 フランス近世美術 プッサンの専門家
望月典子(モチヅキノリコ mochizukinoriko)
慶應義塾大学講師 フランス近世美術 プッサンの専門家
小針由紀隆(コハリユキタカ kohariyukitaka)
静岡芸術大学教授 イタリア・フランス近世美術専攻
船岡美穂子(フナオカミホコ funaokamihoko)
東京藝術大学美術学部講師 フランス近世美術 シャルダンの専門家
吉田朋子(ヨシダトモコ yoshidatomoko)
京都ノートルダム女子大学講師 フランス近世美術 フラゴナールの専門家
伊藤已令(イトウミレイ itoumirei)
明治学院大学講師 フランス近世美術 グルーズ、ブーシェの専門家
矢野陽子(ヤノヨウコ yanoyouko)
青山学院大学講師 フランス近世美術 とくにダヴィッドの専門家
タイトルヨミ
カナ:カイガトジュヨウ
ローマ字:kaigatojuyou

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